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ピアソラ生誕100年リトアニアのスター奏者マルティナス・レヴィキスによる「アコンカグア」と「四季」 ★2021年はアルゼンチン・タンゴに革命を起こした鬼才アストル・ピアソラの生誕100年。 リトアニア生まれのスター、アコーディオン奏者マルティナス・レヴィキスによる、ピアソラのバンドネオン協奏曲「アコンカグア」とブエノスアイレスの四季のアルバムがリリースされます。 アンデス山脈最高峰の山の名前を取ったバンドネオン協奏曲。アコンカグアとは、ピアソラの故郷・アルゼンチンとチリとの国境付近にそびえたつ南米最高峰の山。今回は、マルティナス・レヴィキスのアコーディオンによる演奏。彼の卓越したテクニックで、作品の情熱と哀愁を表現しています。モデスタス・ピトレナス指揮リトアニア国立交響楽団と2020年11月にリトアニア行ったライヴ収録。 そして「ブエノスアイレスの四季」。1965年に第1曲目の「ブエノスアイレスの夏」を書いた際には、「四季」とする予定はなかったそうですが、1969年に「秋」「冬」が書かれ,最後に「春」が書かれて4部作となりました。ブエノスアイレスに訪れる季節の雰囲気を見事に表現したピアソラの不朽の名作。マルティナス・レヴィキスも度々共演している室内オーケストラのミクロオーケストラとの演奏で、2019年1月にリトアニアのレコーディング・スタジオでセッション録音。 収録情報 曲目・内容 ピアソラ:1. バンドネオン協奏曲「アコンカグア」(アコーディオン演奏)2. ブエノスアイレスの四季 アーティスト(演奏・出演) マルティナス・レヴィキス(アコーディオン)[track-1] リトアニア国立交響楽団 モデスタス・ピトレナス(指揮) [track-2] ミクロオーケストラ レコーディング 録音: [track-1] 2020年11月、リトアニア国立フィルハーモニー(ライヴ) [track-2] 2019年1月、リトアニア文化センターレコーディング・スタジオ
ラフマニノフ生誕150年記念 プレトニョフによるラフマニノフのピアノ協奏曲全曲録音! RIO結成後初のコンサートでのライヴ収録! 指揮はケント・ナガノ! ★ミハイル・プレトニョフが新たに創設したラフマニノフ国際管弦楽団 (RIO) による第2弾アルバムの登場。第1弾は、『チャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」&シチェドリン:カルメン組曲』というオーケストラ作品をプレトニョフによる指揮で録音したものでしたが、今回は、2023年に生誕150年を迎えたラフマニノフのピアノと管弦楽のための作品全曲 (4つのピアノ協奏曲、パガニーニの主題による狂詩曲) 。ピアノはもちろんプレトニョフ、そして指揮にはケント・ナガノを迎え、スイスの新ホール『ロゼ・コンサート・ホール』でライヴ録音されました。オーケストラが結成されて、はじめての公の場での演奏となりました。 ロシアを代表する作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) は、優れたピアニストであり、多くのピアノ作品を作曲しています。ピアノのための協奏作品は全部で5つ。それらは様々な時代に書かれ、独自の個性を放っています。当盤にはそれらすべてが収められており、ラフマニノフという作曲家の書法の変遷をたどることのできる内容です。さらにプレトニョフの演奏によって、それぞれの作品の個性が存分に引き出されていると言えるでしょう。モスクワ音楽院在学中に卒業試験のために書かれた瑞々しいピアニズムをもつ第1番。ラフマニノフの代表作でありピアノ音楽全体の中でも屈指の名曲第2番。技術、表現力ともに最高難度を誇る作品第3番。これまでの作品とは違った厳粛な雰囲気、そして成熟したロマンティシズムをもつ第4番。パガニーニの《24の奇想曲》の第24番〈主題と変奏〉の主題が用いられた、ラフマニノフらしい甘美で繊細な雰囲気の「パガニーニの主題による狂詩曲」。 ラフマニノフを深く敬愛するプレトニョフは、指揮者としてもピアニストとしてもその作品に熱心に取り組み、コンサートでも録音でもその実績は認められ、さらに今回はオーケストラにその名を冠するほど。2023年には東フィルと全曲演奏会を開催するなど、いまラフマニノフを聴くならプレトニョフと言わしめる最高の演奏を堪能することができます。 ミハイル・プレトニョフ 1978年第6回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で優勝し、以来国際的なピアニストとして活躍。1990年にはロシア・ナショナル管弦楽団 (RNO) を設立し、自身も指揮者、音楽監督として演奏会だけではなく数多くの録音を行い、積極的な活動を展開。2022年にスロヴァキアの首都ブラティスラヴァを拠点とした新しいオーケストラ、ラフマニノフ国際管弦楽団 (RIO) を設立。楽団名はプレトニョフが以前より影響を受け、愛した祖国を離れなければならなかった作曲家ラフマニノフの名を冠しています。 オーケストラメンバーは、RNO の元メンバーや本拠地スロヴァキア、オーストリア、ウクライナなどの東西の優れた演奏家で構成されている。 収録情報 曲目・内容 ラフマニノフ: Disc 1 ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30 Disc 2 ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1 ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40 パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 アーティスト(演奏・出演) ミハイル・プレトニョフ (ピアノ) 使用楽器:Shigeru Kawai Grand Piano, SK-EX (調律師:山本有宗) ケント・ナガノ (指揮) ラフマニノフ国際管弦楽団 アシスタント・コンダクター:ウラディスラフ・ラヴリク コンサート・マスター:アルトゥール・ポドレスニー レコーディング 録音:2023年10月、ロゼ・コンサート・ホール、ロール、スイス (ライヴ)
福間洸太朗、待望の「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」レコーディング! 日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる弦楽五重奏をバックに、 繊細で瑞々しく、華麗なピアニズムが展開します ★横浜みなとみらいホールの休館期間中 (2021年1月〜22年10月) 、横浜市内各区のホールや公会堂などの文化施設を巡り、室内楽編成による協奏曲をお届けするシリーズ「横浜18区コンサート」が開催されています。 ★このCDは、同コンサート・シリーズの中から、2022年1月27日に鶴見区民文化センター サルビアホールで開催された、福間洸太朗と日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる演奏をライヴ収録したものです。 ★ソリストの福間洸太朗は、多岐にわたるジャンルのCDをリリースするかたわら、国内外の著名オーケストラとの共演も多く、今日まで、たくさんのファンを魅了してきました。今回、日本フィルハーモニー交響楽団の俊英メンバーによる弦楽五重奏との共演による、待望の「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」の録音が完成しました。 ★コロナ禍により、客席数が制限されるなどの影響を受ける中で行われた演奏会、ソリストと弦楽五重奏メンバーたちが心を通わせ、豊かな共感をもって表現したショパンの抒情的な世界は、聴衆に深い感動を与えました。 収録情報 曲目・内容 フレデリック・ショパン: 1. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 (ケヴィン・ケナー、クシシュトフ・ドンベク 室内楽版編曲) 2. ノクターン第8番 変ニ長調 Op.27-2 アーティスト(演奏・出演) 福間洸太朗 (ピアノ) (1) 日本フィルハーモニー交響楽団メンバー (弦楽五重奏) 【田野倉雅秋 (ヴァイオリン) 、竹歳夏鈴 (ヴァイオリン) 、安達真理 (ヴィオラ) 、石崎美雨 (チェロ) 、高山智仁 (コントラバス) 】 レコーディング ライヴ録音:2022年1月27日 / 横浜市鶴見区民文化センター サルビアホール
アルゲリッチが惚れ込んだ幻のピアニスト、待望のLP化! 超貴重ギュラーのコンチェルト録音! ★TAHRAレーベルの音源をALTUSがライセンスし、LP用のリマスタリングを施しアナログ・マスター・テープを作成した上で製品化。ヨウラ・ギュラーの貴重な協奏曲録音がLPでお楽しみ頂けます。 ★収録曲はベートーヴェンの4番とショパンの2番。どちらも天才ギュラーの繊細さと豪快さがよく活かされています。勢いに乗ってときに豪放磊落なまでの爽快な弾きっぷりを聴かせるギュラーですが、たまに見せる繊細な表情もまた素晴らしく、ショパン2楽章での最弱音による愛の歌には心が揺さぶられます。天才ほとばしるソリストに対し、フランス音楽界の礎を築いた巨匠アンゲルブレシュトと自ら創設したフランス国立放送管の名コンビが好サポートを見せ、音楽のレベルをさらに一段と高めています。 収録情報 曲目・内容 ヨウラ・ギュラーの至芸 協奏曲編 第1集 [LP1] ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21 (A面:第1楽章、B面:第2・3楽章) [LP2] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58 (A面:第1楽章、B面:第2・3楽章) アーティスト(演奏・出演) ヨウラ・ギュラー (ピアノ) デジレ=エミール・アンゲルブレシュト (指揮) フランス国立放送管弦楽団 レコーディング 録音:[LP1] 1959年6月21日、[LP2] 1958年5月15日 (いずれもライヴ)
ビオンディ&エウローパ・ガランテによる メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 (ニ短調) ! ★ビオンディ率いるエウローパ・ガランテがメンデルスゾーンを録音しました!メンデルスゾーンが11歳から18歳の間に書き上げた作品がプログラムされています。ビオンディは、「メンデルスゾーンの”若書き”の作品と成熟した時期の作品を見分けるのは難しい、なぜならメンデルスゾーンは最初からすべてを持っていたから」と語っていますが、たしかにどれも、名曲として知られる作品と同様の天才のきらめきに満ちた美しい作品ばかり。バッハの伝統と、ロマン派のみずみずしい萌芽とが感じられます。「ヴァイオリン協奏曲」は、独奏楽器と弦楽群が対等な扱われ方で、バロック期の協奏曲のようでありながら、ソロ楽器の随所に美しく歌うメロディもちりばめられた魅力的な作品。ビオンディのヴァイオリン・ソロの美しさが炸裂し、また、技巧的な部分も華やかさに満ちています。「サルヴェ・レジーナ」は独唱と弦楽のための作品ですが、弦楽のアンサンブルが、伴奏に徹するというより歌いまくっていて、少年メンデルスゾーンが書き上げた宗教作品の美しさをこれ以上なく引き出しています。バロックのレパートリーを知り尽くしたビオンディとエウローパ・ガランテによるメンデルスゾーンは、メンデルスゾーンが過去の巨匠に大きな敬意を持ち、バッハ復興に大きな役割を果たしたことを考えるとさらに格別な意味と重みがあります。 ファビオ・ビオンディ (ヴァイオリン・指揮) レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルやイングリッシュ・コンソートで活躍したのち、1990年にエウローパ・ガランテを設立。イタリアのピリオド楽器アンサンブルとして瞬く間に世界を席巻する。モダン・オケや室内オケの指揮もしている。オペラにも精力的に取り組み、ドニゼッティやヴェルディまでも指揮している。ヴァイオリン奏者としても、高い評価を得ている最新盤バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲 (KKC-4297) をはじめ、世界中で常に注目されている。 エウローパ・ガランテ バロックと古典派のレパートリーを演奏するイタリアのピリオド楽器アンサンブルを結成したいと考えた音楽監督ファビオ・ビオンディによって、1990年に設立された。演奏形態はさまざまで、17世紀イタリアの作曲家による弦楽ソナタなどの室内楽を多く演奏している。ヘンデルやヴィヴァルディのオペラをはじめ、古典派以前の器楽曲も多く演奏している。 収録情報 曲目・内容 メンデルスゾーン (1809-147) : ・弦楽のためのシンフォニア第2番 ニ長調 (1821) ・ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調 (1822) ・ソプラノと弦楽のためのサルヴェ・レジーナ 変ロ長調 (1824) * ・弦楽四重奏のためのフーガ 変ホ長調 (1827) ・弦楽のためのシンフォニア第5番 変ロ長調 (1821) ・ピアノと弦楽のためのラルゴ ニ短調 (1820) ・3声のフーガ ト短調 (1820) ・3声のフーガ ニ短調 (1820) アーティスト(演奏・出演) ファビオ・ビオンディ (ヴァイオリン、指揮) エウローパ・ガランテ パオラ・ポンチェット (フォルテピアノ) モニカ・ピッチニーニ (ソプラノ) * レコーディング 録音:2020年7月11-13日、サラ・ギスレリ (アッカデミア・モンティス・レガリス) 、モンドヴィ (イタリア)
フランス国立視聴覚研究所 (INA) 提供音源 これはすごい! シェリングがノヴェロと共演したドッペル・コンチェルトの初出音源の登場! シェリングが愛奏したポンセの初出音源も大変貴重! ★スペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」。フランス国立視聴覚研究所 (INA) 保有音源からの正規初出CD化、期待の新譜は、シェリングがパリで演奏したバッハ&モーツァルト (1971年録音) 、ポンセ (1960年録音) の協奏曲です!ポーランドに生まれ、1946年にメキシコ市民権を取得し以後世界的に活躍した正統派ヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリング (1918-1988) 。 ★バッハのドッペル・コンチェルトはPhilipsレーベルで1965年、1976年に2度セッション収録していますが、当演奏はちょうど中間にあたる1971年12月のライヴ。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番とともにシェリング弾き振りでの演奏です。 ★ドッペル・コンチェルトの共演は20世紀メキシコを代表するヴァイオリニスト、指揮者のエルメロ・ノヴェロ (1930-1983) です。幼いころに父を亡くすもヴァイオリンの才能を見出したノヴェロの母が、子供たちとともにメキシコ・シティに移り住んだ苦労人。奨学金を得てニューヨークのジュリアード音楽院で学び、ルイス・パーシンガー (1887-1966) 、イヴァン・ガラミアン (1903-1981) ら、高名なヴァイオリン教育者たちに師事。また指揮をセルジュ・チェリビダッケ (1912-1996) 、レオン・バルザン (1900-1999) に師事しています。自由に歌うノヴェロのヴァイオリン。時にテンポを揺らしながらシェリングとのバッハを楽しみながら奏でています。 ★モーツァルトの第3番は1969年にPhilipsレーベルにセッション収録しておりますが、その2年後の演奏が当ライヴです。69年同様サム・フランコ作のカデンツァを演奏。正確無比にして気品があるモーツァルトは流石!シェリングといえます。 ★そして、シェリングに献呈されたマヌエル・ポンセのヴァイオリン協奏曲。Philips、Mercury、DGには録音はしなかったものの生涯演奏してきたシェリングの愛奏曲にしてポンセの代表作。ポンセはイタリア、ドイツに遊学、フランスではポール・デュカス (1865-1935) に師事し、近代フランス音楽の影響を受けながら独自のスタイルを確立しました。シマノフスキを思わせる、E線の高音域と重音を多用したヴァイオリン独奏と、色彩豊かなオーケストラとの掛け合いが実に魅力的。メキシコの名指揮者カルロス・チャベスの好サポートを得て堂々たる演奏を聴かせてくれます。ライヴ演奏こそシェリングの凄みが伝わってくる熱演です! ※日本語帯・解説は付きません。 収録情報 曲目・内容 ヘンリク・シェリング・ライヴ・イン・パリ (J.S.バッハ、モーツァルト、ポンセ) ●J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043* ●モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 (カデンツァ:サム・フランコ) エルメロ・ノヴェロ (第2ヴァイオリン) * ヘンリク・シェリング (ヴァイオリン&指揮) 、フランス公共放送室内管弦楽団 ライヴ録音:1971年12月24日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、104スタジオ内大ホール (パリ) 【ステレオ】 ●ポンセ:ヴァイオリン協奏曲 ヘンリク・シェリング (ヴァイオリン) フランス国営放送フィルハーモニー管弦楽団、カルロス・チャベス (指揮) ライヴ録音:1960年10月4日/シャンゼリゼ劇場 (パリ) 【ステレオ】 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供 (24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
奇才マエストロと老舗オーケストラの邂逅 ショパン、リストの系譜を受け継ぐ 名ピアニストも加わって古典の佳き味わいが広がります ★ターラレーベルが力を入れてリリースしていた指揮者の一人、アーベントロート。その強烈に個性的な演奏が刻まれた名盤をALTUSがリマスター復刻いたしました。オリジナルは長らく廃盤であり、唯一無二の痛快な演奏に改めて向き合える貴重な1枚の登場です。★爆演指揮者のインパクトが強いアーベントロートですが、古典派音楽では「古典本来の美しさ」を真っ直ぐに提示する、こけおどしの無い演奏を聴かせます。いぶし銀の音色を伝家の宝刀とする老舗オーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンとの共演であるこのモーツァルトでは、アーベントロート流古典演奏の美質がしかと炸裂。鑿で削り出した彫刻のような音響の『セレナータ・ノットゥルナ』では純度の高い力強さに心が打たれます。加えて、絶品の音色を聴かせるしなやかなコンチェルティーノも堪らぬ魅力となっています。ショパンの弟子に学んだ母からピアノの手ほどきを受け、リストの高弟ザウアーに学んだ名ピアニスト、アスケナーゼを迎えた『戴冠式』では、さらにそれぞれの個性が互いを高めあう演奏となっており、古典的均整の中にあって自由度が増し、豊かなイマジネーションが広がっていきます。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:1. セレナーデ第6番 ニ長調『セレナータ・ノットゥルナ』 K. 2392. ピアノ協奏曲第26番 ニ長調『戴冠式』 K. 537 アーティスト(演奏・出演) ステファン・アスケナーゼ(ピアノ[track-2])ヘルマン・アーベントロート(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン レコーディング 録音:1956年2月3日
クーレンカンプの亡命先スイスでのブルッフ、 ブラームス・ドッペルの名録音 ★クーレンカンプは大戦末期にスイスに亡命し戦後もそこを拠点としました。新興のDeccaは当時同じようにスイスに移っていたシューリヒトと組んだ録音を2つ残しています。中でもチェロのマイナルディと組んだブラームスの二重協奏曲は貴重な録音です。録音もDeccaの優秀録音を思い出させるものです。またレーガーのアンダンテ・ソステヌートは、ブラームスの協奏曲 (OPK2091) の最後の面の穴埋め用に録音されたものですが、Tully Potter氏はクーレンカンプの最高の演奏と絶賛しており、氏のリクエストで含んだものです。 収録情報 曲目・内容 クーレンカンプ 協奏曲録音 Vol.5 1. ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品 26 2. ブラームス:二重協奏曲 ニ長調 作品 77 3. レーガー:無伴奏ソナタ イ短調 Op 91-1 よりアンダンテ・ソステヌート アーティスト(演奏・出演) ゲオルク・クーレンカンプ (ヴァイオリン) 1. カール・シューリヒト (指揮) 、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 2. エンリコ・マイナルディ (チェロ) 、カール・シューリヒト (指揮) 、スイス・ロマンド管弦楽団 レコーディング 1. 1947年 2. 1947年 3. 1937年 原盤:英 Decca SP, 独 -Telefunken SP (レーガー)
歴史あるオリジナル楽器アンサンブル、カペラ・サヴァリアが テレマンの二重&三重協奏曲を録音! ★ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。HUNGAROTONレーベルより積極的なリリースが続いておりますが当アルバムではテレマンを取り上げました。多作で知られるテレマン。ここでは2つまたは3つの独奏楽器のための協奏曲を録音しました。テレマンは複数の楽器を独奏させることで聴衆を楽しませる創意工夫をしており、ここに聴く協奏曲でもそれぞれの独奏楽器の個性が光ります。 ★当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体。これまでに数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなどその高水準の演奏には定評があります。カッロー率いる当団は極めて端正で硬派な演奏スタイルが特徴で溶け合うようなアンサンブルが魅力です。 収録情報 曲目・内容 テレマン: 1. リコーダーとフルートのための協奏曲 ホ短調 TWV 52:e1 2. 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 TWV 52:C2 3. 2つのヴィオラのための協奏曲 ト長調 TWV 52:G3 4. フルートとヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調 TWV 52:e3 5. 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV 52:G2「ダルムシュタット・コンチェルト」 6. 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 TWV 53:F1 アーティスト(演奏・出演) ジョルト・カッロー (指揮、 (2,4,5,6) ヴァイオリン、 (3) ヴィオラ) ラースロー・パウリク ( (2,5,6) ヴァイオリン) ダーニエル・パップ ( (6) ヴァイオリン) ガーボル・ラーツ ( (3) ヴィオラ) ガーボル・プレホファー ( (1) リコーダー) アンドレア・ベルタラン ( (1,4) フルート) カペラ・サヴァリア (オリジナル楽器使用 a'=415Hz) セッション レコーディング 録音:2020年8月20-22日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ (ハンガリー)
クリスティがハイドンの交響曲を録音!日本語帯・解説付き ★クリスティ率いるレザール・フロリサンが、ハイドンの交響曲を録音しました!クリスティは「自分は今、人生において、好きなことをさせてもらえる時期」と語り、ハイドンの作品には絶大な敬意を抱いていて、ハイドン作品はずっとやりたいことリスト (机の上) にあった、といいます。これまでにもオラトリオは録音してきていますが、交響曲!バロックに長年取り組んできた音楽家として、ハイドンの作品に最高級の敬意を払いながら、あらためて真価を問い、ハイドン作品に新鮮味をもたらし、ハイドンのために身を捧げたいと語るクリスティの並々ならぬ思いが詰まったハイドン。レザール・フロリサンの器楽メンバーの素晴らしさがこれ以上ない形で引き出されており、どの音も、喜びと明るさ、そして軽やかさに満ちています。 ★ハイドンの「パリ交響曲」はいずれも当時のパリの新設オーケストラ、コンセール・ド・ラ・オランピックのために書かれたものですが、ハイドンがウィーンで指揮していたオーケストラはこれよりも小規模だったことなどから、様々な規模のオーケストラが演奏したと考えています。ただ、パリの聴衆のために書かれたということで、フランスが好む華やかさがあり、パリのこの新オーケストラのアンサンブルの正確さと質が生きる作品になっていることは確かとも述べています。ここではVnI=6名、VnII=4-6名、Vla=3-4名、Vc=4-5名、コントラバス2名、そして管楽器という編成で演奏しています。 ★ヴァイオリン協奏曲第1番は、エステルハージお抱えのオーケストラ (総勢15名ほど) のコンサートマスターだった、作曲家にしてヴァイオリンの大名手のルイージ・トマジーニのために書かれた作品。弦楽アンサンブルとソロのための作品です。クリスティはここで、ド・スワルテに指揮をまかせ、自身はリハーサルの時も本番の時も、オーケストラの中に座っていたといいます。ハイドンによる、ポルポラ仕込みの洗練されたイタリア様式の熟練が光る名作です。ド・スワルテの瑞々しくも大胆な演奏にも注目です。 ★ライヴ収録のため、各曲の最終楽章終了後拍手が入ります。 収録情報 曲目・内容 ハイドン:パリ交響曲集+ヴァイオリン協奏曲 [CD1] ・交響曲第84番 変ホ長調 Hob.I:84 ・交響曲第85番 変ロ長調 Hob.I:85《王妃》 [CD2] ・ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIa:1* ・交響曲第86番 ニ長調 Hob.I:86 ・交響曲第87番 イ長調 Hob.I:87 アーティスト(演奏・出演) レザール・フロリサン ウィリアム・クリスティ (指揮 (ヴァイオリン協奏曲以外) ) テオティム・ラングロワ・ド・スワルテ (ヴァイオリン/ヴァイオリン協奏曲*弾き振り) レコーディング 録音:2020年10月 (第84&87番) 、2022年3月 (第85,86番、協奏曲) /シテ・ド・ラ・ミュジーク (パリ)
「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」 本家エテルナのオリジナル・サウンドに最も忠実な音! 第6弾は、巨匠ブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンの名管楽器奏者たちによる モーツァルトの協奏曲集&ディヴェルティメント集 ★全盛期のエテルナのアナログ・レコードの音を限りなく再現すべく、オリジナル音源から新規デジタル・マスタリングした、キングインターナショナルのシリーズ「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」。第6弾は、シュターツカペレ・ドレスデンの名管楽器奏者たちによるモーツァルトの協奏曲集。指揮は当時まだ40代半ばであったヘルベルト・ブロムシュテット。さらにブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンとの蜜月に刻まれたモーツァルトの名録音で有名なディヴェルティメント集を含んだ充実の内容を1枚のSACDに収めました。 モーツァルトがホルンのために書いた作品は、協奏曲が4つ、コンサート・ロンドが1つ、さらにホルン五重奏曲 (KV407) を残しています。これらの多くはザルツブルク宮廷楽団のホルン奏者を務めていたヨーゼフ・ロイトゲープ (1732〜1811) のために書かれたと言われています。名作の影に名手あり、といったところですが、今回ソリストとして登場するホルン奏者も時代を代表する名匠ペーター・ダム (1937〜) 。1969年から2002年までシュターツカペレ・ドレスデンの首席ホルン奏者として同団の栄光を支えたひとり。そして同録のフルート協奏曲、オーボエ協奏曲でも、この名門オーケストラの首席奏者二人が登場しています。ドレスデン生まれの名フルート奏者、ヨハネス・ヴァルター (1937〜) と旧東ドイツを代表するオーボエ奏者クルト・マーン (1923〜2015) 。いつも同じ呼吸している奏者がソロを担当することにより、自然で気負いのない伸びやかな協奏曲に仕上がっています。続いてディヴェルティメント集では、1970年代後半のブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンの息吹を感じさせる演奏。ディヴェルティメントの軽妙で優雅な音楽に見事に当てはまる名演と言えるでしょう。 引き続き企画監修は、ヴィンテージレコードショップ「エテルナトレーディング」の店主で、日本にETERNAのレコードを流布させた"仕掛け人"でもある高荷洋一氏。今回の解説には、ソリストたちの個性、そして楽器に焦点を当てた興味深い内容となっています。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:ホルン、フルート、オーボエ協奏曲集&ディヴェルティメント集 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791) : ホルン協奏曲第1番 ニ長調 KV 412 (386b) ホルン協奏曲第2番 変ホ長調KV417 ホルン協奏曲第3番変ホ長調KV447 ホルン協奏曲第4番変ホ長調KV 495 ホルンと管弦楽のためのロンド変ホ長調KV371 フルート協奏曲第1番KV313 (285c) フルート協奏曲第2番ニ長調KV314 (285d) フルートと管弦楽のためのアンダンテハ長調KV315 (285e) オーボエ協奏曲ハ長調KV314 ディヴェルティメント ニ長調KV136 (125a) ディヴェルティメント 変ロ長調KV137 (125b) ディヴェルティメント ヘ長調KV138 (125c) アダージョとフーガ KV546 アーティスト(演奏・出演) シュターツカペレ・ドレスデン ヘルベルト・ブロムシュテット (指揮) ペーター・ダム (ホルン) ヨハネス・ヴァルター (フルート) クルト・マーン (オーボエ) レコーディング 録音日:[ホルン] 1974年3月, [フルート&オーボエ] 1973年2月、12月, [ディヴェルティメント] 1976年11月 録音場所:ドレスデン・ルカ教会
ベザイデンホウト&FBOによる待望のモーツァルト協奏曲集第3弾! 音楽する喜びに満ちたジュノーム ★クリスティアン・ベザイデンホウトと FBO によるモーツァルトの協奏曲集シリーズ第3弾の登場!これまでにHMC-902147/KKC-5273 (第17番、ロンド K 386、第22番/ 2012年録音) 、HMC-902218/KKC-5664 (第11, 12, 13番/2014年) がリリースされており、その後はベートーヴェンのピアノ協奏曲や、イザベル・ファウストとのバッハのソナタ集などでも素晴らしい演奏を聴かせてくれていましたが、「モーツァルトの再来」とも称されるベザイデンホウトによる、待望のモーツァルト続編の誕生、ということになります!第9番「ジュノーム」と第18番という組み合わせは、女性に捧げられた2作、という点で共通しています。 ★1777年1月に完成された「ジュノーム」は、第1楽章の冒頭からアレグロでオーケストラが短い問いかけをし、それにピアノが応える、という斬新な幕開け。ジュノーム (Jeunehomme) として知られていますが、当時プロのピアニストとしても活躍していたルイーズ・ヴィクトワール・ジュナミ (Jenamy) (モーツァルトの大の友人の娘) に捧げられたもの。終楽章のロンドでのベザイデンホウトの小気味よい指さばきと、ベザイデンホウトが展開する世界に一糸乱れず絶妙にからんで色を添えるオーケストラのうまさは格別です。 ★第18番は、1784年9月30日、モーツァルトの二人目の子供であるカール・トーマスの誕生日に完成されました。ウィーンに定住し始めて3年目のころで、音楽家 (演奏・作曲) として認められ、生計を立てていく重要な手段として、ピアノ協奏曲を多く書いた時期でした。この1784年に完成したピアノ協奏曲は6作あるほどです (14-19番) 。さらに、『後宮』 とダ・ポンテ三部作の間の時期という、まさに神がかった時期の作品といえます。こちらも当時ピアニスト、そしてオルガン奏者、作曲家などとして活躍していたマリア・テレジア・フォン・パラディス (1759-1824) のために書かれたといわれています。第2楽章の、フィガロの結婚のバルバリーナの有名なアリアを思わせる雰囲気の前奏につづいてベザイデンホウトが奏でる歌は実に雄弁。パッセージの間の取り方や、休符に漂う豊かな香りも絶妙で、ひきつけられます。終楽章での、FBOの面々が奏でる豊かな響きに包まれる喜びもまた格別なものがあります。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト: ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」 ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456 アーティスト(演奏・出演) クリスティアン・ベザイデンホウト (フォルテピアノ/ヴァルター&ゾーン・ピアノ (ウィーン、1805年頃) のコピー (ポール・マクナルティ製、2008年) ) フライブルク・バロック・オーケストラ (コンサートマスター:ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ) レコーディング 録音:2021年5月、アンサンブルハウス、フライブルク
整然として精緻、そして奔放! ほとばしる才気とあざやかに煌めく知性 頭脳派ピアニスト・ラツィックがついに挑んだ モーツァルトの協奏曲シリーズ第1弾! 日本語帯・解説付き ★ピアニスト・作曲家として活躍する才気あふれる音楽家、ラツィックによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ第1弾。シリーズ全3枚で6曲の協奏曲を収録予定です。異なる創作時期・編成・スタイルを並置させることでモーツァルトのゆたかな秘儀をあらわにし、またカデンツァやアインガングをラツィック作で統一することで各曲を密接に結び付けていく、というコンセプトが掲げられています。 ★ラツィックは現代ピアノで演奏するにあたって、発音・フレージング・アーティキュレーションなどあらゆる事象を注意深く検討・調整し、オーケストラとのバランスも徹底的に吟味しました。和声進行のグラデーションに即したテンポ変化、軽やかにして理路整然とした物言い、知的な奔放さといった頭脳派ならではの見事な解釈が結晶化しています。フリエンドのバックも機敏な反応を見せ、ピアノと共に動きのある音楽を作っていくさまが大いに刺激的。こまかい作り込みながら響きは小型にならず、たっぷりとモーツァルトの音楽を鳴らしているのも好印象。23番アダージョの深淵とフィナーレの嬉々とした輝きは当ディスクのハイライトと言えます。 ★ソナタ (K.333/315c) からのラツィック編曲版は「独奏ピアノ、オーボエ2、ホルン2、ファゴット、弦五部」という完全な協奏曲編成。もともとこのロンドはモーツァルト自身がカデンツァを書き込んでいる珍しい楽章で協奏曲に親和性があるため、面白い試みです。ここからさらにラツィックが手を加えた「ピアノ四重奏版」は既に録音があるものの、この管弦楽伴奏版は初録音。カデンツァはモーツァルトの書いた通りに弾かれますがピアノ・パート全体は原曲そのままではなく、オーケストラにも旋律が託されます。ハ短調で提示されるテーマにはオーボエがあてがわれたりと管楽器の用法もじつに多彩で本当のモーツァルトの協奏曲のよう。ラツィックの高い作曲センスにうたれます。 デヤン・ラツィック クロアチアの音楽一家生まれ。ザルツブルク・モーツァルテウムでクラリネット、ピアノ、作曲を学び、モーツァルト作品を集中的に研究した。またハンガリーのバルトーク音楽祭に何度も参加し、イムレ・ローマン、ゾルターン・コチシュ、ペーター・エトヴェシュらから薫陶を受ける。ピアニストとしてさまざまなレーベルで録音を残しており、2009年にECHOクラシック賞 (キリル・ペトレンコ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番) 、2021年にOPUSクラシック賞 (モーツァルト:ピアノ四重奏曲集) を受賞。作曲活動も高く評価され、現在は初のオペラ作品に取り組んでいる。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 第1集 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488 モーツァルト/ラツィック編:《ロンド・コンチェルタンテ》-アレグレット・グラツィオーソ (ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333/315c 第3楽章からの編曲/世界初録音) モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449 アーティスト(演奏・出演) デヤン・ラツィック (ピアノ) ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド (指揮) ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 レコーディング 録音:2022年2月14-17日/ノルウェー、ベルゲン、グリーグホール
LP完全初出・貴重音源! 伝説のコンマスが遺した歴史的名演の数々 シュヴァルベとコルベルクの協奏曲録音! ★Meloclassicレーベルからリリースされた貴重音源を初LP化。LP用にリマスターを施し、アナログのマスターテープを作った上でLP化しております。 ★カラヤンに抜擢され帝王の右腕として数々の名演を彩ったシュヴァルベ。ゴールドベルクの後任としてフルトヴェングラー時代を生き、セルにも物怖じしない信念で自身の音楽を貫いたコルベルク。ベルリン・フィルの伝説的コンサートマスターであるふたりの超貴重な協奏曲録音を初LP化。 ★シュヴァルベの輝かしい音が堪能できる3曲の協奏曲はどれも絶品。シューリヒトの伴奏に乗ったコルベルクの薫り高い音色も魅力的です。 収録情報 曲目・内容 ベルリン・フィル 伝説のコンサートマスター 第2集 シュヴァルベとコルベルク 協奏曲編 ミシェル・シュヴァルベ (ヴァイオリン) [LP1-A] 1. ラロ:スペイン交響曲 Op. 21 [LP1-B] 2. グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 Op. 82 [LP2-A] 3. サン= サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 Op. 61 フーゴー・コルベルク (ヴァイオリン) [LP2-B] 4. シュポア:ヴァイオリン協奏曲第9番「劇唱形式で」 Op. 55 アーティスト(演奏・出演) 1. ルドルフ・ミヘル (指揮) ザールブリュッケン放送交響楽団 2. マリオ・ロッシ (指揮) ケルン放送交響楽団 3. ハンス・シュミット=イッセルシュテット (指揮) ハンブルク北ドイツ放送交響楽団 4. カール・シューリヒト (指揮) シュトゥットガルト放送交響楽団 レコーディング 1. 1964年5月23日ザールブリュッケン/ ハールベルク放送会館・スタジオ録音 2. 1962年2月19日ケルン放送ゼンデザール・スタジオ録音 3. 1965年10月20日ハノーヴァー / 北ドイツ放送ゼンデザール・ライヴ録音 4. 1958年4月11日シュトゥットガルト / ヴィラ・ベルク・スタジオ録音
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番&”第6番”! カシオーリ、ミナージ&アンサンブル・レゾナンツという大注目の顔合わせ! ★ベートーヴェン・イヤー・シーズンにまた注目すべき1枚が誕生しました!カシオーリと、ミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツによるベートーヴェンのピアノ協奏曲です!!カシオーリは、ベートーヴェンが書き残した様々なヴァリアントを自身でさらに磨き上げて完成させたヴァージョンによるピアノ協奏曲を、1990年代終わりから2000年代はじめにかけて、BBC交響楽団とロイヤル・アルバート・ホールで演奏しておりました。それから時をかさね、研究者たちによる研究もさらに進み、カシオーリはあらためてベートーヴェンのオリジナル資料を検証、より変化に富み、ヴィルトゥオーゾ的なピアノ・パートの第4番を導き出しました。第1楽章ではベートーヴェンによるカデンツァを採用、終楽章での創意に満ちた装飾もチャーミングです。そして、ベートーヴェン自身にが書いた「ヴァイオリン協奏曲のピアノ版」といえば、”ティンパニが入っていて、多くのヴァイオリン奏者たちが、ベートーヴェン自身が書いたピアノ版のためのカデンツァをもとに演奏する”(ベートーヴェンによる”ヴァイオリン協奏曲”のためのカデンツァは残されていない)ことは大変有名ですが、なかなか実演に接する機会はないといえます。この豪華な顔ぶれの録音は大歓迎といえましょう!カシオーリによる演奏は、実に創意に満ちており、特に「ベートーヴェンが書いた」ピアノ版のカデンツァでは、時に悲愴ソナタか月光ソナタを思わせるような、幻想的かつヴィルトゥオジックな面もあり、ベートーヴェンの気配を色濃く感じるとともに、カシオーリの雄弁にして切れ味鋭い音楽がさえわたっています。もちろんミナージ率いるアンサンブル・レゾナンツのサウンドが実に充実していることはいうまでもありません。ミナージもまた楽譜を徹底的に検証し、弦楽器にベートーヴェンが書き込んだアーティキュレーションを管楽器にも転用することにより、ハッとするような分厚い圧巻のレガート・サウンドがオーケストラからも聴こえてきます。ツェルニーが残したこの協奏曲のメトロノーム記号も参考にしながらテンポを検討するといった検証もまた、演奏の魅力と説得力をさらに確かなものとしています。 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58〔ウィーン楽友協会所有、手稿譜 A 82 b, 1808 年〕 ピアノ協奏曲「第6番」 ニ長調 op.61a〔ベートーヴェン自身による、ヴァイオリン協奏曲 op.61 のピアノ編曲版〕 アーティスト(演奏・出演) ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ) アンサンブル・レゾナンツ、リッカルド・ミナージ(指揮) レコーディング 録音:2019年11月
若きベームと若き日の巨匠たち 全盛期シュターツカペレ・ドレスデンの貴重な遺産 ★人気のエディション・シュターツカペレ・ドレスデン・シリーズ第48弾は戦前のベームの協奏曲録音。彼らの交響曲や管弦楽曲は同シリーズで復刻されましたが、協奏曲も興味津々。何より独奏者が魅力的。ギーゼキング、バックハウス、シュナイダーハンら巨匠の若々しい時代の演奏が貴重。同団のトップメンバーだったダーメンやシュトループなどの名演も味わえます。 ★いずれも「カール・ベーム独EMI録音集」に収録されていたものと同音源ですが、同Boxが現在入手困難となっているため大歓迎のリリースと申せましょう。またエディション・シュターツカペレ・ドレスデン・シリーズの楽しみであるフルカラー豪華解説書も今回は92ページ、貴重な写真もふんだんに用いて価値をあげています。 収録情報 曲目・内容 エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.48 カール・ベーム協奏曲集1938〜1940 Disc1 1. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」 2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」 ヤン・ダーメン (ヴァイオリン) (1)、エドウィン・フィッシャー (ピアノ) (2) Disc2 1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58 2. ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61 ヴァルター・ギーゼキング (ピアノ) (1)、マックス・シュトループ (ヴァイオリン) (2) Disc3 1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77 2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37 ヴォルフガング・シュナイダーハン (ヴァイオリン) (1)、リュプカ・コレッサ (ピアノ) (2) Disc4 1. モーツァルト:ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447 2. ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83 マックス・ツィモロング (ホルン) (1)、ヴィルヘルム・バックハウス (ピアノ) (2) アーティスト(演奏・出演) カール・ベーム (指揮) シュターツカペレ・ドレスデン レコーディング Disc1 : 1938年6-7月(1)、1939年7-8月(2)、Disc2 : 1939年(1)、1939年7-8月(2)、Disc3 : 1939年、Disc4 : 1940年12月(1)、1939年5-6月(2)/ドレスデン・シュターツオーパー
やはりプレトニョフのピアノは素晴らしい。健在ぶりを示すベートーヴェン ★ピアニスト、プレトニョフの健在ぶりを示す2021年3月最新録音の登場です。近年は指揮者としての活躍が目覚しいですが、1987年の第6回チャイコフスキー国際コンクール優勝者でもあり、もっとピアノ演奏を聴きたいと思われている向きも多いことでしょう。★プレトニョフは 2006 年にガンシュ指揮ロシア・ナショナル管とベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をリリースしていますが、その直後にピアニスト引退宣言を行いました。現在は復活しましたが、やはり指揮に比重が高くピアノの新録音は久々と申せましょう。★プレトニョフのピアノはますます自由かつ自然となり、ベートーヴェンならではの堅苦しさや威圧感がまったくなく、チャイコフスキーさえ思わせるきらめきに満ちていて面白さ満点。63歳の円熟芸を堪能できる超貴重な記録と申せましょう。★タカーチ=ナジのサポートも絶妙。カップリングにプレトニョフとも親交のあるシチェドリンがビゼーの「カルメン」を愛妻プリセツカヤのためにバレエ音楽化した ものを新録音しているのも大歓迎です。 収録情報 曲目・内容 Disc1 ベートーヴェン: 1. 「シュテファン王」序曲 Op.117 2. ピアノ協奏曲第 3 番ハ短調 Op.37 Dics2 シチェドリン:カルメン組曲(ビゼーの原曲による) アーティスト(演奏・出演) ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)2. Kawai SK-EX使用 ガーボル・タカーチ=ナジ(指揮) ジュネーヴ室内管弦楽団 レコーディング 録音:2021年3月2日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)(ライヴ)
★シリーズで使用している楽器はアントン・ワルター[1752-1826]製作のレプリカで、2011年ポール・マクナルティ製作によるフォルテピアノを使用しております。マクナルティ製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でもなんか新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、ごく自然な雰囲気を作り出していることがわかります。フォルテピアノの製造過程をシリーズのジャケット写真に用いていることも興味をひきます。 【曲目・内容】 モーツァルト:ピアノ協奏曲集第7集 ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV.467(カデンツァ:ブラウティハム) 『どうしてあなたを忘れられようか・・・心配しないで、愛する人よ』 K.505 ピアノ協奏曲第14番変ホ長調 K.449(カデンツァ:モーツァルト) 【アーティスト(演奏・出演)】 ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ) キャロリン・サンプソン(ソプラノ:K.505) ケルン・アカデミー マイケル・アレクサンダー・ウィレンス(指揮) 【レコーディング】 録音:2013年7月:ケルン、ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール
衝撃のデビュー盤が日本語解説付の国内仕様版でもリリース! 感動的な親子共演! 天才ピアニスト、アレクサンドル・カントロフのリストのピアノ協奏曲! ★SACDハイブリッド盤。2021年11月、2022年6月の来日リサイタルも記憶に新しいアレクサンドル・カントロフ。異次元の演奏を披露し多くのピアノ・ファンを虜にしています。当アルバムはBISレーベルからのデビュー盤でリストのピアノ協奏曲を収録しております! ★1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主で、16歳のときにはナントでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。そして、2019年に開催された16回チャイコフスキー国際コンクールでフランス人としてはじめて優勝。本選ではチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を演奏し、有名な第1番を上回る高度なテクニックを要する難曲をコンクールの場で見事に披露したことでも話題となりました。 ★共演は名ヴァイオリニストにしてジャン=ジャック・カントロフ指揮、タピオラ・シンフォニエッタ。愛情深い好サポートを得て10代の若き天才ピアニストが自由自在のテクニックを武器に情感溢れる大演奏を披露しております! 収録情報 曲目・内容 リスト: 1. ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124 2. 呪い〜ピアノと管弦楽のための協奏曲 S.121 3. ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125 アーティスト(演奏・出演) アレクサンドル・カントロフ (ピアノ/Steinway D) ジャン=ジャック・カントロフ (指揮) タピオラ・シンフォニエッタ レコーディング セッション録音:2014年11月/タピオラ・コンサートホール (フィンランド)
収録情報 曲目・内容 ブランデンブルク協奏曲(全曲)+第5番ニ長調第1楽章初版 アーティスト(演奏・出演) 鈴木雅明(指揮)バッハ・コレギウム・ジャパン レコーディング 録音:2000年5,6月
ヴィヴァルディが当時最高峰の奏者に捧げた ヴァイオリン協奏曲集! ビオンディXエウローパ・ガランテの自由自在な演奏! 日本語帯・解説付き ★ヴィヴァルディ・エディション最新刊は、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテによるヴァイオリン協奏曲集!ヴィヴァルディ・エディション全体としては第71巻目となり、シリーズ中のヴァイオリン協奏曲としては11枚目となります。今回の演目は、18世紀初頭の最も有名な演奏家の一人、アンナ・マリアの名を冠したヴァイオリン協奏曲集。ヴィヴァルディが40年間教鞭を執ったピエタ教会出身の神童であり、卓越した演奏家であったアンナ・マリア (1696-1782) は、優れたヴァイオリニストであると同時に、ヴィオラ・ダモーレ、テオルボ、チェンバロ、チェロ、リュート、マンドリンにも長けていました。彼女の名声はヨーロッパ中にとどろいており、ヴィヴァルディが彼女に献呈した作品はRV 286 (聖ロレンツォの祝日のために) やRV 581,582 (聖母被昇天の祝日のために) など、数多くの作品を献呈、ないし彼女のために書いたと考えられています。ここでは1710年から1720年代にかけて作曲された6曲を収録。独奏ヴァイオリン+弦楽 (ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネ) にアーチリュートとチェンバロという編成で、時に茶目っ気たっぷりに、時に重厚な雰囲気でと、自由自在に表情や雰囲気を変えて演奏しています。協奏曲RV179aのラルゴでは、アンナ・マリア自身による豊かな装飾が施されたヴァージョンも収録しています。ヴィヴァルディを熟知しているビオンディと、エウローパ・ガランテが、真骨頂を発揮しています。 収録情報 曲目・内容 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集XI ~アンナ・マリアに捧ぐ~ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 229、変ロ長調 RV 363 (Il corneto da posta/ポストホルン) 、ニ長調 RV 207、変ホ長調 RV 260、ハ長調 RV 179a、変ホ長調 RV 261、ラルゴ (RV 179aより〜オリジナルの装飾音で演奏) アーティスト(演奏・出演) ファビオ・ビオンディ (ヴァイオリン、指揮) エウローパ・ガランテ レコーディング 録音:2020年10月9-13日、イタリア
グンネルス・ライブラリー所蔵の特別コレクションを トロンハイム交響楽団の「バロック・アンサンブル」が演奏 歴史的遺産のある街トロンハイムを感じる1枚 ★トロンハイムは、聖オラヴ・トリュグヴァソンによって町の基礎づくりが行われた997年以後、大きく発展し、ノルウェーの政治、宗教、文化の中心地として栄えました。18世紀、大北方戦争 (1700-1721) が終わると、商人たちが木材、干し魚、トロンデラーグ鉱山の銅などの輸出を再開。トロンハイムは大きな経済発展を経験しました。贅沢な社会環境は、さらなる生活の豊かさを求め、ヨーロッパ大陸から最新のファッション、文学と音楽がもたらされました。 このアルバムでは、トロンハイムの「グンネルス・ライブラリー (Gunnerusbibioteket) 」の所蔵する特別コレクションに収められた作品が4曲、トロンハイム交響楽団の「バロック・アンサンブル」によって演奏されます。このコレクションは、プロイセンのメーメル (現、リトアニア、クライペダ) からトロンハイムに移り、この都市の文化と生活に欠かせない人材として活躍したヨハン・ダニエル・ベッリーン Johan daniel Berlin (1714-1787) と彼のサークルの所有だったとされ、デンマーク=ノルウェーの音楽がヨーロッパ大陸の器楽作品の豊かな土壌の上に育ったことを知る貴重な手がかりと考えられています。 《チェンバロ、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ》を作曲したヨハン・ヘンリク (ハインリヒ) ・ベッリーン Johan Henrich (Heinrich) Berlinは、ヨハン・ダニエルの三人の子のひとり。トロンハイムで生まれ、父から音楽を教わりながら、父の所蔵する膨大な音楽理論書、手稿譜、楽器コレクションを自由に使い、自身の音楽を深めていきました。オルガニストとして活躍、トロンハイム音楽協会 (Det Trondhjemske Musikalske Selskap) の創設にも加わりました。バロック期のノルウェーを代表する作曲家とみなされ、『ベッリーン父子の音楽』 (Simax PSC 1331) などに作品が収録されています。 ヨーゼフ・メック Joseph Meckは、ラインラント=パラティナーテのクネーリンゲン生まれ。ドイツで初めてヴィヴァルディをモデルにしたヴァイオリン協奏曲を書いたひとりとされ、『XII Concerti a Cinque Stromenti (5つの楽器による12の協奏曲) Op.1』が、1720年ないし1721年にアムステルダムで出版されました。《ヴァイオリン協奏曲 ト長調》は、この協奏曲集の第9曲。ライブラリーの整理番号「XM 141」の作品です。 作者不詳の《ヴァイオリン協奏曲 ハ短調》は、タイトル・ページに書かれた「Del Sigr.Opfermand (オプフェルマンド氏) 」の作と推測されるものの、この人物に関する詳細は不明とされています。ヴィヴァルディの《かっこう》の協奏曲は、彼の当時もっとも演奏された協奏曲のひとつとされる作品です。 アルバムの録音セッションは、2021年6月にトロンハイムのラーデモーエン教会で行われました。プロデューサーのモッテン・リンドベルグ Morten Lindbergが、「素晴らしい響き」という、カントゥスの『ユグドラシル』の録音された教会です。 [Pure Audio Blu-rayディスクとSACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu-rayディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-rayディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-rayプレーヤーもしくはBlu-ray対応のPCをお使いください] 収録情報 曲目・内容 トロンハイムの協奏曲 / トロンハイム交響楽団バロック・アンサンブル ヨーゼフ・メック (1690?1758) :ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.1 no.9 (XM 141) 作者不詳 (オプフェルマンド氏) :ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 (XM 49) ヨハン・ヘンリク (ハインリヒ) ・ベッリーン (1741?1807) :チェンバロ、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ (Sonata a Cembalo, violino e Violoncello) (XM 3) アントニオ・ヴィヴァルディ (1678?1741) :ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV 335《かっこう (Il Cucu) 》 (XM 140) アーティスト(演奏・出演) トロンハイム交響楽団バロック・アンサンブル シーグル・イムセン (ソロ・ヴァイオリン) レナータ・クバラ (ヴァイオリン) セシリア・ヴォールベルグ (ヴァイオリン) ヴェローナ・ラップ (ヴィオラ) トールライフ・ホルム (チェロ) フレードリク・ブリーケング (ヴィオローネ) トマス・C・ボイセン (リュート、テオルボ) グンヒル・トンデル (チェンバロ、オルガン) クリスティーナ・コブ (フォルテピアノ) レコーディング 録音:2021年6月 ラーデモーエン教会 (トロンハイム、ノルウェー) 制作・バランスエンジニア・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
「ベルリン・フィル・レコーディングス」 ラフマニノフ生誕150周年記念アルバム第1弾 2022年ヴァルトビューネで共演した ペトレンコとゲルシュタインによるピアノ協奏曲第2番 そしてフィルハーモニー大ホールで特別に録音したゲルシュタインのソロを収録! 日本語帯・解説付き ★ラフマニノフ生誕150周年を記念して「ベルリン・フィル・レコーディングス」から特別なアルバムがリリースされます。第1弾はピアニスト、キリル・ゲルシュタインをフィーチャーした内容。これまでにもフランク・ペーター・ツィンマーマンなどソリストに焦点を当てたディスクがリリースされていますが、今回はゲルシュタインの独奏を含む構成となっています。 まずは、ベルリン・フィルが毎年シーズンの最後に野外で行うヴァルトビューネ・コンサートの2022年ライヴ録音。急病のダニール・トリフォノフに代わってキリル・ゲルシュタインが登場。2016年のベルリン・フィル・デビューと同じ演目ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏しました。ゲルシュタインは出演が決まった際に、指揮者キリル・ペトレンコと2時間半のミーティングを行ったといいます。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のような有名な楽曲では、普通はそれほど打合せをすることはないそうですが、今回ペトレンコとゲルシュタインは互いの音楽観について徹底的に話し合ったそう。ゲルシュタインは、ペトレンコのどんなときも作品に敬意を払い、真摯に音楽作品と向き合い、再考する姿勢に感銘を受けたといいます。2022年のヴァルトビューネはオール・ロシアプログラムで組まれており、シーズンを鮮やかに締めくくるコンサートでもありながら、ペトレンコの世界情勢に対するメッセージ性も含んだ内容と言えるでしょう。そして本番は、冒頭の鐘の音を模したピアノの和音。言わずと知れた10度の音程は、ゲルシュタインの大きな手で難なく弾きこなし、第2楽章の夢見るような美しい旋律、繊細なカデンツァ、第3楽章ではピアノの華麗な走句を展開しながら、ドラマティックなクライマックスへと突き進んでいきます。心の奥底まで響くラフマニノフの美しさ溢れる演奏となっています。 ゲルシュタインはこのアルバムに収録するソロ作品を考える際に、ピアノ協奏曲第2番という中期の傑作を核としながらも、初期から後期の作品を網羅した生誕150周年にふさわしい内容となるように選曲したといいます。まず、ポスト・チャイコフスキーを思わせる初期の傑作、幻想的小品集から「メロディ」。そして非常に親交の深かった20世紀前半を代表するヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラーに関わる2曲を収録。クライスラーの名作『愛の悲しみ』のラフマニノフによるピアノ編曲版と、クライスラーに献呈した「コレッリの主題による変奏曲」です。最後は歌曲「6つの歌」より第3曲「夜の静けさに」をゲルシュタインによるピアノ編曲で収録しています。これらのソロ作品は、ベルリンのフィルハーモニー大ホールで特別に録音され、消え入るようなピアニッシモに至るまで美しく音を捉えています。 カバー写真 : トーマス・シュトゥルート キリル・ゲルシュタイン 1979年ロシアのヴォロネジ生まれ。両親が聴いていたレコードの影響でジャズを独学で学ぶ。ディジー・ガレスピーやオスカー・ピーターソンに大きな影響を受ける。選ばれし子供 (「ギフト」) が入学できる音楽学校で教育を受け、14歳で渡米し、史上最年少でバークリー音楽大学の学生となる。はじめはジャズ、その後16歳からクラシックに集中するようになる。ニューヨークのマンハッタン音楽院でソロモン・ミコフスキーに師事、その後ドミトリー・バシキーロフ (マドリッド) とフェレンツ・ラードシュ (ブダペスト) らに師事。 2001年、エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞。同年第10回アルトゥール・ルービンシュタイン・コンクール優勝。2002年、第6回ギルモア・ヤング・アーティスト・アワードを受賞。その賞金をもとに、ティモ・アンドレス、チック・コリア、アレクサンダー・ゲール、オリヴァー・ナッセン、ブラッド・メルドーらに新曲の委嘱もしている。 また、音楽家にとって教育に携わることは不可欠と考え、2007年から2017年の間、シュトゥットガルト音楽大学でピアノ・クラスを指導した。2018年10月には、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でピアノの教授に就任。さらに、クロンベルク・アカデミーの新設の「サー・アンドラーシュ・シフ・パフォーマンス・プログラム・フォー・ヤング・アーティスツ」でも後進の指導にあたっている。 収録情報 曲目・内容 ラフマニノフ150 セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) ・ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18* ・幻想的ピアノ小品集Op.3 より 第3曲メロディ ・愛の悲しみ (クライスラー/ラフマニノフ編) ・コレッリの主題による変奏曲 ニ短調 Op.42 ・6つの歌 Op.4 より第3曲 夜の静けさ (ゲルシュタイン編) アーティスト(演奏・出演) キリル・ゲルシュタイン (ピアノ) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&キリル・ペトレンコ (指揮) * レコーディング 2022年6月25日、ヴァルトビューネ、ベルリン (協奏曲) 2023年2月6日、フィルハーモニー、ベルリン (独奏曲)
ベルリン・フィルとF.P.ツィンマーマン 長年の友情と芸術的な関係が生んだ 絶品ヴァイオリン協奏曲集 ★ベルリン・フィル・レコーディングスからソリストに焦点を当てたディスクがリリースされます。常に世界的指揮者たちとの演奏で注目されるベルリン・フィルですが、一流のソリストたちとの共演も見逃すことはできません。今回登場するのは36年間にわたって実りある関係を築き上げてきたヴァイオリニストのフランク・ペーター・ツィンマーマン。★1985年にヴァルトビューネでの初共演以来、ツィンマーマンとベルリン・フィルは密接な関係にあります。彼の演奏は世代を超えて受け継がれており、近年のオーケストラ界を形成する指揮者の中で、この優れたヴァイオリニストと共同作業をしていない人はほとんどいないといえるほどです。★まず、ツィンマーマン自ら「ヴァイオリン協奏曲のエベレスト」と呼ぶベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。この作品をベルリン・フィルと30年ぶりに共演し、完璧無比な演奏を聴かせています。ダニエル・ハーディングは、ソリストとオケの緊密な連携をとり、作品に寄り添った指揮ぶりをもせています。★続いては、1936年に初演されたベルクのヴァイオリン協奏曲。ベルクは、若くして亡くなったマノン・グロピウスへのレクイエムとして《ある天使の思い出に》という献辞が付けられたヴァイオリン協奏曲を作曲しました。ツィンマーマンの解釈はこの十二音技法の作品の深いロマンティックな側面を明らかにしたもので、彼はキリル・ペトレンコと共演した時間を忘れがたい「素晴らしい瞬間」と振り返っています。★最後に、バルトークの2つのヴァイオリン協奏曲。ツィンマーマンは、ディテールやニュアンスが非常に豊かなバルトークの音楽に、最大の敬意をもって取り組んでいます。彼がこの2つの作品に取り組み始めたのは、芸術家としてのキャリアの中でも比較的遅い時期でしたが、即座に彼を魅了しました。ツィンマーマンは、2016年にこの2つのヴァイオリン協奏曲を、20年以上の親交があるベルリン・フィルとアラン・ギルバートとの共演で録音しました。歓喜に満ちた第1番は、若きヴァイオリニスト、シュテフィ・ゲイエルへの愛に捧げられており、第2番は官能的な旋律と独創的な形式で魅了します。ツィンマーマンは、後者を「もっとも偉大なヴァイオリン協奏曲の3曲中の1つに数えられる」と称賛しています。★2枚のCDとBlu-rayに収録された音源に加え、高品質なハードカバー装丁の当エディションには、多数の写真を掲載した充実したブックレットが付いています。カバー・アートは、ドイツの現代アーティスト、ヨリンデ・フォークトの作品です。 収録情報 曲目・内容 [CD1]・ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品 61 (38’11)(カデンツァ:フリッツ・クライスラー)収録:2019年12月21日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/ダニエル・ハーディング(指揮)・アルバン・ベルク(1885-1935):ヴァイオリン協奏曲《ある天使の思い出に》 (25’52)収録:2020年9月19日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/キリル・ペトレンコ(指揮)[CD2]・ベラ・バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン協奏曲第1番 Sz 36 (20’12)収録:2016年11月29日、ベルリン、フィルハーモニー(録音用無観客収録)・ベラ・バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz 112 (34’21)収録:2016年12月4日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/アラン・ギルバート(指揮)[Blu-ray]Video・上記全曲のコンサート映像(すべてHD映像)・インタビュー映像〜F.P.ツィンマーマンとベルリン・フィル(45分)画面:Full HD 1080/60i − 16:9 音声:2.0 PCMステレオ/5.1DTS-HD MA リージョン:ABC(worldwide)総収録時間:135分 字幕:独、英、日本語 Audio:2.0PCM Stereo 24 bit/48kHz 5.1DTS-HD MA 24 bit/48kHz[ダウンロード・コード] この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(24bit/192kHz)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。[デジタル・コンサートホール] ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。カバー・アート:ヨリンデ・フォークト、2019「Immersive Integral. Turn Study」 アーティスト(演奏・出演) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン) [CD1]ダニエル・ハーディング(指揮) キリル・ペトレンコ(指揮)[CD2]アラン・ギルバート(指揮)
ポーランドのフルートの名手、クシシュトフ・カチカが ライネッケとペンデレツキの協奏曲を録音! ★独ヘンスラー・レーベルから積極的なリリースが続いているポーランド出身のフルーティスト、クシシュトフ・カチカ。当アルバムではライネッケとペンデレツキの協奏曲を収録しました。★ポーランドを代表する作曲家の一人ペンデレツキ(1933-2020)。フルート協奏曲は当時第一線から退いていたジャン=ピエール・ランパル(1922-2000)に捧げた作品。初演は1993年、創立50周年を迎えたローザンヌ室内管弦楽団と作曲者自身による指揮で行われました。この作品は95年に改訂され、翌96年にはクラリネット協奏曲にも編曲されています。★カチカは2009年から2012年まで広州交響楽団の首席フルート奏者を務めたのち、現在はソリストとして活動の幅を広げており、これまでにラン・ラン、ヨーヨ・マ、五嶋みどり、サラ・チャンといった世界的アーティストとの共演を果たしております。ヘンスラー・レーベルからメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(フルート版)(HC-21034)、J.S.バッハのヴァイオリンとフルートのための協奏曲集(HC-21020)、母国ポーランドの作曲家「ヴォシの作品集」(HC-20001)、「ルーマニアのフルート音楽」(HC-21060)など、積極的なリリースが続いております。 収録情報 曲目・内容 1. ライネッケ:フルート協奏曲ニ長調Op.2832. ペンデレツキ:フルートと室内オーケストラのための協奏曲 アーティスト(演奏・出演) クシシュトフ・カチカ(フルート)ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団フェリペ・トリスタン(指揮) レコーディング セッション録音:(1)2022年6月21&22日、(2)2022年6月30日〜7月1日/オストラバ(チェコ)
ベイエ&リ・インコーニティ クラリネットも登場の注目のヴィヴァルディ作品集 愉悦の極みの「逆さまの世界」! ★フランス古楽界の新時代の担い手、ベイエ率いるリ・インコーニティ (名もなき者たち、の意。2006年結成) 。待望の新譜は、ヴィヴァルディによる、もはや「交響曲」ともいえるようなスケールの協奏曲集。ベイエの奏でるヴァイオリンの明るく輝く音色は、生まれ故郷でもある南仏の太陽を思わせるよう。そして奏でる音符やパッセージが微笑んでいるかのよう。そしてクラリネットのユニゾン、リコーダーのトリル、官能的なオーボエの二重奏、燃え上がるようなホルンの響きが加わって、交響曲のようなサウンドながら、親密かつ軽やかなアンサンブルは必聴です。 ★ティンパニも登場する「聖ロレンツォの祝日のために」 RV 556は、1720年代中頃に作曲されたと考えられますが、クラリネットが使用されているのも注目ポイントです。クラリネットは、ヴィヴァルディ当時はまだ新しい楽器でした (18世紀初めに登場) が、ヴィヴァルディは、ヴェネツィアにこの楽器が存在していたことに敬意を表してこれを作曲したと思われます (のちに、クラリネットを含まないヴァージョンも作曲している) 。 ★アルバムのタイトルにもなっている「プロテウス、あるいは逆さまの世界」と題されたRV 544は、ヴァイオリンとチェロの二重協奏曲に、フルート、オーボエ、チェンバロという編成の作品。入れ替えて演奏可能なヴァイオリンとチェロ双方のソロ・パートに相当な技術が要求される作品です。さらに、他の楽器も、ソロ楽器と同じ旋律をオクターブのユニゾンで演奏するという、ソリストだけでなくメンバーの腕も要求される作品。そこにヴィオラがドローンのように長い音符を奏で、なんともいえない厚みのあるサウンドが生まれる歯ごたえのある作品。ベイエ率いるリ・インコーニティの面々は、パッセージのひとつひとつを愉悦に満ちた表情で奏でています。 収録情報 曲目・内容 ・協奏曲 ニ長調 RV 562「聖ロレンツォの祝日のために」 ・フルート協奏曲 ホ短調 RV 432 ・協奏曲 ハ長調 RV 556「聖ロレンツォの祝日のために」 (1720年半ば) ・協奏曲 ヘ長調 RV 571 ・ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ト短調 RV 576 ・ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV 344 ・2つのオーボエのための協奏曲 イ短調 RV 536 ・協奏曲 ヘ長調「プロテウス、あるいは逆さまの世界」RV 572 (1723-24) アーティスト(演奏・出演) アマンディーヌ・ベイエ (Vn&指) ≪リ・インコーニティ≫ トラヴェルソ&リコーダー:エレオノーラ・ビシェビチ、マニュエル・グラナティエロ (ソロ:RV432) オーボエ:ネヴェン・ルサージュ (ソロ:RV 576) 、ガブリエル・ピドゥ クラリネット:ロベルタ・クリスティ、ルノー・ギィ=ルソー ファゴット:アレハンドロ・ペレス=マラン ホルン:テオ・スカネク、シリル・ヴィトコク ヴァイオリン:川久保洋子、フラヴィオ・ロスコ、ヴァディム・マカレンコ、アルバ・ロカ、カティア・ヴィエル、エレナ・ズマノヴァ ヴィオラ:マルタ・マラモ、リカルド・ジル・サンチェス チェロ:レベカ・フェリ、カルラ・ロヴィロサ ヴィオローネ:バルドメロ・バルシエラ テオルボ&バロックギター:フランチェスコ・ロマノ チェンバロ&オルガン:アンナ・フォンタナ ティンパニ:クレマン・ロスコ レコーディング 録音:2021年4月、スペイン
コントラバスの新たな魅力を発揮! ヴィヴァルディとボッテジーニの作品を コントラバスと室内オーケストラの演奏で堪能! ★SACDハイブリッド盤。名コントラバス奏者、リック・ストーティンがイタリアの作曲家ヴィヴァルディとボッテジーニに焦点を当てたアルバムをリリース! ★「コントラバスのパガニーニ」の異名をとったジョヴァンニ・ボッテジーニ (1821-1889) 。ストーティンは常々ヴィヴァルディとボッテジーニが同時代に生まれていれば、技巧的で魅力的なコントラバス協奏曲を沢山書いていただろうと確信しており、このアルバムのコンセプトが生まれました。 ★共演はカメラータRCOとブラム・ファン・サムベークらオランダの名手が揃いました。ストーティンの演奏は何といってもその美しさが魅力。これまでもコントラバス=通奏低音というイメージを一新してきた彼でしかできない唯一無二の世界が広がります。アンサンブルに長けた名人たちの演奏でお楽しみください。 リック・ストーティン (コントラバス) アムステルダム音楽院とフライブルクの大学で学び、2013年のオランダ音楽賞を受賞。スウェーデン放送交響楽団、アムステルダム・シンフォニエッタ、ハーグ・レジデンティ管弦楽団などにソリストとして客演。現在、スウェーデン放送交響楽団の首席コントラバス奏者をつとめる傍らデュッセルドルフ・ロベルトシューマン音楽大学の教授として教鞭をとっている。 収録情報 曲目・内容 「ドッピオ・エスプレシーヴォ」 1. ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調 RV 531〜チェロ、コントラバス、弦楽と通奏低音のための (コントラバス・パート編曲:マレイン・ファン・プローイエン) 2. ボッテジーニ:ラ・セレナータ?ロッシーニのファンタジアよりカンツォネッタ (弦楽アンサンブル編曲:ボグスワフ・フルトク) 3. ボッテジーニ:パッショーネ・アモローサ (弦楽アンサンブル編曲:ボグスワフ・フルトク) 4. ヴィヴァルディ:アリア 「喜びと共に会わん」〜歌劇『ジュスティーノ』RV 717より (コントラバス、弦楽と通奏低音のための) (編曲:マレイン・ファン・プローイエン) 5. エルンスト (ボッテジーニ編) :エレジー (弦楽アンサンブル編曲:マレイン・ファン・プローイエン) 6. ヴィヴァルディ:協奏曲 ホ短調 RV 409〜チェロ、コントラバス、弦楽と通奏低音のための (コントラバス・パート編曲:マレイン・ファン・プローイエン) アーティスト(演奏・出演) リック・ストーティン (コントラバス) (1) ヨハンネス・ロスタモ (チェロ) (2,3) オリフィエル・テエリー (第2コントラバス) (6) ブラム・ファン・サムベーク (ファゴット) カメラータRCO 【シャーン・オーメン (第1ヴァイオリン) 、クーン・スタペルト (第2ヴァイオリン) 、エーディット・ファン・モエルガステル (ヴィオラ) 、フレット・エデーレン (チェロ) 、フェリックス・ラシュマル (コントラバス) 】 クリスティアーン・エデーレン (チェンバロ) ゼーレン・ロイポルト (テオルボ) レコーディング セッション録音:2021年10月/ジンゲル教会、アムステルダム (オランダ)
日本語帯・解説付き 美しく飛翔する鍵盤楽器の活躍ぶりと 親密なアンサンブルが織りなす色彩感 愉悦が耳をくすぐる絶品コンチェルト集 ★後期バロックから古典派への転換期に生きたミシェル・コレット。非常な多作家であるがゆえに、凡庸な曲を大量生産したという一時期のヴィヴァルディにも似た不当な評価を受けることもあります。しかしその音楽の愉しみは他に代え難いユニークなもの。ぜひ真摯に聴いておきたい作曲家です。 ★モーツァルトが生まれた1756年に出版されたコレットのOp.26は、チェンバロまたはオルガンで演奏するソロ・パートを伴う、輝かしく愉悦に富んだ協奏曲集です。全6曲イタリア・バロック流に急 - 緩 - 急の3楽章構成で書かれ、トゥッティとソロの鮮やかな対比を推進力として進んでいきますが、しばしば鍵盤のソロにヴァイオリンやフルートが絡んできたりと、親密で室内楽的な造りも見られるのが特徴。 ★コレットはパリのイエズス会でオルガニストとして活躍する鍵盤楽器の名手であったため、鍵盤書法はたいへん充実。大活躍する鍵盤を聴く愉しみにあふれています。趣味の良いフランス音楽の精彩をまとった作風もじつに魅力的。重厚感のあるバッハの協奏曲などとは一線を画した軽やかな味わいの鍵盤協奏曲で、音楽が美しく飛翔します。 ★このディスクでは第1・2・6番でチェンバロ、第3・4・5番でオルガンをソロ楽器に選択。コレット受容に一石を投じる素晴らしく鮮やかな演奏内容です。 ヴィタール・ジュリアン・フレイ (チェンバロ) 1979年ジュネーブ生まれ。8歳でチェンバロを始める。フライブルク音楽大学、ミュンヘン音楽大学でロバート・ヒルとクリスティーネ・ショルンスハイムに師事。ドイツ・ハルモニア・ムンディからソロ・アルバムを発表しており、ドイツ・グラモフォンのアルブレヒト・マイヤーのアルバムにも参加している。 ハンフリード・ルケ (オルガン) 1964年生まれのドイツのオルガニスト。フライブルク音楽大学、ザルツブルク・モーツァルテウム、ジュネーブ音楽院で学んだ。1997年にグラーツ音楽舞台芸術大学の教授に就任し、2000年にはザルツブルク・モーツァルテウムのオルガン科教授に任命された。 収録情報 曲目・内容 ミシェル・コレット (1707-1795) :チェンバロまたはオルガンのオブリガートつき協奏曲集 Op.26 (1756) 第1番 ト長調 * 第2番 イ長調 * 第3番 ニ長調 ** 第4番 ハ長調 ** 第5番 ヘ長調 ** 第6番 ニ短調 * アーティスト(演奏・出演) ヴィタール・ジュリアン・フレイ (チェンバロ) * ハンフリード・ルケ (オルガン) ** オルケストル・ル・フェニックス レコーディング 録音:2021年7月1-4日/スイス、ツェルネッツ、聖マウリティウス教会
大好評のラフマニノフに次ぐ第2弾はブラームス 舘野泉・渡邉暁雄幻の共演 舘野 泉デビュー20周年記念 1980年5月24日コンサート・ライヴ ●今日左手のピアニストとして活躍する舘野泉が1980年の若き日、デビュー20周年を記念して行なったコンサート幻のライヴ。大反響のラフマニノフに次いでの第2 弾は大曲ブラームスのピアノ協奏曲第1番。 ●オーケストラが渡邉暁雄指揮日本フィルというのも非常な魅力。渡邉氏のブラームスのピアノ協奏曲第1番はここでしか聴くことができませんが、緊張感にあふれた大きな音楽作りがさすが巨匠。また「魔笛」序曲も氏ならではの人間的温かみに満ちた滋演。 ●舘野の演奏も雄大かつ緊張感あふれ、難技巧の要求されるこの協奏曲を余裕で征服しています。表現もナイーヴで清潔感に満ちています。渡邉暁雄のサポートともども、二大巨匠によるこれほどの充実の名演が埋もれてきたのは驚きの限り。 ●もともとレコード発売を前提としていたため、録音も本格的。会場にいるかのようなリアルなサウンドを再現しています。 ●加えて、アンコールとして弾かれたシベリウスの小品も絶品。若き舘野の至芸を味わえます。 収録情報 曲目・内容 1. モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 K.6202. ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 作品153. シベリウス:即興曲 作品5の5 アーティスト(演奏・出演) 舘野泉(ピアノ) 渡邉暁雄(指揮) 日本フィルハーモニー交響楽団 レコーディング 録音:1980年5月24日/東京文化会館(ライヴ)
待ちに待ったクレーメルによるヴァインベルクのヴァイオリン協奏曲、最高の共演で登場! ★ヴァインベルク作品の開拓と普及に情熱を注ぐギドン・クレーメルの真打ち、ヴァイオリン協奏曲のディスクが登場します。2017年9月の読売日本交響楽団との日本初演を含め、各国のオーケストラと数多く演奏してきましたが、ダニエレ・ガッティ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と2020年2月に行ったコンサートのライヴが商品化されました。2019年12月に生誕100周年を迎えたヴァインベルクを祝うゲヴァントハウスのシリーズの一環として行なわれたコンサートで、クレーメルにとっても特別なものでした。★アルバムに収録された2篇はともに1959年作曲で、レオニード・コーガンが(ソナタは妻エリザヴェータと)初演しています。ヴァイオリン協奏曲はハープやチェレスタを含む大編成ですが、オーケストラとの掛け合いは少なく、終始技巧的なパッセージを弾き続ける大作。73歳のクレーメルは、かつてのような鋭さよりもじっくりと伝えていくような語り口で進め、浄化されたpppの終止は神々しいほどです。この思い入れの強さは情念のようで、聴く者の心を掴みます。★2つのヴァイオリンのためのソナタは、ヴァインベルク自身の楽器であるピアノの助けを借りず、容赦ないスタミナを要求される難曲。ヴァイオリン協奏曲と似た雰囲気を持ち、アクの強さとユダヤ的風味はとても魅力的です。★共演のマダラ・ペーテルソネはクレーメルと同郷のラトビア出身。2013年よりクレメラータ・バルティカに加わり、現在コンサートミストレスを務めるクレーメルの信任厚い若手です。 収録情報 曲目・内容 ヴァインベルク:1. ヴァイオリン協奏曲Op.672. 2つのヴァイオリンのためのソナタOp.69 アーティスト(演奏・出演) ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)ダニエレ・ガッティ(指揮)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団マダラ・ペーテルソネ(ヴァイオリン)2. レコーディング 録音:[track-1] 2020年2月/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス[track-2] 2019年12月/パリャシアス・ドヴァラス(リトアニア)(ともにライヴ)