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バッハ父子の「マニフィカト」ラーデマン率いるゲヒンガー・カントライによる演奏 ★C.P.E.バッハは大バッハの次男であり、兄弟の中でも特に父バッハへの音楽に対する敬意を持っていたといいます。しかし、その父よりもテレマンの作曲様式を受け継ぎ、古典派音楽の基礎を築いたと言われ、生前は父バッハよりも高名だったという人物。1749年に書いたマニフィカトは、自身が、偉大なる父バッハの後継者としてライプツィヒ・トーマス教会の楽長になれるようにという願いをこめて書いたもの。結局エマヌエルはこの職に就くことはできませんでしたが、終曲の合唱フーガなど、父バッハを思わせる作風で、父の後継者としての力量のアピールだったのかもしれません。同時にエマヌエルのマニフィカトは父の作品と直接比較されることにもなりました。J.S.バッハは1723年38歳でトーマスカントールに就任。就任後の最初の大作としてマニフィカトBWV243を発表しました。本録音は、2020年12月にゲヒンガー・カントライ、ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮によるバッハ父子による2つの「マニフィカト」を収録。優れたソリスト陣との共演でしたが、残念ながら誰もいないホールでの上演となり、演奏はライヴ・ストリーミングされました。 収録情報 曲目・内容 J.S.バッハ:マニフィカト ニ長調BWV243C.P.E.バッハ:マニフィカト ニ長調Wq215 アーティスト(演奏・出演) ゲヒンガー・カントライ(ゲヒンゲン聖歌隊)ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)ミリアム・ファージンガー(ソプラノ)アニャ・シェルク(ソプラノ:2)マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(アルト)パトリック・グラール(テノール)マルクス・アイヒェ (バリトン) レコーディング 録音:2020年12月、ルートヴィヒスブルク
全て世界初録音! チューリッヒ・ジング・アカデミーがスイスの無伴奏合唱曲に挑む! ★フライブルク・バロック・オーケストラとの「第九」 (パブロ・エラス=カサド指揮) (KKC-6234/HMM-902431) 、「魔弾の射手」 (ルネ・ヤーコプス指揮) (KKC-6532/HMM-902700) 、「フィデリオ」 (ルネ・ヤーコプス指揮) (KKC-6133/HMM-932414) など、数多くの録音でも知られるチューリヒ・ジング・アカデミーが、世界初録音の無伴奏合唱曲のCD「心血」をリリース。 ★同団は2011年創設。スイスを中心に活動しながらドイツ、イタリア、イスラエル、オランダ、レバノン、台湾、中国など各国でも演奏。多くの音楽祭にも出演し、BBCプロムス出演で世界的に知られる合唱団となりました。 ★当アルバムには同団委嘱の2作含む世界初録音の作品を収録。ロマン派から現代までスイス人作曲家の多様な合唱曲を聴くことができます。最後に収録したブルクハルト・キンツラー作曲の「Herbstsynkopen」はブラームスの5つの歌Op.104 (第1曲「夜警1」、第2曲「夜警2」、第3曲「最後の幸福」、第4曲「失われた青春」、第5曲「秋に」) とキンツラーが「秋に」から着想を得て、シンコペーションの形で作曲した6つの「Herbstsynkope 0〜V」を交互に組み合わせた11曲からなる作品。同団32人のメンバーが透明で温かみのある歌声で見事に歌いこなしています。指揮のフローリアン・ヘルガートは合唱のエキスパート。コールヴェルク・ルール、コンチェルト・ケルンとの「モーツァルト : レクイエム K.626 (ミヒャエル・オストシガ補筆完成版) 」 (KKC-6274/COV-92009) 、「シュトックハウゼン&カーゲル : 合唱曲集」 (COV-92113) など、意欲的な録音でも知られます。 収録情報 曲目・内容 「心血」〜スイスの無伴奏合唱曲 1. クルト・ウィドルスキ (1978-) : 「Es flieht der Sunneschtrau」【チューリヒ・ジング・アカデミー委嘱作品】 2. ハンス・フーバー (1852-1921) : 民謡のスタイルによる6つの歌 Op.29〜男声合唱のための 3. リヒャルト・フルーリー (1896-1967) : 「降臨」「湖の夕べ」「アヴェ・マリア」〜女声合唱のための 4. ヘレナ・ヴィンケルマン (1974-) : 「ラ・セラ・ダ・ビアラウラ」〜コルネット、ヴァイオリン、ダルシマーと合唱のための 5. シリル・シューリヒ (1974-) : 「連帯」「理解」 6. ヨハネス・ブラームス (1833-1897) ブルクハルト・キンツラー (1963-) : 「Herbstsynkopen」【チューリヒ・ジング・アカデミー委嘱作品】 ※すべて世界初録音 アーティスト(演奏・出演) チューリッヒ・ジング・アカデミー フローリアン・ヘルガート (指揮) レコーディング セッション録音 : (3,5,6) 2020年9月/マルクトベルドルフ (ドイツ) 、(1,2,4) 2018年6月&2020年9月/チューリヒ (スイス) サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング : カルステン・ツィンマーマン エグゼクティヴ・プロデューサー : パトリック・ペイケルト (Claves)
収録情報 曲目・内容 ベルリオーズ:ファウストの劫罰 アーティスト(演奏・出演) シャルロッテ・マルジョーノ(ソプラノ)ヴィンソン・コール(テノール)トーマス・クヴァストホフ(バリトン)ヤコ・フイペン(バス)ベルナルト・ハイティンク(指揮)オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団オランダ放送合唱団 レコーディング 録音:1999年、ライヴ
ワーグナーと象徴主義の両方に傾倒したリタ・シュトロール作品集 貴重な歌曲も収録 ★リタ・シュトロール作品集。リタは、軍人の父と、絵と音楽の才能に恵まれた母のもとに生まれます。母による音楽の手ほどきを受けた後、パリの音楽院に13歳で入学、フェリクス・ル・クーペのクラスに入ります (シャミナードも彼の門下) 。学校には真面目に通わなかったという記録もありますが、それでも学校からは才能を認められてはいました。1888年に結婚、出産しながらも、音楽 (作曲) をやめることはありませんでした。ワーグナーと象徴主義の両方に傾倒し、壮大な叙事詩や交響曲といった大規模な作品も作りました。彼女の歌曲は、とくにめずらしく、貴重な録音の登場です。 収録情報 曲目・内容 リタ・シュトロール (1865-1941) :作品集 Vol.1 [CD1] ・ビリティス (1900) 〜ビリティスの歌 (詩:ピエール・ルイス) ・パンパイプが鳴ると (未出版) (詩:ゾフィー・ド・クールポン) [CD2] ・ボードレールの6つの詩による音楽 (1894) ・音楽のついた10の詩 (1901) ・カルメン (1899) (詩:テオフィル・ゴーティエ) アーティスト(演奏・出演) エルザ・ドライシヒ (ソプラノ) アデール・シャルヴェ (メゾ・ソプラノ) ステファヌ・ドゥグー (バリトン) オリヴィア・ダルリク (語り) セリア・オネト・ベンサイ (ピアノ) フロリアン・カルビ (ピアノ) ロマン・ルヴォー (ピアノ) レコーディング 録音:2022,2023年
ヒメノ&ルクセンブルク・フィル、HMF第1弾 ロッシーニのスターバト・マーテル 豪華名歌手たちによる声の饗宴! 豊かなオーケストラの音色!! ★ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルがハルモニア・ムンディ・レーベルから登場します。第1弾に彼らが選んだのは、ロッシーニの「スターバト・マーテル」。ロッシーニがオペラ作曲家としての筆をおいたのちに作曲されたものですが、その壮麗さが、「スターバト・マーテル」の本来の内容(十字架にかけられたイエスに涙する聖母マリア)にそぐわない、などと批判されることもありますが、その壮麗さや高揚感こそが、この作品を唯一無二の存在で、人々をひきつけてやまないともいえるでしょう。ここで、ヒメノひきいる音楽家たちは、作品本来の意味を完璧に理解したうえで、あえて豊饒な声の饗宴と呼んでしまいたくなるような、感動的な朗唱、劇的な管弦楽を展開しています。まるでヴェルディのレクイエムかと思うような瞬間もあります。それでいながらつねに漂う品格と格調、ギリギリのところでの節度ある表現はヒメノの手腕のなせる業、といえるでしょう。豊饒な声に包まれる快感と、オーケストラの素晴らしい音色を堪能できます。巨匠による名録音もありますが、間違いなくあらたな名盤の一枚といえるでしょう。 グスターヴォ・ヒメノ(指揮)・・・1976年、スペイン・バレンシア生まれ。2001年、RCOの首席打楽器奏者に就任したのち、アムステルダム音楽院で指揮を学び、ヤンソンス、ハイティンクの副指揮者などを務めた。2015年よりルクセンブルク・フィルの首席指揮者を務めており、契約更改で任期は2025年までの予定。2015年、RCOの日本公演で指揮者を務めた。2020/21シーズンからはカナダのトロント交響楽団の音楽監督も務めている。 マリア・アグレスタ(ソプラノ)・・・数々のコンクールで輝かしい成績をおさめたのち、2007年頃から世界的な活躍を展開。ノルマ、ミミ(ラ・ボエーム)、レオノーラ(イル・トロヴァトーレ)、ヴィオレッタ(椿姫)など、彼女のレパートリーをきくだけでもその声の豊かさと確かさには確信できるところ。演奏会でも活躍しており、ヴェルディのレクイエムを、バレンボイム、メータ、ルイゾッティといった指揮者のもとで演奏している。 ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)・・・トリエステ生まれ。1999年ペーザロ音楽祭のタンクレディでデビューするや、またたくまに世界の主要な歌劇場でにひっぱりだこに。ヴィヴァルディ、ロッシーニ、マイアベーア、ベッリーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ、ポンキエッリ、ベルリオーズ、ストラヴィンスキーなど、そのレパートリーの広さは群を抜いている。また、ヴェルディのレクイエムや第九などのソリストとして世界を席巻している。 ルネ・バルベーラ(テノール)・・・2011年ドミンゴが設立したオペラリア・コンクールで第1位およびプラシド・ドミンゴ・サルスエラ賞を受賞。以後、ベル・カントのレパートリー、19世紀後半、そしてサルスエラのレパートリーを中心に活躍。世界の歌劇場でその輝かしくもやわらかな声を披露している。ヴェルディのレクイエムをシャイー、クルレンツィスらのもとで演奏している。 カルロ・ルポール(バス)・・・ナポリに生まれ、ローマで育つ。声楽を学びながら、法学もおさめている。2008年ロイヤル・オペラにデビュー後、世界の歌劇場で活躍。バスのコミカルな役からシリアスな役までこなす、たしかな技術と広いレパートリーで世界的に認められている。「冬の旅」で演奏会ツアーを行ってもいる。 収録情報 曲目・内容 ロッシーニ:スターバト・マーテル アーティスト(演奏・出演) グスターヴォ・ヒメノ(指揮) ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 マリア・アグレスタ(ソプラノ) ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ) ルネ・バルベーラ(テノール) カルロ・ルポール(バス) ウィーン楽友協会合唱団(合唱指揮:ヨハネス・プリンツ) レコーディング 録音:2019年 12月、フィルハーモニー・ルクセンブルク、グランド・オーディトリウム
超豪華演奏陣による夢のシューマン歌曲全集シリーズ開始! ★ドイツの由緒あるレーベル、Profilならではの魅力的で貴重なアルバム。シューマンの歌曲すべてを超豪華な歌手陣で集めました。エルナ・ベルガーやユリア・ヴァラディ、フィッシャー=ディースカウからクリストフ・プレガルディエン、ディアナ・ダムラウといずれも主役級がとびきりの名匠で名匠で名歌を聴かせてくれます。★いずれも現在入手困難な音源ながら、お買い得価格でご提供。歌曲作曲家としてのシューマン、ドイツ語の美しさを存分に堪能できます。 収録情報 曲目・内容 [Disc1] 1. リーダークライスOp.24(全9曲) 2. ユリウス・ケルナーの12の詩Op.35 アンドレアス・シュミット(バリトン)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)/1997年9月ベルリン [track-1] ウルフ・ベストライン(バリトン)、シュテファン・ラウクス(ピアノ)/2003年7月カールスルーエ [track-2] [Disc2] 1. リーダークライスOp.39(全12曲) 2. 詩人の恋Op.48(全16曲) 3. 恋の曙Op.37〜春の祭りの美しさ/太陽の輝くように 4. 私が鳥になれたらOp.43の1 5. 哀れなペーターはOp.53の3 クリストフ・プレガルディエン(テノール)、ミヒャエル・ゲース(ピアノ)/2005年4月ケルン [track-1] ベンヤミン・ブルンス(テノール)、カローラ・タイル(ピアノ)/2015年10月 [track-2,5] ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ハルトムート・ヘル(ピアノ)/1989年11月デュッセルドルフ [track-3,4] [Disc3] 1. 女の愛と生涯Op.42(全8曲) 2. 4つの二重唱曲Op.78 3. 5月の歌Op.79の9 4. 恋のたわむれOp.101〜私はあなたの木/千回の挨拶 5. ベルシャザルOp.57 6. あなたの顔はOp.127の2 7. 私の馬車はゆっくりとOp.142の4 8. 4つの二重唱曲Op.34 9. 夜にOp.74の4 エルナ・ベルガー(ソプラノ)、エルンスト=ギュンター・シェルツァー(ピアノ)/1956年ベルリン [track-1] ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ハルトムート・ヘル(ピアノ)/1989年11月 [track-2,3,4,8,9] アンドレアス・シュミット(バリトン)、ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)/1997年9月ベルリン [track-5,7] ウルフ・ベストライン(バリトン)、シュテファン・ラウクス(ピアノ)/2003年7月カールスルーエ [track-6] [Disc4] ミルテの花Op.25(シューマン夫妻の手紙朗読入り) ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、イヴァーン・パレイ(バリトン)、シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ(朗読)/2006年2月フロイスドルフ
《ラ・ボエーム》の原点を観る プッチーニ:交響的カプリッチョ ★ヒメノ&ルクセンブルク・フィルの2022年録音盤は、オペラ作曲家プッチーニの、宗教作品および管弦楽 (器楽) 作品という注目の内容です。 ★プッチーニ (1858-1924) は、5代にわたる教会音楽家一家の末裔でした。10歳前後から聖歌隊員として活動、同時にヴァイオリン、ピアノ、オルガン、作曲などの教育を受けるようになります。そして14歳の時には、教会オルガニスとして演奏していました。若い頃に作曲された宗教的な作品に、モテット、クレド、そして1880年に作曲されたこのグローリア・ミサがあります。1876年にヴェルディの《アイーダ》にふれてオペラに専念するようになった、と記述されることも多いですが、プッチーニの初期の業績が聖歌、室内楽、管弦楽曲であり、そのキャリアを通じて、頻繁ではないにしてもこれらのジャンルの作品を書き続けていたことを忘れてはなりません。ここには、オペラ以外の初期の作品で最も重要なものが厳選されて収録されております。スケルツォは、1881-83年に書かれた弦楽四重奏曲の中のひとつの楽章です。 ★ディスク冒頭はグローリア・ミサですが、男声2つ (テノール、バリトン) をソロにもつ、オーケストラと合唱という大編成。非常にきらびやかな作品で、非常に重みのある作品。オペラではないのですが、やはり、声の扱いが素晴らしいことがよくわかります。そして声を支える管弦楽も表情豊かで充実。ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルが懇親の力で演奏していることが感じられます。 ★《交響的カプリッチョ》は、ミラノ音楽院を卒業する際の最終試験のための楽曲。冒頭から壮大なオペラの序曲かはたまた映画の幕開けか、というドラマティックさで、さらにAllegro vivaceの部分は、10年後に作曲した《ラ・ボエーム》の序曲冒頭とまるっきり同じであることに驚かされます。 ★イタリアでは亡くなった人に《菊》の花を捧げる風習があり、この《菊》 (もともとは弦楽四重奏作品ですが、ここでは弦楽オーケストラで演奏) は、スペイン王 (1870-73在位、イタリアのヴィットリオ・エマヌエーレ2世の次男) の死を悼むエレジー。非常にドラマティックな作品です。 収録情報 曲目・内容 プッチーニ:グローリア・ミサ&管弦楽作品集 / ヒメノ&ルクセンブルク・フィル プッチーニ (1858-1924) : ・4声による管弦楽をともなうミサ (グローリア・ミサ) [I.キリエ II.グローリア III.クレド IV.サンクトゥス&ベネディクトゥス V.アニュス・デイ] ・弦のためのスケルツォ SC 56 ・交響的カプリッチョ SC 55 ・《菊》〜弦楽四重奏のためのエレジー SC 65 アーティスト(演奏・出演) グスターボ・ヒメノ (指揮) ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 シャルル・カストロノーヴォ (テノール) ルドヴィク・テジエ (バリトン) オルフェオ・カタラ (合唱指揮:パブロ・ララス) レコーディング 録音:2022年5月14日、6月29日、フィルハーモニー・ルクセンブルク、大ホール
1945年2月3日ドレスデン爆撃追悼コンサート、ヘレヴェッヘが登場 ★第2次世界大戦中の1945年2月13日から15日にかけ、連合軍はドレスデンに無差別爆撃を行いました。これにより同市は灰燼に帰し、2万5千人とも6万人ともいわれる一般市民が犠牲となりました。この犠牲者を悼む式典が毎年行われますが、同市を代表するオーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンが追悼演奏を務めます。2021年はフィリップ・ヘレヴェッヘがバッハの教会カンタータを披露しました。★コロナ禍ゆえ無観客で行われましたが、全世界を覆うパンデミックの恐怖も加わり、今年のコンサートはひときわ印象的。というのは、とりあげられているカンタータ第82番と第199番は、どちらもソロ・カンタータで合唱が入っていません。これもソーシャルディスタンスゆえとも思われますが、声楽アンサンブルからキャリアを始めたヘレヴェッヘがあえてこの形態の作品を選んでいるのが意味深長です。★その抑えた情感と真摯な祈りがドレスデンの罪なき犠牲者とコロナで苦しめられている世界中の人々を救おうとしているかのようです。★Disc2はヘレヴェッヘのインタビューのほか、2014年、1994年、1995年の同コンサートの一部が披露されています。ティーレマン、コリン・デイヴィス、ハイティンクらそれぞれの祈りに満ちた世界を堪能できます。 収録情報 曲目・内容 [Disc1]J.S.バッハ:カンタータより1. 第21番「私の心は思い煩いで一杯でした」BWV21〜シンフォニア2. 第82番「私は満ち足りた」BWV82(バス版)3. 第12番「泣くこと、嘆くこと、案ずること」BWV12〜シンフォニア4. 第199番「私の心は血の中で泳ぐ」BWV199[Disc2]1. ヘレヴェッヘのインタビュー2. ヴェルディ:レクィエム〜レクィエム/怒りの日/奇しきラッパの響き3. ベルリオーズ:死者のための大ミサ曲(レクィエム)Op.5〜第2曲 怒りの日4. マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」〜第5楽章5. シュテファン・ラングによるアンドレアス・シュライバーのインタビュー アーティスト(演奏・出演) 【Disc1】クレシミル・ストラジャナッツ(バス・バリトン)[track-2]ドロテー・ミールズ(ソプラノ)[track-4]フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン2021年2月12日/ドレスデン、ゼンパーオーパー【Disc2】クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)マリーナ・プルデンスカヤ(メゾソプラノ)チャールズ・カストロノーヴォ(テノール)ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)ドレスデン国立歌劇場合唱団クリスティアーン・ティーレマン(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン[track-2]2014年2月13日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)キース・イカイア=パーディ(テノール)ドレスデン国立歌劇場合唱団ジンフォニーコール・ドレスデンジングアカデミー・ドレスデンサー・コリン・デイヴィス(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン[track-3]1994年2月14日ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)シャルロッテ・マルギオーノ(ソプラノ)ヤルド・ファン・ネス(アルト)ザクセン州立ドレスデン・シュターツカペレ合唱団ドレスデン交響合唱団ベルナルド・ハイティンク(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン[track-4]1995年2月13日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
アンドレアス・ショルのゆるぎなき美しい声 トゥーマの珠玉のモテット ★チェコに生まれたトゥーマ (1704-1774) は、18世紀中頃のウィーンの最重要人物の一人。特に宗教作品で高く評価されており、オルガンの通奏低音を伴う合唱から、器楽伴奏による合唱と独唱まで、ともに対位法の高度な技術を用いて作曲しました。18世紀後半の作曲家 (ハイドンやモーツァルト) が典礼のための音楽を書く際のモデルとなりました。 トゥーマはカントールでオルガン奏者だった父のもとに4人兄弟の長男として生まれ、プラハの教会でもテノール歌手を務める傍ら、テオルボやヴィオラ・ダ・ガンバの演奏にも非常に長け、1723年、カール6世の戴冠式がプラハで行われた折にも演奏したとされています。カール6世の妻エリザベス・クリスティーナの宮廷で寵愛を受けた後、その作風は当時としては古風なものの仲間入りをし始めていましたが、クリスティーナの娘マリア・テレジアにも大切にされ、手厚い年金を受け取るなどよい境遇を過ごし、最後は僧籍に入り、教会で亡くなりました。 ★このディスクには、エリザベス・クリスティーナの宮廷に仕えていた頃の作品が収められています。15名ほどの器楽奏者と5名の歌手たちのアンサンブルによる編成のものを多く書いておりました。当時の最高レベルの歌手たちがトゥーマのもとには集っていたと考えられ、技巧的なパッセージも見られます。また器楽作品も多く残しており、三楽章による弦楽四重奏曲は古典派時代の到来を思わせます。後期バロックの円熟した対位法技法と、新時代の表現の両方が合わさった、トゥーマの魅力を存分に味わうことができます。モテットでは、アンドレアス・ショルのビロードのような音色、音域、見事なテクニックが、トゥーマの男性アルト・ソロのヴィルトゥオーゾ的要求に完璧に応えています。 ★アンドレアス・ショルとチェコ・アンサンブル・バロックのコラボレーションは、ヘンデルのオラトリオ『サウル』のチェコ初演にショルが参加したことをきっかけに始まりました。カウンターテナー独唱によるトゥーマのモテットの演奏は世界初録音となります。 収録情報 曲目・内容 フランティシェク・トゥーマ (1704-1774) : ・S.ジョアンヌ・バプティスタのモテット (1743) ・モテトゥム・デ・テンポーレ (1750) ・四声のシンフォニア ・Motetto per ogni Tempo (1746) ・Dixit Dominus (1743) アーティスト(演奏・出演) アンドレアス・ショル (カウンターテナー) ロマーナ・クルシコヴァー (ソプラノ) オンドレイ・ホルブ (テノール) イルジー・ミロスラフ・プロハスカ (バス) チェコ・アンサンブル・バロック ロマン・ヴァーレク (指揮) レコーディング 録音:2023年6月2-6日、サン=ミシェル教会、チェコ
フランス歌曲、古楽から現代音楽まで知性とテクニック、豊かな音楽で魅了する メゾ・ソプラノ小林真理がメシアンの「ハラウイ」を録音! ★現在フランスを拠点に演奏・教育の両面で活躍し続ける、日本を代表するメゾ・ソプラノ小林真理がメシアンの「ハラウイ」を録音しました。 ★小林はレジーヌ・クレスパンのもとで学び、ウィリアム・クリスティのクラスを1等賞で卒業した実績をもち、フランス歌曲、古楽から現代音楽まで知性とテクニック、豊かな音楽で魅了しています。その小林の東京芸術大学博士課程論文のテーマがメシアンの「ハラウイ」でした。そのライフワークともいえる作品を、パリ留学時代からの信頼おけるピアニスト、棚田文紀を迎えて満を持してリリースしました。 ★メシアンが1945年に作曲した異国趣味の作品「ハラウイ」は、ペルーに伝わるインカ帝国の民謡からインスピレーションを得た12からなる歌曲。「ハラウイ」はケチュア語で「愛と死の歌」を意味し、戦争という体験の中で死に近づいた後、再びメシアンが新しく生まれた如く生き始めたころに作曲された悲恋物語です。小林と棚田が思いを込めて演奏しております。 収録情報 曲目・内容 オリヴィエ・メシアン (1908-1992) :「ハラウイ -愛と死の歌-」 (1945) 1. 眠っていた町、おまえよ 2. こんにちは おまえよ、緑色の鳩よ 3. 山々 4. ドゥンドゥ チル 5. ピルーチャの愛 6. 惑星的反復 7. 別れ 8. 音節 9. 階段は繰り返す、太陽の行い 10. 星の愛の鳥 11. カチカチ星 12. 暗闇の中で アーティスト(演奏・出演) 小林真理 (メゾ・ソプラノ) 棚田文紀 (ピアノ) レコーディング 録音:2008年10月/モントロイユ、コンセルバトワール内ホール 録音技師:アントワーヌ・ドウモンケ
サヴァールの「ミサ・ソレムニス」 日本語帯・解説付き ★サヴァールの勢いがとまりません。ベートーヴェンの交響曲 (第1-5番:AVSA-9937/第6-9番:AVSA-9946) に続く、ベートーヴェン・シリーズの第3弾にして完結編の登場。1823年 (1819-1823年にかけての制作) に完成した、ミサ・ソレムニスです。サヴァールは、2023年10月末に来日公演が実現しました。ヴィオール奏者としての来日でしたが、その音楽が素晴らしいのはいうまでもなく、演奏技術のすばらしさも80代にしてなお世界最高峰であることを聴衆に印象づけたツアーとなりました。指揮者としての活動ももちろんますますの高みにあります。 ★サヴァールは、「ベートーヴェンについて私がいつも魅了されるのは、その言葉の力強さもさることながら、彼の音楽が、出自や階級や信条に関係なく、すべての人間に語りかけ、単に貴族や聖職者のエリートを満足させるためだけに作曲されていないことだ。」と述べています。ここでも過去の伝統のすべての重みから解き放たれた別次元の世界で、まさに作品が生まれたばかりのような生々しさで、ベートーヴェンの音楽がすべての人間に語りかける力に満ちていることを実感させてくれる演奏です。 ★録音も素晴らしく、冒頭からやわらかく包み込まれるような極上の世界。コンサートミストレスは、ラヴェル作品のCD「ムーヌへのオマージュ」 (KKC-6580/CC-72916) で2022年のレコード・アカデミー賞を受賞して一挙に注目度が高まっているリナ・トゥール・ボネ。≪ベネディクトゥス≫でのソロもボネが演奏しており、文字通り天上的な、聴き手を高みに連れて行ってくるような美しさです。 収録情報 曲目・内容 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス op.123 アーティスト(演奏・出演) ジョルディ・サヴァール (指揮) ル・コンセール・デ・ナシオン〈リナ・トゥール・ボネ (コンサートミストレス、ソロ) 〉 ラ・カペラ・ナショナル・デ・カタルーニャ (合唱/合唱指揮:ルイス・ヴィラマホ) YOCPAアカデミーメンバー リナ・ジョンソン (ソプラノ) オリヴィア・フェアミューレン (メゾ・ソプラノ) マルティン・プラッツ (テノール) マヌエル・ヴァルサー (バリトン) レコーディング 録音:2023年5月11-16日、カルドナ城修道院 選べる「夏の福袋」が今年も登場! HAPPY SUMMER BAG 対象商品を2点選んで5,000円(送料無料) 話題盤などがお買い得になるチャンス! 期間限定7/10(水)まで! 対象商品を2点選んで、5,000円チケットと合わせて購入するだけ! 商品名に【商品2点で5,000円】と記載のある商品が対象になります。 *商品名に記載がない商品は対象外です。 ★★★キャンペーン会場はこちら【5,000円福袋】 【10,000円福袋】キャンペーンチケット(クーポンページ)はこちら 【10,000円福袋】キャンペーン会場はこちら
アレッサンドリーニが導く ドラマティックにしてなまめかしいモンテヴェルディ ★アレッサンドリーニのモンテヴェルディ最新録音の登場です。アレッサンドリーニはこれまでにマドリガーレ集第2巻、第3巻、第4巻、第5巻、第6巻、第8巻と録音しているほか、オルフェオなどの重要作品も録音。モンテヴェルディにかけてはひとしおの思い入れをもっています。ここでも、音楽自体がテキストの世界を物語るようなモンテヴェルディのドラマティックな作風を見事にとらえ、よい意味で非常になまめかしい演奏を展開しています。歌い手たちの、たいへん表情豊かな歌唱力に圧倒されると同時に、器楽アンサンブルの面々による繊細かつ絶妙な歌とのバランスも見事です。 収録情報 曲目・内容 モンテヴェルディ:マドリガーレ集第7巻 マドリガーレ集第7巻〜1,2,3,4&7声のための作品、およびその他の作品 [CD1] 1. プロローグ 2. シンフォニア 3. “Il luogo de’ suoi amori” 4. “Perche fuggi tra salci” 5. “Vorrei baciarti, o filli” 6. “Tornate, o cari baci” 7. “Eccomi pronta ai baci” 8. “Se i languidi miei sguardi” 9. “Ecco vicine, o bella tigre, l’hore” 10. “Al lume delle stelle” 11. “Non e di gentil core” 12. “Non vedro mai le stelle” 13. “Oh viva fiamma” 14. “Augellin, che la voce al canto spieghi” 15. “Amor, che deggio far” [CD2] 1. Entrata grave (B.Marini) 2. “Con che soavita” 3. “Dice la mia bellissima licori” 4. “Parlo, miser, o taccio?” 5. “Se’l vostro cor, madonna” 6. “oh, come sei gentile” 7. “Interrotte speranze, eterna fede” 8. “Ohime, dov’e il mio ben?” 9. “Soave libertate” 10. “Vaga su spina ascosa” 11. “Io son pur vezzosetta pastorella” 12. “Ah, che non si conviene” 13. “Tu dormi? Ah, crudo core” 14. “Se pur destina e vole” 15. “Chiome d’oro, bel tesoro” アーティスト(演奏・出演) リナルド・アレッサンドリーニ (チェンバロ・指揮) コンチェルト・イタリアーノ レコーディング 録音:2020年10月
フルトヴェングラー唯一の録音「ファウストの劫罰」が 世界初出LPのマスターから初CD化なる! 「ハンガリー行進曲」はライヴならではのド迫力で圧巻!! ★巨匠の唯一の録音「ファウストの劫罰」が世界初出LPのマスターから初CD化なる!1950年夏のルツェルン音楽祭で行なわれたコンサート。放送局 (ベロミュンスター・ラジオ) のテープは消去されたものの、1980年に収集家のコピーテープが発掘され、これをもとに伊チェトラ社が1983年に世界初出LP (FE-21/3) として発売。翌84年にキングレコードがこのマスターから国内LP (K20C-337/9) を発売。キャッチフレーズは「30年待った!!あの幻の名演、ついに陽の目を見る!」とあります。今回、ここから40年ぶりに初CD化! ★4部20景からなるこの「劇的物語」。ゲーテの原作に親しんできたフルトヴェングラーは原曲のフランス語台本ではなくて、ドイツ語訳版を選び、歌手にはドイツ語圏のフローンス (ファウスト) 、ホッター (メフィストフェレス) 、シュワルツコップ (マルガレーテ) を据えて、上演に臨んだ。「ハンガリー行進曲」「蚤の歌」「妖精の踊り」「トゥーレの王のバラード」「鬼火のメヌエット」「メフィストフェレスのセレナード」など名曲が目白押しの大作を巨匠は指揮して、「ハンガリー行進曲」ではライヴならではの凄みを見せ、シュワルツコップの「トゥーレの王」では絶妙な伴奏で支えています。ドイツ歌劇とフランス歌劇、ふたつの対照的な音楽的キャラクターの融合が図られた、巨匠の貴重な録音です。 ★フルトヴェングラーの「ファウストの劫罰」はドイツ語版のテキストがつかわれているのがひじょうに珍しい。これは、ルツェルンがチューリッヒとともにスイスのドイツ語圏であるという理由にもよるものであろうが、フランス語のテキストでききなれた耳にはかなり感触が異った趣きを与える。しかし、ベルリオーズがリストの援助のもとにドイツで上演して評判になったドイツ語版が、はからずもフルトヴェングラーの棒できけたということはすくなからぬ意義をもっているといえる。歌手もドイツ系の一流を揃えているのでその感を深くするものがあるが、フルトヴェングラーの解釈でとくに感銘の深いのは、ドイツ語の語感からうける歌唱部が、グルックからワーグナーに至るドイツ歌劇的な性格 (それはベルリオーズにとってはけっして異質なものではなかった) と、オーケストラ部のフランス的なテキスチュアをフルトヴェングラーが要所要所の管楽器の扱いで注意ぶかく描出している、ふたつの対照的な音楽的キャラクターの融合がはかられていることである。録音は1950年代のライヴ・レコーディングだから充分とはいえないけれど、主要パートに与えたフルトヴェングラーの絶妙な指示は充分にうかがい知ることができる。彼が、第3部の鬼火のメニュエットで弱音の効果のなかに透明なテキスチュアを再現しているあたりは、ひときわ感銘が深い。この大曲を通してオーケストラの扱いはドイツ的というよりもラテン的な明晰さを、どの指揮者よりもフルトヴェングラーは描出している。 (岡 俊雄、LP発売時のライナーノーツより) ★最も原盤に近いマスターテープ (38cm、2トラック) から、キング関口台スタジオの最新技術によるリマスターにより、CD化!巨匠によって感動的に、劇的に語られた「劇的物語」、没後70年にふさわしい貴重盤の待望のCD化です。 ★貴重なドイツ語歌詞と対訳をトラックNoも入れてPDFファイルで弊社HP (WEBサイト) に掲載します。プリントアウトも可能です。 (ブックレットに記載するパスワードを入力してください) ※こちらには歌詞対訳が付いておりません。ブックレット中のパスワードで弊社ホームページにてPDFをダウンロードできます。 収録情報 曲目・内容 ベルリオーズ:劇的物語《ファウストの劫罰》 作品24 (アドルフ・ツィマーマン訳のドイツ語版) アーティスト(演奏・出演) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー (指揮) フランス・フローンス (テノール:ファウスト) ハンス・ホッター (バリトン:メフィストフェレス) エリーザベト・シュワルツコップ (ソプラノ:マルガレーテ) アロイス・ペルネルシュトルファー (バス:ブランデル) ルツェルン音楽祭管弦楽団、合唱団 レコーディング 録音:1950年8月26日 イエズス会教会堂、ルツェルン (ライヴ)
★知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21世紀を担うリート歌手イアン・ボストリッジ。これまで英ウィグモア・ホールの自主レーベルよりシューベルトの歌曲リサイタルのライヴ録音がリリースされてきましたが、今回PENTATONEレーベルよりシューベルトの最高傑作『冬の旅』がリリースされます。 ★2004年5月、レイフ・オヴェ・アンスネスとのセッション録音以来、自身2度目の録音となった『冬の旅』。ピアノはトーマス・アデスを迎えて2018年9月、ウィグモア・ホールでのライヴ録音です。ボストリッジは2014年秋にトーマス・アデスと同作品のヨーロッパツアーを大成功させ、同年、Faber&Faber社より『Schubert's Winter Journey: Anatomy of an Obsession』(邦訳『シューベルトの「冬の旅」』)を出版。2016年にはダフ・クーパー賞のノンフィクション部門を受賞し、現在12 か国語に翻訳されています。その後、アデスとの『冬の旅』アメリカツアーをはじめ、ハンス・ツェンダー編曲によるオーケストラ版『冬の旅』を台北とハース、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、ニューヨークのリンカーン・センターで歌い話題となるなど、当作品への造詣の深さをあらわした演奏活動を展開しております。現代最高のリート歌手、ボストリッジが魂を込めて表現した大注目の『冬の旅』です。 【曲目・内容】 フランツ・シューベルト(1797-1828):連作歌曲集『冬の旅』 Op.89 D.911(1827) 第1部【おやすみ(5’36”)/風見の旗(1’37)/凍った涙(2’17”)/かじかみ(2’57”)/菩提樹(4’42”)/あふれる涙(3’41”)/川の上で(3’26”)/回想(1’52”)/鬼火(2’35”)/憩い(3’02”)/春の夢(4’27”)/孤独(2’39”)】 第2部【郵便馬車(1’55”)/霜おく頭(2’52”)/からす(3’36”)/最後の希望(1’59”)/村で(3’43”)/あらしの朝(0’50”)/まぼろし(1’16”)/道しるべ(4’37”)/宿屋(4’45”)/勇気(1’18”)/幻の太陽(2’35”)/辻音楽師(3’55”)】 【アーティスト(演奏・出演)】 イアン・ボストリッジ(テノール) トーマス・アデス(ピアノ) 【レコーディング】 ライヴ録音:2018 年9 月/ウィグモア・ホール(ロンドン) レコーディング・プロデューサー:ジョン・フレイザー レコーディング・エンジニア:フィリップ・シニー
朗読と歌で作ぐ世界大戦の記憶 ★朗読と歌曲で構成された第一次世界大戦100周年記念作品。上記参加者の他、ルイージ・カドルナ、アルマンド・ディアス両将軍の肉声トラックもあり。 収録情報 曲目・内容 ピアーヴェ川はつぶやく 〜 大戦最前線からの音楽と言葉 音楽: ヴィルジニア・ニッコリーニ、ダルフランキ、エットーレ・ルカテッロ、コルンボ・アローナ、ヴィットーリオ・グイ、オラツィオ・ウゴリーニ、シルヴァノ・ルッフォ、アントニオ・メネゲッティ、E・A・マリオ テキスト: コッラード・ゴヴォーニ、ピエトロ・ヤイエ、クインティリオ・カンティーニ、ジュゼッペ・ウンガレッティ、アルデンゴ・ソフィチ、クラウディオ・ジレッティ・バルベリス、アントニオ・ベルガマス、コッラード・アルヴァーロ、レナート・ペルセーニ、カルロ・ドルクロワ アーティスト(演奏・出演) レオナルド・デ・リージ (テノール) レオナルド・プレヴィエーロ (ピアノ) ピエーラ・ダビッツィ、ローザ・サルティ (朗読) レコーディング 録音:2015年9月24・29日、10月1・2日/フィレンツェ五月音楽祭劇場
ワルトラウト・マイヤーの歌曲集!! ★ワルトラウト・マイヤーは2007年に来日し、2回の歌曲リサイタルを開催しました。そのリサイタルの曲目とほぼ同じ内容のCDをリリース。シューベルトとシュトラウスの傑作ばかりを選り抜いて、円熟のマイヤーが奥深い世界を切り開いています。ことに四つの最後の歌は絶品! 収録情報 曲目・内容 R.シュトラウス: ツェツィーリエ Op.27-2、冬の霊感 Op.48-4、二人の秘密をなぜ隠すのか Op.19-4、明日の朝 Op.27-4、夜 Op.10-3、とき放たれた心 Op.39-4、献呈 Op.10-1、四つの最後の歌 Op.150 シューベルト: 無限なるものに D.291、憂愁 D.825、鱒 D.550、糸を紡ぐグレートヒェン D.118、夜の曲 D.672、魔王 D.328 アーティスト(演奏・出演) ワルトラウト・マイヤー (Ms) ヨゼフ・ブラインル (P) レコーディング 録音:2007年3月
収録情報 曲目・内容 「死んだ男の残したものは」 1 オンブラ・マイ・フ(ヘンデル/大萩康司編) 2 グリーンスリーヴス(イングランド民謡) 3 ダニー・ボーイ(アイルランド民謡) 4 宵待草(多忠亮/大萩康司編) 5 この道(山田耕筰/Momo編) 6 初恋(越谷達之助) 7 お菓子と娘(橋本國彦) 8 くちなし(田三郎) 9 こもりうた(加藤昌則) 10 てがみ(加藤昌則)*新曲(世界初録音) 11 夏のなごりのバラ (アイルランド民謡/ブリテン編) 12 サリー・ガーデンズ(アイルランド民謡/ブリテン編) 13 流れは広く (O Waly, Waly)(スコットランド民謡/ブリテン編) 14 小さな空 (武満徹/荘村清志編) 15 死んだ男の残したものは(武満徹/荘村清志編) 16 花は咲く (菅野よう子/加藤昌則編) アーティスト(演奏・出演) 藤木大地(カウンターテナー) 福田進一(ギター) (1, 4, 5, 12, 13, 16) 西山まりえ(ハープ) (2, 3) 松本和将(ピアノ) (6, 7, 8, 11) 加藤昌則(ピアノ) (9, 10, 16) 大萩康司(ギター) (14, 15) レコーディング 2016年12月、2017年1月/キング関口台スタジオ商品番号 KKC-046 "2017年4月、ウィーン国立歌劇場デビュー! 「題名のない音楽会」でも話題沸騰!! 世界に羽ばたくカウンターテナー 藤木大地 CDデビュー" 死んだ男の残したものは 藤木大地 All That The Man Left Behind When he died / Daichi Fujiki CD 国内企画 日本語帯・解説付 発売日:2017年4月7日 レーベル:King International 世界に羽ばたくカウンターテナー 藤木大地 CDデビュー ★カウンターテナー、藤木大地のデビューCD。藤木は2017年4月にオペラの殿堂ウィーン国立歌劇場で日本人カウンターテナーとして初めてソリスト契約し、デビューを飾った注目の存在。2016年秋に放映されたTV番組『題名のない音楽会』で没後20周年の武満徹の「死んだ男の残したものは」を熱唱、大きな話題となりました。本人にとっても特別な思い入れのある「死んだ男の残したものは」をタイトルに、様々な名曲がならぶ1枚。なにより美しい藤木の歌声にまず心うばわれます。そして妥協を許さない歌詞の明瞭な発語やダイナミクスにより、それぞれの作品が持つ世界感を繊細かつ大胆に描き、知性を感じさせる藤木の歌の魅力を存分に味わうことができます。そんな藤木のデビューを祝うかのように、共演者陣も実に豪華な顔ぶれがそろいました。加藤昌則氏の新曲(もちろん世界初録音)が収録されているのもまた魅力。注目盤の登場です。
深淵なるリストの世界をペネティエが描く 〜十字架への道 ★ペネティエ渾身の演奏で聴く、リストの「十字架への道」。この作品は無調的な曲ではありますが、リストの晩年の敬虔な信仰心が感じられる美しい作品です。キリストが死を前にし、十字架を背負いゴルゴダの丘へと歩いていく様子をピアノと合唱による14の場面で描かれています。ヴォックス・クラマンティスの美しい声とペネティエの神聖な響きを意識した極上のピアノが印象的な演奏です。アルバムは「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」や「パーテル・ノステル」などのリストの宗教的なピアノ作品を収録し、「十字架への道」へと誘導するような構成となっています。 収録情報 曲目・内容 リスト : ・「詩的で宗教的な調べ」よりパーテル・ノステル ・昇階曲「キリストは我らのために」 ・前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」S.179 ・讃歌「王の御旗は進み」 ・十字架への道 アーティスト(演奏・出演) ヴォックス・クラマンティス ヤーン = エイク トゥルヴェ (指揮) ジャン=クロード・ペネティエ (ピアノ)
ロフェ指揮、タピオラ・シンフォニエッタとの共演で名唱サンプソンがカントルーブの『オーヴェルニュの歌』を録音! ★SACDハイブリッド盤。スコラ・カントルムでダンディに師事した作曲家カントルーブの『オーヴェルニュの歌』をイギリスの名唱キャロリン・サンプソンが録音しました!ダンディの生まれ故郷はオーヴェルニュの東南端の山地アノネー。フランス民謡の収集とその器楽伴奏付き編曲で知られるカントルーブは1923年から1930年にこの歌曲集を書き上げました。全5集からなるこの曲集は素朴な歌の旋律そして卓越した管弦楽書法による伴奏が実に見事で、香り高き色彩と芸術的な美しさに満ちております。この『オーヴェルニュの歌』をサンプソンとパスカル・ロフェ指揮、タピオラ・シンフォニエッタが実に表情豊かに演奏しております!★キャロリン・サンプソンは「完璧なコロラトゥーラ技術と豊かにのびる輝かしい声」と評され、世界の聴衆を魅了し続けています。バロック・古典派の歌曲からオペラまで幅広いレパートリーを持っており、特にバッハ・コレギウム・ジャパンとの録音はサンプソンの代表盤で、澄み切ったその歌唱は官能的で聴くものを魅了してやまないと評価されています。また、近年は非常に積極的なリリースが続いており、サンプソンが絶大な信頼を寄せるピアノのジョゼフ・ミドルトンとともに「ヴェルレーヌの詩による歌曲集」(BIS SA-2333)、「女性のためのアルバム〜ロベルト&クララ・シューマンのリート集」(BIS SA-2473)、「イギリス名詩の歌曲集」(BIS SA-2413)、「狂気のなかの正気」(BIS SA-2353)、「花々〜花にまつわる歌曲集」(BIS SA-2102)など、しっかりとしたコンセプトのもと、話題盤と次々とリリースしております。 収録情報 曲目・内容 カントルーブ:「オーヴェルニュの歌」より【第1集】1. 野原の羊飼いのおとめ/2. バイレロ?高地オーヴェルニュの羊飼いの歌/3. 3つのブレー( I .泉の水/ II .どこへ羊を放そうか/ III .あちらのリムーザンへ)【第2集】1. 羊飼いのおとめ/4. 捨てられた女/5. 2つのブレー( I .私には恋人がいない/ II .うずら)【第3集】1. 紡ぎ女/2. 牧場を通っておいで/3. 背こぶの人/4. 子守歌/5. 女房持ちはかわいそう【第4集】1. ミラベルの橋のほとりで/2. おーい/3. 子供のために/4. しっ、しっ静かに/6. かっこう【第5集】2. 私が小さかったころ/3. 向こう、岩山の上で/4. さあ、ロバにまぐさをおやり/6. 野良犬め、あっちへ行け/7. 一人のかわいい羊飼い娘/8. いいよと言った アーティスト(演奏・出演) キャロリン・サンプソン(ソプラノ)パスカル・ロフェ(指揮)タピオラ・シンフォニエッタ レコーディング セッション録音:2020年3月9-13日/タピオラ・ホール、エスポー(フィンランド) プロデューサー:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)
ORAのふくよかかつ柔らかな歌声が心地よい 聖母マリアの祝日のための音楽 ★聖母マリアの被昇天を祝う晩祷と祝祷の礼拝を、ルネサンスの名曲と現代の名作、そして伝統的な聖歌によって作り上げたプログラム。礼拝に実際に参加しているような厳かな気分になると同時に、幻想的で奥深い合唱曲の世界にいざなわれる魅惑の2枚組です。 ORAシンガーズは、英国の合唱アンサンブル。何世紀にもわたる英国の合唱の伝統を現代風にアレンジしており「音楽の彗星」とも評されています。現代合唱曲の世界有数の委嘱者であり、100名の作曲家に100の新曲を委嘱することを目標に掲げています。2018年のオーパス・クラシック賞でアンサンブル・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、その「揺るぎないエレガントな」演奏と「素晴らしくエキサイティングな」録音の両方で批評家の称賛を浴びています。 収録情報 曲目・内容 SANCTISSIMA〜聖母マリアの被昇天の祝日のための晩祷と祝祷 CD 1 Vespers 1 Bells 2 パレストリーナ (c.1525-1594) :Assumpta est Maria 3 作曲者不詳 (聖歌) :Deus in adjutorium 4 作曲者不詳 (聖歌) :Assumpta est Maria in caelum 5 ダヴィド・ベドナル (b.1979) :Assumpta est Maria* 3'36 6 作曲者不詳 (聖歌) :Dixit Dominus 1'59 7 作曲者不詳 (聖歌) :Assumpta est Maria 0'27 8 作曲者不詳 (聖歌) :Maria Virgo assumpta est 0'29 9 オリヴィエ・ターネイ (b.1984) :In Homeward Flight* 4'48 10 作曲者不詳 (聖歌) :Laudate pueri 1'47 11 作曲者不詳 (聖歌) :Maria Virgo assumpta est 0'32 12 作曲者不詳 (聖歌) :In odorem unguentorum quorum currimus 0'24 13 ジョン・ジュベール (1927-2019) :Reflection on the plainchant antiphon ‘In odorem'* 3'54 14 作曲者不詳 (聖歌) :Laetatus sum 2'04 15 作曲者不詳 (聖歌) :In odorem unguentorum quorum currimus 0'27 16 作曲者不詳 (聖歌) :Benedicta filia tua Domino 0'29 17 ジル・スウェイン (b.1946) :Benedicta filia* 3'51 18 作曲者不詳 (聖歌) :Nisi Dominus 1'45 19 作曲者不詳 (聖歌) :Benedicta filia tua Domino 0'31 20 作曲者不詳 (聖歌) :Pulchra es et decora filia Jerusalem 0'29 21 キム・ポーター (b.1965) :Pulchra es et decora* 3'47 22 作曲者不詳 (聖歌) :Lauda Jerusalem Dominum 2'19 23 作曲者不詳 (聖歌) :Pulchra es et decora, filia Jerusalem 0'29 24 作曲者不詳 (聖歌) :Ave Maris Stella 2'56 25 ジェイムズ・マクミラン (b.1959) :Ave Maris Stella 4'26 CD 2 Vespers & Benediction Vespers 1 作曲者不詳 (聖歌) :Exaltata est 0'38 2 作曲者不詳 (聖歌) :Hodie Maria Virgo caelos ascendit 0'32 3 ジュリアン・アンダーソン (b.1967) :Magnificat* 9'16 4 作曲者不詳 (聖歌) :Hodie Maria Virgo caelos ascendit 0'35 5 作曲者不詳 (聖歌) :Benedicamus Domino 0'31 Benediction 6 サンドストレム (1942-2019) :O salutaris hostia* 4'03 7 フランシスコ・ゲレーロ (1528-1599) :Ave Virgo sanctissima 4'01 8 マシュー・マルタン (b.1976) :Sanctissima* 4'15 8 サンドストレム (1942-2019) :Tantum ergo* 2'58 10 作曲者不詳 (聖歌) :Adoremus 1'39 11 作曲者不詳 (聖歌) :Ave Regina caelorum 1'26 12 フェリーチェ・アネーリオ (1560-1614) :Ave Regina caelorum 5'19 アーティスト(演奏・出演) ORAシンガーズ レコーディング 録音:2017年1,8月
シュニトケの意図がはっきりした自筆譜からの録音 ★カペラ・アムステルダムは1970年創設。1990年よりダニエル・ロイスが音楽監督を務め、ルネサンスから現代までの声楽作品を満喫させてくれます。今回シュニトケの大作に挑戦。シュニトケの「回心のための詩篇」はロシアのキリスト教受洗千年を記念して1988に作曲されました。彼円熟期の作で、人の声の表現力と効果を存分に発揮させています。 ★録音にあたり、指揮者のロイスは信頼性の出版譜によらず、シュニトケ研究で有名なチェロ奏者イワシキンの監修で自筆譜を用いることにしました。自筆譜には強弱記号がほとんどなく、拍子もフレージングも示されておらず、音さえも違いが見られました。印刷譜だと最後のニ長調主和音にミ♭が加わっていますが自筆譜にはなく、Deus (神) の象徴としてのD (ニ) 音で終わらせるシュニトケの意図を明確にさせています。 収録情報 曲目・内容 シュニトケ:回心のための詩篇 (1988) アーティスト(演奏・出演) ダニエル・ロイス (指揮) カペラ・アムステルダム レコーディング 録音:2022年9月17-20日/ペテロ教会 (ユトレヒト)
ユロフスキ&LPOのストラヴィンスキー・シリーズ 第3弾にして完結編! ★ユロフスキ指揮LPOのストラヴィンスキー・シリーズ第3弾にして完結編の登場。ライヴ演奏会でも絶賛され、またCDシリーズも世界で高く評価されているシリーズが完結となります。演奏機会の少ない作品も網羅した充実の内容。 ★ディアギレフから依頼されて手掛けた《プルチネッラ》は、ペルゴレージ原作の音楽を借用し、不協和音などでエッジと風刺の効いた作品に仕立てたもの。交響曲 ハ調はシカゴ交響楽団創立50周年記念のために委嘱され、ストラヴィンスキー自身の指揮で1940年に初演されました。20台にひとつシンフォニーを手掛けた後の最初の本格的なオーケストラのための交響曲で、ハイドンやベートーヴェンへのまなざしが強く感じられる作品です。オードは1943年、クーセヴィツキーから、その妻をたたえるための作品を、という依頼を受けて作曲されたもの。1913年の《春の祭典》初演に継ぐくらいに悲惨な結果となったのがこの《トレニ》の初演でした。十二音技法で書かれていますが、調性的な要素も持ち合わせ、驚くほど豊かであたたかみのある音楽となっています。典礼用ではなく、『哀歌』から様々な詩を選び、特定の物語性はない、演奏会用に作曲されています。大変すばらしい演奏です。《変奏曲》は、1963年に亡くなったストラヴィンスキーの長きにわたる友人、イギリスの小説家オルダス・ハクスリーが亡くなったことを受けてその死に捧げられています。ストラヴィンスキー最後の完成されたスコアとなった (小さな歌曲を除く) レクイエム・カンティクルズは、十二音技法で書かれており、儀式的な構造、刺激的なハーモニー、明快でシャープな色彩など、ストラヴィンスキーの特徴がまさにあらわれている作品です。 収録情報 曲目・内容 ストラヴィンスキー (1882-1971) : [CD1] ・プルチネッラ [録音:2020年12月5日] ・交響曲 ハ調 [録音:2018年4月18日] ・オード (頌歌、3部の悲しみの歌、またはトリプティク) [録音:2018年4月21日] [CD2] ・トレニ〜預言者エレミアの哀歌 [録音:2018年12月8日] ・変奏曲〜オルダス・ハクスリー追悼 [録音:2018年12月8日] ・レクイエム・カンティクルズ [録音:2018年11月10日] アーティスト(演奏・出演) ウラディーミル・ユロフスキ (指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 アンハラッド・リドン (メゾ・ソプラノ/プルチネッラ、レクイエム・カンティクルズ) サム・ファーネス (テノール/プルチネッラ、トレニ) マシュー・ローズ (バス/プルチネッラ) エリザベス・アサートン (ソプラノ/トレニ) マリア・オストルコヴァ (メゾ・ソプラノ/トレニ) ジョエル・ウィリアムズ (テノール/トレニ) テオドール・プラット (バリトン/トレニ) ジョシュア・ブルーム (バス/トレニ) マキシム・ミハイロフ (バス/レクイエム・カンティクルズ) ロンドン・フィルハーモニー合唱団 (トレニ、レクイエム・カンティクルズ) レコーディング すべてロイヤル・アルバート・ホールでの録音
大注目盤! 静寂と喧騒、緊張と緩和、皮肉と感傷に染まる世界観。 大胆不敵なスタイルで奏でるメルドーとボストリッジの野心に満ちた共鳴。 ★現代ジャズの先駆者ブラッド・メルドーと、現代最高のテノール歌手イアン・ボストリッジという、共にグラミー賞の受賞歴を持つ最高級の布陣で紡ぎだした歌曲集『The Folly of Desire』がPENTATONEレーベルからリリース! ★2016年にドイツ・南バイエルンで出会った二人は、食事をするうちに意気投合し、そこからお互いのコンサートへ足を運ぶようになり、そこでメルドーがボストリッジのために曲を書くことを思いついたのが今作を作るきっかけとなりました。 ★ウィリアム・ブレイクが書いた詩『The Sick Rose』から始まり、シェイクスピア、ゲーテ、カミングスといった詩人たちの作品群をもとに、メルドーの鮮やかなピアノとボストリッジのパワフルな歌声が、何とも奇妙な雰囲気を漂わせています。 ★さらに、アルバム後半にはコール・ポーターの『Night and Day』やボブ・ヒリヤードの『In the Wee Small Hours of the Morning』などといったジャズリスナーには馴染み深いジャズスタンダードが数曲、そしてリート歌手ボストリッジが得意とするシューベルトの『夜と夢』D.827を収録しており、作品ごとにスタイルの多様性が強調されています。 ★この作品集には、"純粋な欲望からの脱却"というテーマがあり、"欲望から解放された愛こそが人生の最高到達点である"、という哲学的かつ道徳的なメッセージが込められています。 収録情報 曲目・内容 The Folly of Desire / ブラッド・メルドー (ピアノ) 、イアン・ボストリッジ (テノール) ●Brad Mehldau : The Folly of Desire [The Sick Rose / Leda and the Swan / Sonnet 147 / Sonnet 75 / Uber die Verf?hrung von Engeln / Ganymede I / Ganymede II / the boys i mean are not refined / Sailing to Byzantium / Night II / Lullaby] ●Strachey & Maschwitz : These Foolish Things ●Mann & Hilliard : In the Wee Small Hours of the Morning ●Cole Porter : Every Time We Say Goodbye ●Franz Schubert : Nacht und Traume D.827 ●Cole Porter : Night and Day アーティスト(演奏・出演) イアン・ボストリッジ (テノール) ブラッド・メルドー (ピアノ) レコーディング 録音 : 2022年7月 / アルトフン・ニュー・モルティングス、サドベリー (イギリス) エグゼクティヴ・プロデューサー : ルノー・ロランジェ (ペンタトーン)
波多野睦美の「ソネット」レーベル第7弾! バンドネオンの北村聡とコントラバスの田辺和弘を迎えた ピアソラ ガルデル パーセル 時を飛ぶバンドネオンと声の共演! 呼吸する楽器 バンドネオン 声と楽器の2つの息づかいが あらゆるボーダーを超える ★波多野睦美自身のレーベル「ソネット」の7枚目のアルバム「想いの届く日」El dia que me quieras。今回は日本屈指のバンドネオン奏者北村 聡との共演。そしてクラシック、アルゼンチンタンゴ、即興演奏などで活動するコントラバス奏者田辺和弘も参加するという、なんともボーダレスな内容となっています。 ★収録曲は、パーセル《ソリチュード》、カルロス・ガルデル《想いの届く日》、リチャード・ロジャーズ《私のお気に入り》、アストル・ピアソラ《オブリビオン》、アリエル・ラミレス《アルフォンシーナと海》、ホセ・ラカジェ《アマポーラ》、フランシス・プーランク《愛の小径》など、これまで波多野自身が好んで歌ってきた楽曲を、バンドネオンとのアレンジで新たな魅力たっぷりにお届けします。 波多野睦美 (歌) Mutsumi Hatano ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科修了。シェイクスピア時代のイギリスのリュートソングでデビュー後、受難曲、オラトリオなどのソリストとして寺神戸亮、鈴木雅明、C.ホグウッド指揮ほか、多くのバロックオーケストラと共演。バロックオペラでも深い表現力で注目される。現代の作品にも作曲家から厚い信頼を得て取り組み、間宮芳生作品のアメリカでの世界初演、オペラ『ポポイ』、水戸芸術館『高橋悠治の肖像』、サントリーホール『作曲家の個展 2013権代敦彦』、サマーフェスティバル2016『ジャック・ボディ/死と欲望の歌とダンス』ほかに出演。『歌曲の変容』シリーズを2005年から王子ホールで続け、古楽から現代にいたる独自の歌曲プログラムを開拓。NHK『ニューイヤーオペラコンサート』『名曲アルバム』『BS クラシック倶楽部』『題名のない音楽会』などに出演。CDは古楽器との共演による『イタリア歌曲集』 (レコード芸術特選盤) などのほか、高橋悠治 (作曲/ピアノ) との『ねむれない夜』、シューベルト『冬の旅』、栃尾克樹 (バリトンサックス) とのトリオによる『風ぐるま』、大萩康司 (ギター) との『コーリング・ユー』『プラテーロとわたし』など多数。自身の訳詞と山本容子の版画によ る詩画集『プラテーロとわたし』を発表。 北村聡 (バンドネオン) Satoshi Kitamura 関西大学在学中にバンドネオンに出合い、小松亮太、フリオ・パネに師事。世界各国のフェスティバルに出演。2011年、アストル・ピアソラ五重奏団元ピアニスト、パブロ・シーグレルのアジアチームに選抜される。2014年、東京オペラシティ リサイタルシリーズ B → Cに出演。2021年、ピアソラ作曲《シンフォニア・ブエノスアイレス》の日本初演に参加。これまでに鈴木大介、舘野泉、川井郁子、EGO-WRAPPIN’、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。NHK『青天を衝け』、映画『マスカレード・ナイト』をはじめさまざまな録音に参加している。喜多直毅クアルテット、クアトロシエントス、三枝伸太郎 Orquesta de la Esperanza など数多くの楽団に参加、活動中。 収録情報 曲目・内容 「想いの届く日」El dia que me quieras 1. 想いの届く日 (ガルデル) 2. 私のお気に入り (ロジャース) 3. ソリチュード (パーセル) *with contrabass 4. もしもまだ (ピアソラ) 5. 私はマリア (ピアソラ / 編曲:エスティガリビア *with contrabass 6. オブリビオン (ピアソラ) *with contrabass 7. 首の差で (ガルデル) *bandoneon solo 8. 夏のクリスマス (ラミレス) 9. アルフォンシーナと海 (ラミレス / 編曲:スエッ) 10. 薔薇と柳 (グアスタビーノ ) 11. アマポーラ (ラカジェ) 12. 愛の小径 (プーランク) 13. クロリスに (アーン) A Chloris (Reynard Hahn) *with contrabass 14. もし?ニューシネマパラダイス (モリコーネ) 15. ククルクク・パロマ (メンデス) アーティスト(演奏・出演) 波多野睦美 (歌) 北村 聡 (バンドネオン) 田辺和弘 ( コントラバス) Track 3, 5, 6, 13 レコーディング 録音:2022年4月13-15日浦安音楽ホール (千葉)
収録情報 曲目・内容 ねむれない夜〜高橋悠治ソングブック〜 作曲:高橋悠治 ぼくは12 歳(1977)/詩:岡真史 (編曲:戸島美喜夫 1,2,3,4,6,10,11) 1.みちでバッタリ 2.太ようのつかい 3.夕ぐれ 4.ゴットン・ゴロン 5.へや/ちっこい家 6.小まどから 7.ねむれない夜 8.リンゴ 9.あらけずりに 10.ぼくはうちゅうじんだ 11.ひとり/ぼくはしなない 12.さらば佐原村(2010)/詩:辻まこと 13.バッハと歩哨(2013)/詩:アイヴァ・ガーニー 旅だちながら 森崎和江3 篇(2020)/詩:森崎和江 14.雨 15.笛 16.旅ゆくところ アーティスト(演奏・出演) 波多野睦美(歌) 高橋悠治(ピアノ) レコーディング 2020年6月15-17日、戸塚区民文化センター、さくらプラザ エンジニア:櫻井卓 ディレクター:野田智子商品番号 MHS-006 "波多野睦美の「ソネット」レーベル第6弾! 対話によって生まれ育まれてきた高橋悠治の歌の世界 音楽のある場所で 人はひとりではない?高橋悠治" ねむれない夜〜高橋悠治ソングブック〜 波多野睦美 高橋悠治 Sleepless Night Takahashi Yuji Song Book / Takahashi Yuji CD 国内プレス 日本語帯・解説付 発売日:2020年12月21日 レーベル:SONNET 対話によって生まれ育まれてきた高橋悠治の歌の世界 ★波多野睦美自身のレーベル「ソネット」の6枚目のアルバム『ねむれない夜〜高橋悠治ソングブック〜』。日本を代表する作曲家・ピアニスト高橋悠治と古楽から現代の作品までを歌いこなすメゾソプラノの波多野睦美は、多くの作品で共演を重ねてきました。 ★このアルバムは、波多野睦美のために書かれた新作、森崎和江の詩集『ささ笛ひとつ』(2004)から3篇に曲をつけた「旅だちながら」や、1977年に書かれた「ぼくは12歳」など、詩人たちの言葉が時を超え、今この時に心に響く作品が収録されています。 ★「ぼくは12歳」は、1970年代、12歳で自ら命を絶った岡真史の詩集「ぼくは12歳」の11の詩に、高橋悠治が曲をつけた歌曲集。奄美の子供の歌や、朝鮮民謡にもとづいた画期的な作品集です。 ★「さらば佐原村」は、父は放浪のダダイスト辻潤、母は婦人解放運動家で作家の伊藤野枝で、自身は多くの画文と逸話を遺した辻まことの詩。マーラーの「大地の歌」の終曲「別れ」の変奏で2010年波多野睦美のために作曲されました。 ★作曲家として、また詩人として活躍したアイヴァー・ガーニーは戦場で吸い込んだ毒ガスにより健康を失い、その後半生を病院で過ごし、そこで作曲と作詩を続けました。戦場でバッハの前奏曲を思い出している歩哨を詠んだ「バッハと歩哨」を収録しています。 関連商品リンク MARCO-001
東洋に民族的なルーツをもつスレイマンとシベが 東洋と西洋の文化や音楽の密接なつながりを示した コンセプト・アルバム「折れた枝」をリリース! ★異色の天才ギタリスト、ショーン・シベのPENTATONE第3弾アルバムが早くも登場。今回はテノール歌手のカリム・スレイマンとの共演でダウランド、モンテヴェルディ、ブリテン、ロドリーゴ、武満徹、ハーヴェイ、シャケールから中東の伝統歌曲まで、東洋と西洋の文化や音楽の密接なつながりを表したコンセプト・アルバム「折れた枝」です! ★レバノン系アメリカ人であるスレイマンと日本人とイギリス人の間に生まれたシベはともに民族的ルーツは東洋であり、西洋で育った2人のアーティストが“中間的な”アイデンティティを体験したことがこのコンセプトのきっかけ。「折れた枝 (Broken Branches) 」は、ギターとテノールがディアスポラ (民族離散) として知られる歴史の分裂を表現しています。 ★カリム・スレイマンはシカゴ児童合唱団で活動し、少年時代にはアルトのソリストとしてゲオルク・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団、レナード・スラットキン指揮、セントルイス交響楽団とも共演しています。2018年にソロとしてのデビュー・アルバムをリリースし、2019年の第61回グラミー賞にノミネートされています。 ★ショーン・シベはスコットランド王立音楽院で学び、その後イタリアでパオロ・ペゴラーロに師事。その後の活躍は目覚ましく2017年のロイヤル・フィルハーモニック協会音楽賞で「ヤング・アーティスト賞」を受賞しています。PENTATONEレーベルより「巡礼」 (PTC-5186870) 、「ロスト・アンド・ファウンド」 (PTC-5186988) をリリースしております。 収録情報 曲目・内容 「折れた枝」 1. ジョン・ダウランド (1563-1626) :「時が静止する」 2. ジョナサン・ハーヴェイ (1939-2012) :「Sufi Dance」 3. ジュリオ・カッチーニ (1551-1618) :「東の門より」 4. クラウディオ・モンテヴェルディ (1567-1643) :「かくも甘い苦悩が」 5. モンテヴェルディ:「私のトルコ女」 6. 「La prima vez」 (セファルディの伝承曲) (ショーン・シベ&カリム・スレイマン編曲) 7. 「Lamma bada yatathanna」 (アラブ・アンダルシア伝統歌曲のムワッシャハ) (シベ編曲) 8. サイード・ダルウィーシュ (1892-1923) :「El helwa di」 (ロニー・マレー編に基づくシベ&スレイマン編曲) 9. ファイルーズ (1934-) :「Li Beirut」 (原曲:ホアキン・ロドリーゴ (1901-1999) :アランフェス協奏曲より第2楽章「アダージョ」) (シベ&スレイマン編) 10. ラヤーレ・シャケール (1990-) :「A Butterfly in New York」 11. 武満徹 (1930-1996) :「ウェインスコット・ポンド」〜ギターのための3つの小品『森のなかで』より 12. ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) :『中国の歌』 アーティスト(演奏・出演) カリム・スレイマン (テノール) ショーン・シベ (ギター) レコーディング 録音:2022年8月8-12日/セント・マーティン教会、イースト・ウッドヘイ (ニューベリー) エグゼクティヴ・プロデューサー:ケイト・ロケット (PENTATONE) レコーディング・プロデューサー:アドリアン・ピーコック レコーディング・エンジニア:デイヴ・ローウェル&ジェイムズ・ウォーターハウス
男ゴロワノフ・怪演中の怪演!! 心ゆさぶる究極の演奏、異界へのいざない。 限界を超えてすべてを音楽にぶつけた大モツレク ピッチ修正であらわになった真の異形なる姿! ★これまでトラック毎に音の高さが変わるという不完全なピッチの音盤ばかり世に出ていたため、真の凄まじさが伝わり切らず今ひとつ人気の奮わなかったゴロワノフのモツレク。おそらく初の〈ピッチ修正版〉としてこの究極演奏を世に問いなおさんとするのが当盤です。本来のテンポ・音響バランスが蘇ることで逆にさらに明白になった異形さ、恐ろしいまでの音塊となって迫り来る声楽と管弦楽の大エネルギー。聴く者を異界へといざなう空前の怪演をより強く深く危険な領域まで踏み込んで味わえること請け合いです。 ★音楽が表現しうる極北、その限界をいとも簡単に乗り越え、遥か彼方めがけて未踏の地を突き進むゴロワノフ。合唱もソリストもオーケストラも、火の玉のように燃え上がり持っているすべてを音楽にぶつけ、驚異的な演奏を繰り広げていきます。「Tuba mirum」の全開トロンボーン、「Lacrimosa」の異様な暗さ、「Sanctus」の目もくらむ輝き、どこをとっても他では絶対に聴けない、かつて誰も考えたことのないような音が鳴り響く、とんでもないモツレクです。 ★〈「涙の日」は、全曲の中でも最も印象的と言えるだろう。テンポは非常に遅い。ヴァイオリンがソロに変更されており、これがいかにももの悲しげに奏される。合唱は全員が涙ながらに歌っているようで、涙が床に落ちてビショビショに濡れているような雰囲気である。最後の長いフェルマータもいかにもゴロワノフだ〉〈宗教的とは言えない、オペラ的にすぎる、モーツァルトらしくない、などいくらでもケチをつけられそうな演奏であることは確かだ〉〈ゴロワノフはきっと、自身の解釈が正しいかどうかは重要視していないと思う。彼が最も望んでいたのは、人の心をいかに揺さぶるかということである。それに全身全霊を傾けた、そうした姿勢が生々しいほど感じられる〉 (平林直哉氏の解説より) 収録情報 曲目・内容 ゴロワノフの芸術 第8集 モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 〈ピッチ修正版〉 アーティスト(演奏・出演) ニコライ・ゴロワノフ (指揮) モスクワ放送交響楽団 モスクワ放送合唱団 ナタリア・シュピーレル (ソプラノ) ワルワラ・ガガリーナ (アルト) ピョートル・マリュチェンコ (テノール) セルゲイ・クラソフスキー (バリトン) レコーディング モノラル録音:1951年 選べる「夏の福袋」が今年も登場! HAPPY SUMMER BAG 対象商品を2点選んで5,000円(送料無料) 話題盤などがお買い得になるチャンス! 期間限定7/10(水)まで! 対象商品を2点選んで、5,000円チケットと合わせて購入するだけ! 商品名に【商品2点で5,000円】と記載のある商品が対象になります。 *商品名に記載がない商品は対象外です。 ★★★キャンペーン会場はこちら【5,000円福袋】 【10,000円福袋】キャンペーンチケット(クーポンページ)はこちら 【10,000円福袋】キャンペーン会場はこちら
圧倒的な声のエネルギーがフルオーケストラばりに迫る! ★ニューヨークに本拠を置くクラリオン合唱団が2023年ラフマニノフ生誕150年に贈る新録音。ロシアのレパートリーに定評のある彼らにとり、ラフマニノフはロシア人ながら後半生をアメリカで送っていたゆえ特別の愛着をもっているそうです。 ★ラフマニノフの「晩祷」はキリストの復活を象徴する夜明けに向かい徹夜で吟じられる賛歌。リーダーのスティーブン・フォックスは現在ウクライナで起こっている紛争と人々の苦しみを、曲およびラフマニノフが革命時に味わった故郷から離れるという経験と重ね合わせています。 ★ラフマニノフが作った15の部分に加え、4、5、8、12、14曲の前にはラフマニノフが基にしたオリジナルのキエフ聖歌やズナメニー聖歌を歌っているのも注目。 ★これまで複数のグラミー賞にノミネートされたクラリオン合唱団、実用的教会音楽として作られたラフマニノフの「晩祷」がコンサート用作品としても魅力的なことを証明してくれます。ペンタトーンならではの高音質録音が人の声の凄さを再認識させてくれます。 収録情報 曲目・内容 ラフマニノフ:晩祷Op.37 アーティスト(演奏・出演) スティーブン・フォックス (指揮) クラリオン合唱団 レコーディング 録音:2020年1月至聖三者大聖堂 (ニューヨーク)
歌とギターの絶妙なハーモニー ★マリーナ・ヴィオッティはスイス出身のメゾソプラノ。ジャズ、ゴスペル、ヘヴィメタに親しみ大学で哲学と文学を専攻し、卒業後本格的に声楽を学んだ変わり種。オペラ、宗教曲のほか、ジャンルにとらわれぬ活動を繰り広げている。 ★最新盤はフォーレとマスネのフランス歌曲と、スペイン・ラテンアメリカの歌をギター伴奏で聴かせてくれる魅力的なアルバム。またレオ・フェレやジャック・ブレルのシャンソンもイキに聴かせます。ファリャの「7つのスペイン民謡」や南米系のものはもちろんながら、フォーレやマスネの歌曲がギター伴奏と合うのに驚かされます。 収録情報 曲目・内容 ほかに好きな人がいるから ギター伴奏によるフランスとヒスパニックのレオ・フェレ:ロマンス集 1. フォーレ:夢のあとにOp.7の1/秋Op.18の3/愛の歌Op.27の1/ゆりかごOp.23の1 2. マスネ:スペインの夜 3. イソリーナ・カリージョ:くちなしの花をふたつ 4. モレーノ・トローバ:マドローニョス (ギター・ソロ) 5. カルロス・エレタ・アルマラン:ある恋の物語 6. レオ・フェレ:芸術家の人生 7. サティ:グノシエンヌ第1番 (ギター・ソロ) 8. ファリャ:7つのスペイン民謡 9. イネス・アリミ:キエロ 10. マスネ:エレジー 11. ジャック・ブレル/ジェラール・ジュアネスト:懐かしき恋人たちの歌 12. ロッシーニ:踊り 13. ポリーヌ・ヴィアルド:星 アーティスト(演奏・出演) マリーナ・ヴィオッティ (メゾソプラノ) ガブリエル・ビアンコ (ギター) レオナルド・ディッセルホルスト (チェロ) 10,13 ジェリー・ロペス (サクソフォン) 3 レコーディング 録音:2022年5月12-14日/TWLスタジオ (シュレーヌ)
なんと美しい合唱。 シューマンの『ミサ・サクラ』をスウェーデン放送合唱団が録音! ★SACDハイブリッド盤。ロベルト・シューマンが宗教音楽に対して深い関心を寄せていたことはあまり知られていないものの、彼は、1850年代になると《マタイ受難曲》や《ミサ曲 ロ短調》といったバッハの宗教作品を積極的に演奏し、1852年には《ミサ曲 ハ短調》の作曲にとりかかり、翌年、完成させました。この作品の当時の評価は全般に低く、楽譜の出版も全曲の初演も彼の生前には行われませんでした。しかし、「洗練されたポスト古典の音楽語法」によって宗教音楽に新しい風を呼ぶ試みは、今、あらためて見直されてきています。 ★「ミサ・サクラ」《ミサ曲 ハ短調》は、混声合唱と独唱者と管弦楽のための作品として構想され、「混声合唱、独唱者とオルガン」の版が作曲者自身によって作られました。「Ziemlich langsam (かなり遅く) の〈キリエ〉「Lebhaft, nicht zu schnell (活き活きと、速すぎず) 」の〈グローリア〉「MaBig bewegt (中庸の速さで) 」の〈クレド〉〈オフェルトリウム〉「Langsam (遅く) 」の〈サンクトゥス〉「Ziemlich langsam (かなり遅く) の「アニュス・デイ」。ミサ通常文による6つの部分の作品です。 ★《4つの二重合唱曲》も、過小評価されてきた作品です。聖と俗を結びつけたテーマによる4曲は、シューマンの合唱音楽の手法の頂点といわれ、「二重合唱」という編成によってテーマ表現の効果が音楽的に強調されていることが指摘されています。 ★スウェーデン合唱団を指揮するラトビアのカスパルス・プトニンシュ (1966-) は、ラトビア放送チェンバーシンガーズの創設者として知られます。BIS Recordsに録音したラトビア放送とオランダの放送合唱団を指揮したヴァスクスとラフマニノフ、2014年から芸術監督と首席指揮者を務めるエストニア・フィルハーモニック室内合唱団とのシュニトケとペルトの宗教的合唱作品 (BIS SA-2292/BIS SA-2521) や Diapason d'Or に選ばれたラフマニノフの《聖ヨハネス・クリソストムスの典礼》 (BIS SA-2571) など、いずれも高い評価を獲得してきた録音です。 収録情報 曲目・内容 『ミサ・サクラ』 シューマン: 1. ミサ曲 ハ短調 Op.147〜混声合唱、独唱者とオルガンのための (1852-53) 2. 4つの二重合唱曲【星へ (An die Sterne) /おぼろな光 (Ungewisses Licht) /信頼 (Zuversicht) /お守り (Talismane) 】 Op.141〜アカペラ混声合唱のための (1849) アーティスト(演奏・出演) スウェーデン放送合唱団 カスパルス・プトニンシュ (指揮) 1. カトリン・ロレンツェン (ソプラノ・ソロ) (グローリア) 1. イェンニ・エーリクソン・ヌーディン (ソプラノ・ソロ) (オフェルトリウム) 1. リーサ・カーリオート (ソプラノ・ソロ) (サンクトゥス) 1. マッツ・カールソン (テノール・ソロ) (サンクトゥス) 1. ラーシュ・ユーハンソン・ブリスマン (バリトン・ソロ) (サンクトゥス) 1. ユーハン・ハンマルストレム (オルガン) レコーディング 録音:2022年6月14〜17日、11月29日/聖マタイ教会 (ストックホルム) 制作・録音エンジニア:マリオン・シュヴェーベル [楽器 Organ: Marcusson & Sons, 1971-72]