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Information 品名 シャンボール ミュジニー プルミエクリュ ボルニック / フレデリック マニャン ワイン名(原語) Frederic Magnien Chambolle Musigny "Borniques" 1er Cru タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 全部で 1.43ha しかない小さな畑ボルニック。レ・ミュジニーに隣接するプルミエ・クリュで人気だが、財産分与で細分化されてしまい、この畑名 を見掛ける事はほぼ無い。フレデリック・マニャンが唯一かもしれない。ミュジニーと地続きなだけに圧倒的な複雑味を持ち、長期熟成に向いて いる。この畑は非常にポテンシャルが高い。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 フレデリック・マニャン Frederic Magnien 『フレデリック・マニャンは変わった』ベタンヌ・ドゥソーヴ ドメーヌに近いネゴシアン ブルゴーニュの多くの造り手が「フレデリック・マニャン」の成功を羨んでいる。 同時に近年のワインの大きな変化に驚いている。 1代でドメーヌを築き上げたシャブリの重鎮「ジャン・マルク・ブロカール」も「フレデリック」の仕事と情熱を絶賛している。 「フレデリック」は全てのブルゴーニュの畑、区画、そして所有者まで知っている。 毎日、畑に出て自分の足で条件に合った畑を探し出し、所有者と交渉するということを10年以上繰り返してきたから。 彼等は畑の所有者から委託を受け、栽培チームを派遣し畑の管理を全て自分達で行う新しい形のネゴシアン。 書類上はネゴシアンだがドメーヌと変わりない仕事をしている。 『栽培責任者はルロワにビオディナミを導入した人で30年以上ルロワの栽培を指揮してきた。より繊細で果実のピュアな部分を重視したワインに進化していきたい』 ネゴシアンとして土壌を表現するためには従来の葡萄買いや樽買いでは不可能。 栽培から関わり、理想の葡萄を育て、理想のタイミングで収穫することができなければ理想のワインはできないのだ。 ヴィラージュ・ワインが進化 土壌の表現に拘る「フレデリック」。 100年前に決められたAOCには納得していないようで、その枠に収まらない取組も始めた。 鉄の多い畑から造ったワインに「クール・ド・フェール(鉄)」。 石の多い畑を合わせたワインに「クール・ド・ロッシュ(石)」。 そして、粘土の強い畑のワインには「クール・ダルジール(粘土)」と表記したのだ。 D.R.Cよりルロワ 10年以上前から有機栽培を取り入れ、太陰有機法 に従った栽培や醸造を行ってきた。 最近の「フレデリック」はより自然で人為的介入を少なくする方向に向かっている。 『D.R.C よりルロワが好きだ。1点の汚れもない完璧に整理整頓されたワインよりも、欠点があっても伸びやかで定規で測れないワインが好き』 ワイン造りは造り手の趣向やトレンドを極力排除した自然な形でありたい。 醸造はグラン・クリュもACブルゴーニュも基本的に変わらない。 ジャー(アンフォラ)熟成 ここ数年で「フレデリック」の評価は一気に高まっている。 2000年代前半まではワインに悩みが現れていたように思う。 通過点だったのかもしれない。 『ジャー(アンフォラ)での熟成も開始。スペイン製の薄い素焼きの甕での熟成により、水分が少し蒸発し、若干凝縮する』 内側を蜜蝋で焼き固めていないジャーを使用。 香成分や水に溶ける成分は何も無いのでバリックのようにタンニンや香をワインに与えない。 2012年版ベタンヌ・ドゥソーヴではネゴシアンとして最高評価のBDマーク4つを獲得し一流のドメーヌ以上の評価を獲得した。 ベタンヌのコメントが印象的で的確だった。 『フレデリック・マニャンは変わった。他のネゴシアンと区別しなくてはいけない。難しい年だった2008をとても上品に仕上げ、それが本物だということを2009年で証明した。今後も楽しみだ』
Information 品名 ブルゴーニュ ブラン オレリアン ヴェルデ ワイン名(原語) Bourgogne Blanc Aurlien Verdet タイプ 白ワイン・辛口 内容量 750mlx6 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 シャルドネ 商品説明 アルスナン村東に位置するミュレイ村にある畑「ルブーロワ」の樹 齢約 20 年のシャルドネを 228L の古樽で発酵後、マロラクティック 発酵・熟成しました。輝きのあるグリーンイエロー色、粘性があり 洋梨やすりおろしリンゴ、伊予柑のジューシーなアロマ、バランスよ く華やかで良質な味わい、後半には摘みたて柑橘の酸味がアクセ ントになっています。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 オレリアン・ヴェルデ Aurelien Verdet 私の仕事は、畑でもカーブでも自然の力を信じテロワールを尊重すること。 凝縮×エレガント 父から受け継いだ自然栽培をコトードールで開花 コートドールの中心ニュイサンジョルジュ村から西に約10キロ、山道を走り抜けるとARCENANT(アルスナン)村に到着します。 1604年からこの地に住むヴェルデ家は、父アラン・ヴェルデが1971年よりビオロジック農法を開始し、ブルゴーニュの中でも自然栽培の先駆者として知られています。 オレリアンは18歳からの3年間、モーターバイクレースのフランスナショナルチームの選手として活躍していましたが、危険がつきまとう仕事であったため以前から興味のあったワイン造りに舵取りを変更、22歳で成人向けのワイン育成コースに入門します。 ちなみにワイン醸造家のダヴィッド・デュバンと草レースをする機会があり、彼がドメーヌで働くことを提案してくれたことが、転向のきっかけだったそうです。 ダヴィド・デュバンの元で働きながら、専門学校に通い、有機栽培を勉強。 ビオロジックさらにビオディナミ農法を学ぼうと研修先に選んだのは、ギィ・ボサールとマルク・アンジェリ、父から受け継いだ伝統をベースに更なる自然志向を深めて来ました。 ロワールで学んだことを、デュバンとの仕事でブルゴーニュ式へと転換し、改善を続けます。 デュバンからは、醸造の考え方を多く学びました。 アランのブドウで初めて醸造を手がけたのが2003年、翌年には引退を決意したアランから、オート・コート・ド・ニュイの畑とアルスナンの醸造所が受け渡されました。 2004年ヴィンテージで鮮烈なデビューを果たしたオレリアンは、ブルゴーニュの若手造り手の中でも実力派として認識されるようになり、多くの愛飲家の期待を一身に受けワイン造りに邁進してきました。 2008年にはブドウ購入が大変難しいとされるヴォーヌロマネの畑を幸運にも引き継ぐ機会に恵まれるなど、コートドールでのワイン造りにも情熱を傾けています。 自然志向と品質と価格のバランスを重視したワイン造り 「私より強い自然志向」と父のアランも太鼓判を押すオレリアンは、畑には自然肥料しか与えないことで土中の生命を活発化させ、そこから生まれるブドウの視覚、聴覚、味覚など官能特性を引き出しワインに表現しています。 高収量を避けるためブドウ樹は短く剪定、初夏には太陽の光を取り込むため部分的に葉摘みを行い、厳選した選果のもと手摘み収穫します。 2008年には最適な衛生状態を保つため醸造所を新装しました。 温度管理付のステンレスタンクを導入し、キュヴェゾン(浸漬)時のmout(果もろみ)の温度を完璧に保つことを重要視しています。 キュヴェゾンで色とタンニンを最大限に抽出する代わりに、タンニンが出過ぎないようピジャージュは控えています。 これらの作業は目が離せないので時間を要しますが、むやみやたらなブルゴーニュワインの価格高騰を疑問視するオレリアンは「だからこそ品質と価格が見合ったワイン造りをするべきだ」と言います。 醸造所の投資額は目を見張るもので、覚悟を据えたオレリアンの眼差しは2007年に会ったときよりも数倍光り輝き、また揺るぎないものへと変化し ていました。 繁忙期に家族の手を借りるぐらいでほとんどの作業を一人でこなし休みなしに働くオレリアン。 伝統と革新を地で行く、これからがますます楽しみな生産者です。 肩肘張らない自然体の完成度で、綿密なミネラル感、伸びやかな酸、上品な味わいが絶妙のシンフォニーを奏でます。 伝統的なオート・コート・ド・ニュイは言うまでもなく、ニュイ・サン・ジョルジュを代表とするコートドールのプリミエクリュと村名ワインは、その年々の気候条件を考慮し、それぞれのテロワールのキャラクターを見事に表現しています。 (以上、インポーター資料より)
Information 品名 ジュヴレシャンベルタン プルミエクリュ ラヴォー・サン・ジャック ルシアン ル モワンヌ ワイン名(原語) Gevrey-Chambertin 1er Cru LAVAUX SAINT JACQUES Lucien le Moine タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ジュブレの偉大なプルミエが集まる北側斜面の畑のひとつ、ラヴォー・サン・ジャック。丘の上部の日当たりの良い場所に位置していて、ジュヴレ・シャンベルタンの一級畑の中でも最上と評価される秀逸な畑です。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 LUCIEN Le MOINE ルシアン・ル・モワンヌ ブルゴーニュの超優良生産者のワインのみを厳選、究極のプレミアムワインに特化したネゴシアン 多くの超優良生産者と独自のネットワークを構築 ムニール・サウマ氏はモンペリエのENSAM校にてブドウ栽培と醸造学を学びました。 その後、6年間に渡り、フランス各地およびカリフォルニアで栽培と醸造の仕事に従事。 古くから伝わる伝統的な栽培方法や醸造、熟成に大いに興味を持ち、刺激を受けました。 サウマ氏は自らの経験を基に構築した独自の考えを実現するために、ロテム夫人と小さなセラーを作り、1999年にルシアン・ル・モワンヌを設立しました。 ブルゴーニュに住み、ワイン造りの勉強と経験を何年にも渡って重ねるうちに多くの優良な生産者に出会い、彼らと良好な友好関係を築くことに成功。彼らの所有する極めて高い品質の区画にある畑のワインを少量ずつ購入することができるようになりました。 プルミエとグラン・クリュだけ、それもわずかに100樽のみ生産 ルシアン・ル・モワンヌは、驚くべきことにコート・ドールにあるプルミエ・クリュとグラン・クリュのワインだけを生産しています。 各村の最上の区画から、ヴィンテージごとの作柄状況に合わせて、最高のワインに仕上げます。生産量は100樽を超えることは決してなく、サウマ氏とロテム夫人の自らの手によるハンドメイドの許容量までしか造らない、というまさに少量生産に徹する異色のネゴシアンです。 そのため、日本国内でも決して流通量が多くなく、そのほとんどが星付きレストランをはじめとするグランメゾンに買い占められてしまう為、一般にはあまり知られていません。 醸造の初期から自らの手で育て上げるこだわり ワインはプレスが終了したばかりでまだ、ジュース・ワインの段階のとても早い時期に試飲をし、選定、購入。 つまり、ネゴシアンと言っても、ワインの生産工程の早い時期から独自の方法でワインを育て上げるということです。 熟成に使用するオーク樽はヴィンテージや区画の特徴に合わせて、その都度、友人でもある樽製造者に細かく指示するほどのこだわりです。 さらに、モンラッシェやリシュブール、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズなど誰もが羨むような畑のブドウを買うと言うのはそうそうできることではありません。 サウマ氏が長年培ってきた農家との信頼関係こそ、誰にも真似できないワインを造れる秘密のひとつなのかも知れません。 100年前の醸造方法をベースにした独自のワイン作り サウマ氏のワイン造りは一般の造り手と異なりとても特徴的。 なんと彼は今ほど醸造技術が発達していなかった100年前の醸造方法をベースにワイン造りを行っています。 例えば、基本的に醸造中は亜硫酸を添加しません。 また、オリとワインの接触をとても大事に考えており、オリ引きもせずに24か月もの長期間に渡って樽熟成をさせます。 これはブルゴーニュ中でも最も長いであろう熟成期間だそうです。 このことによって、ワインは酸化しにくい強い酒質を手に入れるとのこと。 一般の造り手からすれば、これは非常にリスクの高い醸造方法で、品質安定が難しく、簡単に真似できるようなものではありません。 そんなモワンヌのワインは国内外の専門家から非常に高い評価を得ており、『Wine & Spirits 2008』においては、Winery of the yearを獲得。 R・パーカー氏のアドヴォケイト誌をはじめとする専門誌でも常に高得点を獲得しています。
Information 品名 ブルゴーニュ ルージュ バシュレ モノ ワイン名(原語) Bourgogne Rouge Bachelet Monnot タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 1/4をサントネ村、1/4をAOCマランジュ村、半分はピュリニー・モンラッシェ村の葡萄をアッサンブラージュした極めて品質の高いAOCブルゴーニュです。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 バシュレ・モノ Bachelet-Monnot 際立って端正に仕上げられた傑出した白を生み出すラインジングスター マランジュに居を構え、23ヘクタールに及ぶ素晴らしいアペラシオンを所有 バシュレ=モノは、コート・ド・ボーヌの南、マランジュのデジーズ村にあります。 このドメーヌは、2005年1月、当時20代の若さであったマルクとアレクサンドル兄弟の2人が祖父や父のワイン造りを引き継ぐという形で設立されました。 マルクとアレクサンドルは醸造の学校を卒業した後、フランスや海外でもワイン造りの経験を積んできました。 実績のない若いバシュレ兄弟ですが、友人であるヴァンサン・ダンセールやオリヴィエ・ラミーといった新世代のライジングスター達から大きな刺激と導きを得たことは想像に難くありません。 Bourgogne Aujourd’hui誌やRuvue de Vins de Franceといった現地メディアはもちろん、International Wine Cellar誌といった国際的なワインのメディアで輝かしい称賛を受けたバシュレ兄弟。 かつて“未来を継ぐ新しい造り手”と呼ばれた兄弟は今もなお、高い品質を追求しています。 注目すべきは特に白に集中するバラエティ豊かで素晴らしいラインナップ。それもそのはず、祖父はシャサーニュ出身、祖母はムルソー出身、ふたりが結婚してマランジュに居を構え、父がマランジュやサントネーの畑を増やしてきました。その所有畑は23ヘクタールにも及び、それでも品質追求のためにあえて所有面積を減らしたというのだから驚きです。その畑はバシュレ兄弟が本拠を構えるマランジュから、サントネ、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、そしてグラン・クリュとなるバタール・モンラッシェにまで及んでいます。 果実の充実と緊張感がバランスする端正なワイン 彼らは畑のもつ力を最大限に生かすことが、より良いワインを造る近道だと確信しています。 日々、土壌に非常に注意深い作業を施し、ぶどうの木を健全に保つよう、見守っています。 除草剤は一切使わず、ブドウの根が奥深くまで伸びるように丁寧に手入れをしています。 収穫は全て手摘みで行い、その後、空気圧式圧搾機で時間をかけてゆっくり果汁を搾ります。 その後、アペラシオンによって新樽の比率を変えながら、12〜18ヶ月熟成します。 また熟成中はプレマチュアオキシデーション(瓶熟成中のワインが想定外の速さで酸化熟成が際立って進む現象)を避けたいという理由で一切のバトナージュは行いません。 この熟成を経て、ワインはフレッシュ感と複雑性を備えた洗練されたワインとなります。 現在ではブルゴーニュ伝統の228リットル樽からドゥミ=ミュイと呼ばれる350〜500リットルの樽の割合を増やし、より緻密で純粋な果実味とテロワールの表現を志しています。 専門誌も注目するラインジングスター 国内外の専門誌もこのバシュレ・モノには非常に注目しており、特集が組まれたり、賞賛のコメントが贈られています。 “とくに白ワインの質の高さが際立つ、バシュレ・モノ。 そのスタイルは端正という言葉がぴったりだと思う。 果実の集中度も充分以上ながら、けっして鈍重にはならず、ピンと張りつめた緊張感を伴う。 これには、18カ月の樽熟成中、一切バトナージュをしないことが関係しているのかもしれない。 赤ワインの出来も申し分なく、粗野なタンニンを感じることの少なくないあのマランジュが、ビロードのようになめらかな口当たりと喉越しをもっている。 果実味はたっぷりしているが、骨格もしっかり。これまた端正な仕上がりである。 聞けば、ドゥニ・モルテのアルノー・モルテやユドロ・ノエラのシャルル・ヴァン・カネットがふたりの友人。 納得できる話ではないか。” −ワイナート73号「ブルゴーニュ 今をときめくラインジングスター13件」 “私は何を言うことが出来るでしょう?他に何を言う必要があるでしょう? 彼らはあなたが見つけることが出来る最高ランクのワインに比肩する途轍もないブルゴーニュの白ワインを造っているのです。 張り詰めたようなテンションの高さ、緊張感は、1990年代のアンヌ=クロード・ルフレーヴのワインを思い起こさせます。 加えて言うならば、スタイルの多様性、すなわち、それぞれのテロワールに忠実な表現、個性、長所を描き出していること。 もし、あなたが未だバシュレ=モノを知らなかったならば、今が知るべきその時なのです。” −ワインアドヴォケイト ニール・マーティン December 2015
Information 品名 コート ド ニュイ ヴィラージュ / マキシム シュルラン ノエラ ワイン名(原語) Georges Nollat / Cote de Nuits Villages タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 コンブランシアンとブロションのブドウを使用。ラズベリーとバラの花びらのノートに、ココアやエスプレッソのヒント。ジューシーで生き生きとしている。熟したパウダリーなタンニンと鮮やかな酸が特徴的。ステンレスタンクで発酵、バリック18ヶ月(新樽20%)熟成。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ジョルジュ・ノエラ(マキシム・シュルラン・ノエラ) Georges Noellat(Maxime Cheurlin-Noellat) シャルル・ノエラ同族の名門であり、ルジェの元で学んだスター・ドメーヌ ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くドメーヌ・ジョルジュ・ノエラは、伝統的な手法から上質でエレガントなピノ・ノワールを少量生産することで知られ、かつてはルロワやエマニュエル・ルジェにもワインを供給してきた名門です。 ジョルジュ・ノエラは、シャルル・ノエラ(ルロワの礎となったドメーヌ)の兄弟にあたり、現在は6代目当主のマキシム・シュルラン・ノエラが20代にして祖母のマリー・テレーズ(ジョルジュの娘)からドメーヌを受け継ぎ、2010年からワイン造りを取り仕切っています。 それ以前は、ルイ・ジャドやジョセフ・ドルーアンなどの大手ネゴシアンにワインの大半をバルク売りしていましたが、20年契約が終了し、ドメーヌ元詰めを開始しました。 6代目当主であるマキシム・シュルラン・ノエラが、2010年、若干18歳にして祖母のマリー・テレーズからドメーヌを引き継ぎ元詰めに切り替えると、そのファーストヴィンテージからワイン評価各誌で話題を呼び、瞬く間にスターダムにのし上がりました。 1991年生まれの若き現当主マキシム・シュルラン・ノエラは、シャンパーニュ地方出身で実家はレコルタン・マニュピラン。 彼の人生にはシャンパーニュ造りという選択肢もあったが、祖母が残した偉大なテロワールを持つ畑でワイン造りが出来る千載一遇のチャンスが廻って来た時、彼が選んだのはブルゴーニュでのワイン造りでした。 ボーヌの醸造学校では、同じく名門を受け継ぐという宿命を持ったエマニュエル・ルジェの息子であり、従兄弟にあたるギヨームと共に学び、卒業後はそのルジェやグロ・フレール・エ・スールといった素晴らしい研修先で研鑽を積みました。 自社畑の面積は、僅か5.5ヘクタールですが、立地条件は素晴らしく、ヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュの中でも最良とされる区画を所有しています。 また特級畑のエシェゾーとグラン・エシェゾーにも数区画の自社畑を有しています。 ジョルジュ・ノエラのワインの魅力は、みっちりと詰まった果実味が主体となった柔らかくしなやかな味わい。 このスタイルを生みだす理由の1つとして、各畑に植わる高樹齢のブドウがもたらすエレガンスが挙げられます。 最も古いものはエシェゾーの1915年以前に植樹された樹齢100年を超える古樹、ボーモンやグラン・エシェゾーも樹齢80〜90年を超えるもの。 また若いものでも1980年代〜1990年代前半の植樹と平均樹齢が極めて高くなっています。 栽培はリュット・レゾネ、醸造では低温浸漬を採用し、穏やかな抽出を心掛けています。 テロワールの表現を覆い隠さないよう、焼き加減を軽めに抑えたキャヴァン製の樽を使用します。 WA誌は「マキシムは2010年にドメーヌを引き継いで以来、ジョルジュ・ノエラをヴォーヌ・ロマネで最もエキサイティングなドメーヌの1つに変えた」「偉大な才能があり、スターダムを目指す運命にある」「最近のヴィンテージでのマキシムの躍進は流星のようで、誰もが話題にするドメーヌだ」「マキシムのワインをまだ味わった事がないなら、なくなってしまう前にぜひ試してほしい」と大絶賛。 ベタンヌ&ドゥソーヴ誌はロベール・グロフィエやフィリップ・シャルロパンと並ぶ4つ星評価を与え、「ルロワのドメーヌと同じ起源を持つ多くの古樹はよく手入れされており、ワインは素晴らしい品質だ。 彼は今、ブルゴーニュの偉大な生産者の世界に入った」とこれ以上ないほどの賛辞を贈っています。 マキシムは新たなテロワールの表現のためマキシム・シュルラン・ノエラ名義のネゴシアンを立ち上げましたが、こちらも生産量が少なく、依然としてワイン愛好家の高い注目を集める彼のワインを手にする幸運に辿り着ける者はほんの一握りです。 彼のワインは如何にしても味わうべき1本と言えます。
Information 品名 ニュイ サン ジョルジュ プルミエクリュ レ ヴォークラン ベルトラン アンブロワーズ ワイン名(原語) Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Vaucrains Bertrand AMBROISE タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ニュイ・サン・ジョルジュのプルミエクリュの中でも格別の評価を得る畑 アンブロワーズは全体的にワインの価格が他ドメーヌに比較しても、そのクオリティを考えれば、かなり良心的と言える範囲に抑えられているドメーヌ。 ヴォークランはプレモー・プリセ村寄りのエリアにあるプルミエクリュです。ニュイ・サン・ジョルジュには数多くのプルミエクリュがありますが、このヴォークランのある一帯はその中でもトップクラスを言われるものが集まる地域。なかでもこのヴォークランは最も堅牢な骨格と力強さを持ち、十分な長期熟成ポテンシャルを持つワインが生まれます。 -リアルワインガイド 93+/94+点 (今/ポテンシャル) 「ともかくアクセスしやすい21年アンブロワーズのヴォークランだ。リリース後、早飲みもでき、長く熟成もする。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 Bertrand AMBROISE ベルトラン・アンブロワーズ ニュイ・サン・ジョルジュを中心とする高品質ワインを超良心的価格でリリース プレモー村の村長を7年務めた人格者ベルトランのドメーヌ メゾン・アンブロワーズは1987年にプルモー・プリセに設立されました。 当主のベルトラン・アンブロワーズはリヨンの出身で、ブドウ栽培やワイン醸造とは無縁の家柄でしたが、教師の勧めでボーヌの醸造学校に入学。 ワイン造りを学んだ後、外国で暮らそうと考えていましたが、そこで知りあった女性が妻のマルティーヌでした。 義父の跡を継ぐ形で、このメゾン・アンブロワーズを興したそうです。 新参者ながら、プルモーの村議を20年、村長を7年務めた人格者。今日、17haの畑をビオロジックで栽培し、2013年にエコセールの認証を取得予定。 元々はネゴシアンでしたが、現在、買いブドウによって造られているのはラドワ1級のグレションとムルソー1級のポリュゾのふたつのみ。 徐々に自社畑産に絞り込み、今日のラインナップに落ち着きました。 時代に合わせて変化する柔軟なスタイル アンブロワーズのワインはかつては樽香の強さで有名でしたが、現在は樽の大きさを400リットルの特注サイズにし、樽の影響を抑える傾向にあります。 例えば白の場合、ラドワ1級グレションで70%、ムルソー1級ポリュゾ、ニュイ・サン・ジョルジュ1級テール・ブランシュで100%という高い新樽率にもかかわらず、スモーキーさは上品で、かつてのカリフォルニア産シャルドネのようなオーバーオーキーな印象がなくなったのは大きな進歩。 一方、果実味の凝縮感に溢れるスタイルは従来どおり。樽香が抑えられたことによって、よりピュアなフルーツを堪能できるようになりました。 また、長女のリュディヴィーヌ、長男のフランソワがベルトランを支えるようになり、次世代へのバトンの受け渡しも進んでいます。 何と言っても魅力はコスト・パフォーマンスの高さ 一部の親しみやすいワインに、開けやすく飲み残しの保存もしやすいスクリューキャップを導入。新しい試みにも果敢に挑戦しているドメーヌ。 そして、アンブロワーズは何よりその良心的価格が際立っています。 ブルゴーニュが全体的に高騰傾向にある中、高い品質を保ちながらも、手の届きやすい価格帯に抑えてくれているのは何ともありがたい話です。 2011年に店長久保がドメーヌを訪問した際も、日が暮れかけた遅い時間帯だったにも関わらず、多くの試飲用ワインを用意して待っていてくれました。 色々な説明をしてくれながら、その人の良さがにじみ出るような氏の表情や語り口にとても好感を覚え、多くの人に好まれる果実味に満ちたスタイルはその人柄を表しているようにも感じました。 リアルワインガイドで絶賛されるバリューワイン 専門誌「リアルワインガイド」内でも毎ヴィンテージ高い評価を得ています。 特に同誌13号ではアンブロワーズのワインが表紙を飾るワインとなり、一躍その人気は高まりました。 ちなみにリアルワインガイドの表紙を飾るワインは、ずば抜けた評価やとても高い注目度など選ばれたワインばかり。 レジョナルクラス(ACブルゴーニュなど)からグランクリュまで、幅広いラインナップとどのクラスでも感じられるコスト・パフォーマンスの良さが評価されていると思います。
Information 品名 アソートメント ド グランクリュ ポンソ ワイン名(原語) Assortment Grand Cru Domaine Ponsot タイプ 赤ワイン・フルボディ/白ワイン・辛口 内容量 750mlx12 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 赤:ピノ・ノワール/白:シャルドネ 商品説明 世界に僅かしかないポンソのグランクリュ・アソートメントセット 【内容:全て750ml:豪華専用12本用木箱入シリアルナンバー入り】 【白】 モンラッシェ[2015]×1本(シャルドネ) コルトン・シャルルマーニュ[2015]×1本(シャルドネ) 【赤】 シャンベルタン[2015]×1本 シャペル・シャンベルタン[2015]×1本 シャルム・シャンベルタン[2015]×1本 グリオット・シャンベルタン[2015]×1本 クロ・ド・ラ・ロッシュV.V[2015]×2本 クロ・ド・ヴージョV.V[2015]×1本 クロ・サン・ドニV.V[2015]×1本 コルトン キュベ・デュ・ボードン[2015]×1本 コルトン・ブレッサンド[2015]×1本 *商品についての詳細はメールやお電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。PONSOT ポンソ 事実上の酸化防止剤無添加を実践するモレを代表する伝統的大ドメーヌ 100年以上続くモレの大御所ドメーヌ モレ・サン・ドニにおける新興の大ドメーヌがデュジャックなら、伝統的大ドメーヌはポンソであろう。その歴史はデュジャックより100年も遡る。 現当主はグランゼコールのHEC(高等商科大学校)を卒業したローラン・ポンソ。 モレ・サン・ドニ村長も務めたジャン・マリー・ポンソの息子である。 「自然派」という言葉の流行以前より取り組まれてきた自然なワイン造り ポンソではブドウ栽培もワイン醸造も人の介入を可能な限り排除。ビオロジックともビオディナミとも異なるアプローチの自然栽培をとる。 剪定をコルドン・ロワイヤにすることで樹勢を抑え、低収量を実現。腐敗果が収穫箱の中に混ざるだけで健全果に影響を与えるとして、選果は必ずブドウ畑で行う。 手摘みは当然だが、摘んだ房はまず昔ながらの篭に入れ、それを最大17キロ入りの箱に移した後に醸造所へと運ぶ。 醸造所は4層構造のグラヴィティ・フローでポンプは一切使わない。 醸造に関しては「決まりのないことが決まり」とローラン。ブドウの状態はヴィンテージによって異なるため、その年々に応じた対応をとる。 梗を残すか残さないか、ピジャージュの頻度はどうするか、そうしたことに一切決まりはない。 一方、発酵容器に使い古した木桶を使用し、熟成用の小樽も古樽(5〜20年もの)、酸化防止剤である亜硫酸の使用は極力抑えるという原則は毎年一貫している。 亜硫酸はまだ発酵の始まらない破砕前に小量加えるものの、その後は窒素ガスや炭酸ガスなどの不活性ガスでワインを保護する。 瓶詰め時にさえ亜硫酸の添加はない。 熟成を静かに待つべき、豪華絢爛なグラン・クリュのラインナップ クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニ、モレ・サン・ドニ1級クロ・デ・モン・リュイザン・ブラン。これらモレの珠玉のクリマがポンソを代表するワインだが、 ここ10年の間にラインナップが大幅に増えた。シャルム・シャンベルタン, クロ・ド・ヴージョ、コルトン・シャルルマーニュ、コルトン・ブレッサンド、 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、モンラッシェ……。じつに豪華絢爛である。 ポンソのワインは非常に個性的で、若いうちはとくに理解しずらい印象を受ける。 しかしながら、理想の状態で熟成させたワインは、驚くべき色香を放ち、その状態は20年も30年も保たれる。まさに投資に値するワインといえるだろう。 店長 久保、直接ドメーヌを訪問してきました(2011年11月) ポンソを訪問させていただいたのは2011年11月のことでした。 モレの緩やかな丘陵の中腹、クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニを眼前に臨む位置にポンソのワイナリーは位置しています。 極めて清潔で整然とした印象のある醸造所とセラーは石灰岩層をくり抜いて作られており、中から見ることのできる数メートルの石灰岩層は圧巻! この年は2010年のバレルテイスティングでしたが、初リリースとなるシャンベルタン・クロ・ド・ベーズやモンラッシェなど今までなかった数種類ものグラン・クリュが 樽の中で静かに眠っており、まさにポンソの飛ぶ鳥を落とす程の勢いが感じられました。 確かに決して安くはないポンソのワイン。お世辞にも全ての人が簡単に飲める、とはなかなか言えないものです。 ですが、特に成功したヴィンテージのポンソの出来は何にも優る程の素晴らしさがあるというのもブルゴーニュ愛好家の中では有名な話。 セラーのストックとしては外せない造り手の一人であることは間違いありません。
Information 品名 ミュジニー グランクリュ コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ワイン名(原語) Musigny Grand cru COMTE GEORGES DE VOGUE タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ブルゴーニュ最高峰のエレガンスを体現するワイン ミュジニーに7.20haもの面積を所有するヴォギュエですが、そのうちミュジニーの名を冠して瓶詰めされるのは樹齢25年以上のブドウのみ。石灰岩の石ころが転がり、表土も薄いミュジニー独特のテロワールから、濃厚さや力強さとはベクトルを異にする、エレガンスを極めた赤ワインが生まれます。このワインに熟成のピークで出会うことがあれば、その類い稀なる麗しさにしばし打ちのめされることになります。しかし、そのためには長い間の忍耐(熟成)を必要とすると言われ、簡単にはその真価を表してくれないワインでもあります。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。Comte Georges de VOGUE コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ミュジニーの7割を所有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主 シャンボール・ミュジニーにおける最も偉大なるドメーヌのひとつ ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。 10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。 ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。 現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。 ミュジニーを最大所有し、幻の「ミュジニー・ブラン」も ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。 ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。 しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。 また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。 特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。 ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。 当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。 伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。その比率は面積にしておよそ10%と大きい。 ミュジニー、その長い忍耐の末に訪れる至福とは ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。 10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。 レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。 なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。 その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。
Information 品名 シャンボール ミュジニー プルミエクリュ フスロット/ マキシム シュルラン ノエラ ワイン名(原語) Maxime Cheurlin-Nollat / Chambolle Musigny 1er cru LES FEUSSELOTTES タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ドメーヌ・ジョルジュ・ノエラの現当主のマキシム・シュルラン・ノエラは、シャンパーニュ育ちで、ボーヌで醸造学を学び、従兄弟のエマニュエル・ルジェのもとでワイン造りの研鑽を積んだ若く才能ある造り手。2015年より、マキシム・シュルラン・ノエラは自身の名を冠したネゴシアンワインを手掛けています。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ジョルジュ・ノエラ(マキシム・シュルラン・ノエラ) Georges Noellat(Maxime Cheurlin-Noellat) シャルル・ノエラ同族の名門であり、ルジェの元で学んだスター・ドメーヌ ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くドメーヌ・ジョルジュ・ノエラは、伝統的な手法から上質でエレガントなピノ・ノワールを少量生産することで知られ、かつてはルロワやエマニュエル・ルジェにもワインを供給してきた名門です。 ジョルジュ・ノエラは、シャルル・ノエラ(ルロワの礎となったドメーヌ)の兄弟にあたり、現在は6代目当主のマキシム・シュルラン・ノエラが20代にして祖母のマリー・テレーズ(ジョルジュの娘)からドメーヌを受け継ぎ、2010年からワイン造りを取り仕切っています。 それ以前は、ルイ・ジャドやジョセフ・ドルーアンなどの大手ネゴシアンにワインの大半をバルク売りしていましたが、20年契約が終了し、ドメーヌ元詰めを開始しました。 6代目当主であるマキシム・シュルラン・ノエラが、2010年、若干18歳にして祖母のマリー・テレーズからドメーヌを引き継ぎ元詰めに切り替えると、そのファーストヴィンテージからワイン評価各誌で話題を呼び、瞬く間にスターダムにのし上がりました。 1991年生まれの若き現当主マキシム・シュルラン・ノエラは、シャンパーニュ地方出身で実家はレコルタン・マニュピラン。 彼の人生にはシャンパーニュ造りという選択肢もあったが、祖母が残した偉大なテロワールを持つ畑でワイン造りが出来る千載一遇のチャンスが廻って来た時、彼が選んだのはブルゴーニュでのワイン造りでした。 ボーヌの醸造学校では、同じく名門を受け継ぐという宿命を持ったエマニュエル・ルジェの息子であり、従兄弟にあたるギヨームと共に学び、卒業後はそのルジェやグロ・フレール・エ・スールといった素晴らしい研修先で研鑽を積みました。 自社畑の面積は、僅か5.5ヘクタールですが、立地条件は素晴らしく、ヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュの中でも最良とされる区画を所有しています。 また特級畑のエシェゾーとグラン・エシェゾーにも数区画の自社畑を有しています。 ジョルジュ・ノエラのワインの魅力は、みっちりと詰まった果実味が主体となった柔らかくしなやかな味わい。 このスタイルを生みだす理由の1つとして、各畑に植わる高樹齢のブドウがもたらすエレガンスが挙げられます。 最も古いものはエシェゾーの1915年以前に植樹された樹齢100年を超える古樹、ボーモンやグラン・エシェゾーも樹齢80〜90年を超えるもの。 また若いものでも1980年代〜1990年代前半の植樹と平均樹齢が極めて高くなっています。 栽培はリュット・レゾネ、醸造では低温浸漬を採用し、穏やかな抽出を心掛けています。 テロワールの表現を覆い隠さないよう、焼き加減を軽めに抑えたキャヴァン製の樽を使用します。 WA誌は「マキシムは2010年にドメーヌを引き継いで以来、ジョルジュ・ノエラをヴォーヌ・ロマネで最もエキサイティングなドメーヌの1つに変えた」「偉大な才能があり、スターダムを目指す運命にある」「最近のヴィンテージでのマキシムの躍進は流星のようで、誰もが話題にするドメーヌだ」「マキシムのワインをまだ味わった事がないなら、なくなってしまう前にぜひ試してほしい」と大絶賛。 ベタンヌ&ドゥソーヴ誌はロベール・グロフィエやフィリップ・シャルロパンと並ぶ4つ星評価を与え、「ルロワのドメーヌと同じ起源を持つ多くの古樹はよく手入れされており、ワインは素晴らしい品質だ。 彼は今、ブルゴーニュの偉大な生産者の世界に入った」とこれ以上ないほどの賛辞を贈っています。 マキシムは新たなテロワールの表現のためマキシム・シュルラン・ノエラ名義のネゴシアンを立ち上げましたが、こちらも生産量が少なく、依然としてワイン愛好家の高い注目を集める彼のワインを手にする幸運に辿り着ける者はほんの一握りです。 彼のワインは如何にしても味わうべき1本と言えます。
Information 品名 ブルゴーニュ パストゥグラン レ ヴェルシュール / ルージョ ワイン名(原語) Bourgogne Passetougrain Les Vercherres / ROUGEOT タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール、ガメイ 商品説明 亜硫酸無添加キュヴェ 醸造中、瓶詰めを含め、亜硫酸無添加で仕上げたキュヴェ。そのために徹底的な選果によって、健全なブドウのみを使用しています。 知人の有名生産者が話の中で、2021年で最も美味しいと感じたパストゥグランとして名前を挙げていたのがこのルージョのパストゥグランでした。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ドメーヌ・ルージョ Domaine Rougeot 現当主ピエールにより大改革、劇的な品質向上を果たしたドメーヌ ムルソーに5世代続く歴史あるドメーヌ ルージョ家は5世代にわたりムルソーでワインを生産してきました。 ドメーヌは村の中心部にあり、有機栽培で低硫黄等の最小限の人的介入で静かながらも完璧なワインを生み出しています。 所有畑はムルソー内かそのすぐ近くにあります。 大部分は1950年代後半に現当主ピエール・アンリ・ルージョの祖父が植樹し、1980年代初頭に彼の父が部分的に植え替えしました。 18世紀の石造りの地下セラーは、元々隣接する果樹園用としてオスピス・ド・ボーヌの為に建てられたもので、19世紀にピエール・アンリの曾祖父が購入しました。 当時の果樹園は今はエレガントな庭園と、小さなモノポールのぶどう畑に変わっています。 地下セラーは、13.0haの畑から2ヴィンテージを完璧に熟成できるように改装されています。 現当主ピエールによって、注目を浴びるドメーヌへと発展 父マルクの代までは販売先にあまり関心がなく、それこそ現地のスーパーなどが主な販売先だったそうです。 そのため、ほとんど愛好家には注目されることが無く、静かにワイン生産を続けていました。 ですが、2010年にピエールがドメーヌに戻ってから状況が変化しました。 フランス中を旅し経験豊富なピエール・アンリはソーミュールやカオールなど幅広い地域の友人たちによって触発され、柔らかい感性でブルゴーニュの伝統にエッセンスを与え、強く溶け込ませる為の独特のビジョンを持っています。 彼の丁寧な畑仕事、ワイン造りのセンスについて、現地の某有名ドメーヌの当主が絶賛していました。 当然、そのワインの品質についても、間違いのないものだ、と。 現在ではドメーヌの人気、知名度も急激に上がり、注目を浴びるドメーヌとなっています。 現当主ピエールがビオロジックを推し進め、醸造も亜硫酸をほぼ無添加へ ピエールは有機農法を推し進めています。 それまでも彼らはぶどう畑で除草剤を使用した事はありませんでしたが、2012年には全ての農薬の使用を中止しました。 さらに彼らの有機農法はぶどう畑の硫黄と銅の削減に積極的です。 哲学は持続可能な農業だけではなく、ワインから最も純粋な果物の表現を抽出する事。 醸造過程で使用される亜硫酸塩の量に関する実験を通して、亜硫酸塩がワインの芳香性の範囲と精度を低下させる事を発見しました。 細かな対応と的確な処置で栽培時に畑の農薬の除去や硫黄と銅の削減につなげています。 さらに注意深く選果を行うことで亜硫酸塩の必要性を排除しました。 2016年以降、亜硫酸塩は瓶詰め時にのみ使用され一部のキュヴェでは全工程を通して亜硫酸塩無添加も試みています。 白ワインは全房のまま空気圧でプレス、1〜2日間タンクで落ち着かせた後、伝統的な228Lの樽で天然酵母によって発酵。 SO2を全く加えずに12〜18ヶ月間の熟成後、ワインをタンクに集め、1ヶ月間休ませてから軽い濾過をして瓶詰めします。 瓶詰時にだけ白は少量のSO2を添加します。 赤ワインのぶどうは厳格に選別され、全房で破砕し、天然酵母で発酵させます。 大半はコンクリートタンクや木製のバットで15〜18日間マセラシオン、1日1〜2回ポンプオーバーします。 伝統的な228Lの樽で硫黄無添加のまま上質な澱の上で12〜18ヶ月間熟成され、その後、タンクに集め、瓶詰めする前に1ヶ月間休ませます。 赤も少量のSO2が瓶詰め時に極少量添加されます。 (以上、インポーター資料を基に当店加筆)
Information 品名 ヴォルネイ プルミエクリュ クロ デュ シャトー デ デュック(モノポール) ミシェル ラファルジュ ワイン名(原語) Volnay 1er Cru Clos du Ch.des Ducs (Monopole) Michel LAFARGE タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ラファルジュのモノポール(単独所有)の畑。砂利の多い土壌をもち、三方を家屋に囲まれているため暖かなミクロクリマとなっている。ブドウは完熟し、果実味が高く、キメ細かなタンニンはよく溶け込んでいる。ラズベリーやダークチェリーのリッチなアロマ。エレガントなのど越し。 -ワインアドヴォケイト 94-96点 "The 2020 Volnay 1er Cru Clos du Chteau des Ducs is liable to overshadow even the emblematic Clos des Chnes this year. Offering up a profound bouquet of blackberries, sweet spices, rose petals, orange rind, summer truffles and forest floor, it's medium to full-bodied, velvety and immensely concentrated, with lively acids, abundant but almost imperceptible tannins and a long, saline finish." 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ミシェル・ラファルジュ Michel LAFARGE 数年の熟成で本領を発揮するヴォルネイの古典的な造り手 もとは19世紀の初めからヴォルネイに続くジヨット家のドメーヌであり、娘のマリーがマコネ出身のアンリ・ラファルジュと結婚。 ドメーヌ・ラファルジュとなった。 一部ながらも元詰めを始めたのが1934年と、ブルゴーニュでは最も早いドメーヌのひとつで、60年には全量を元詰めしている。 現当主は1949年からドメーヌを率いた先代ミシェル・ラファルジュの息子フレデリック。 1978年からドメーヌに参画している。 現在は、娘のクロチルドも後継者としてドメーヌに加わり、ブドウ栽培、ワイン醸造をおこなっている。 ドメーヌの規模は総計12ha。 お膝元のヴォルネイに1級畑のクロ・デュ・シャトー・デ・デュック、クロ・デ・シェーヌ、カイユレ、ミタンを所有。 0.57haのクロ・デュ・シャトー・デ・デュックはこのドメーヌの単独所有だが、フラッグシップはむしろクロ・デ・シェーヌである。 ブドウ栽培においてはフレデリックのイニシアチブのもと、1997年から一部の畑で実験的にビオディナミを始め、2000年には完全ビオディナミに転換した。 一方のワイン醸造は古典的。 赤は完全除梗ながら、低温マセレーションを意識的に行うことはせず、14〜18時間の発酵。 初期はルモンタージュを行い、後に日に1回のピジャージュに切り替える。 新樽の比率は極めて低く、トップキュヴェでさえ15%程度にすぎない。 ヴォルネイというと若いうちから軽やかで飲みやすいイメージだが、ラファルジュのワインは骨組みがしっかりしており、若いうちは内気なことが多い。 しかしながら数年の熟成によってヴォルネイらしいフローラルな香りを発散し、ビロードのような舌触りで飲み手を楽しませてくる。 古典的ヴォルネイの造り手として一押しのドメーヌが、このミシェル・ラファルジュなのだ。 2014年、ボジョレーに畑を買い、新たに「ラファルジュ ヴィアル」がラインナップに加わった。 「ラファルジュ ヴィアル」は、ラファルジュが、ボージョレーで新しく手掛ける新たなドメーヌ。 計4haの状態のよい古樹が植わる所有畑は現在ビオディナミへの転換中。2014年がファーストヴィンテージ。 醸造はマセラシオン・カルボニックではなく、伝統的ブルゴーニュの手法。 この醸造によりテロワールの素晴らしさを引き出せるそう。 100%除梗して醸造。 熟成は2/3を通常のピエス樽。 1/3を350リットル樽で12か月弱熟成、瓶詰。
Information 品名 フィサン(フィクサン) ベルトー ジェルベ ワイン名(原語) Fixin Berthaut-Gerbet タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 本拠地フィサンのスタンダードワイン 石灰岩と泥灰土からなる3.6haの畑から生まれます。収穫量は30hl/haと村名としては低く抑えられています。樹齢は30〜40年。10℃の低温マセラシオンを3〜5日、天然酵母でアルコール発酵させます。木樽(新樽使用率:0%)で約12か月間のエルバージュ、合計12か月の熟成期間を設けています。 生き生きとした小さな赤い果実の鮮烈な印象、チェリーやストロベリー、フランボワーズを思わせます。味わいにもフレッシュなフルーツの甘酸っぱさ。それでいて十分な密度があり、ジュヴレを思わせるしっかりとした構造が奥に隠れています。そしてアメリーがこだわるタンニンは素晴らしい肌理の細かさ。ジュヴレをエレガントに少し振ったような、そんな仕上がりです。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ベルトー・ジェルベ BERTHAUT-GERBET アメリー・ベルトーが目指すしなやかでシルキーなワイン 19世紀から続き順調な世代交代を果たしたドメーヌ その歴史は19世紀の終わり、数ヘクタールのフィサンから始まりました。 1974年、ヴァンサンとドゥニ兄弟がベルトーを相続し、フィサン、フィサン1級の畑を拡大していきました。 2013年、ヴォーヌ・ロマネ村のドメーヌ・フランソワ・ジェルベを母に持つアメリー・ベルトーがボルドー、ニュージーランドでの研修を終え、7代目当主に就任しました。 母方のドメーヌ・ジェルベから一部の畑を相続しベルトー・ジェルベ(Berthaut-Gerbet)名義としてドメーヌ・ベルトーのラインナップに加えました。 今日ではフィサンを中心にジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネなど全て合わせて13ヘクタールの畑を所有しています。 生産するワインの90%は赤ワインですが、フィサンの一部の区画にシャルドネを植樹しています。 7代目の女性当主アメリーの目指すスタイルとは 7代目になるアメリー・ベルトーは2013年から父ドゥニに代わりワイン造りを一任されています。 前当主の時代には最低でも5年は寝かせないと真価を発揮しないと言われるほどに力強く、若いうちは荒々しい個性を持つ造りでしたが、アメリーが目指すのはシルキーなタンニンを持つワイン。 父の時代なら発酵の初期段階で行っていたピジャージュは最終段階で優しく行うのみで、基本はルモンタージュ。 また、ニュージーランドで学んだ5日間前後のポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)を行うことでタンニンが丸くなる手法を取り入れています。 シャンボールやヴォーヌロマネのような有名産地に比べて、いまひとつ傑出した生産者が少なかったためにその陰に隠れていたフィサンですが、今このドゥニ・ベルトーは国内外で高い注目を集めており、この地域の牽引役となっていくことが期待されている造り手です。 ワイナート78号「特集ブルゴーニュ 注目の造り手12」に掲載されました!
Information 品名 ヴォーヌロマネ プルミエクリュ マルコンソール クリスチアンヌ マグナム ド モンティーユ ワイン名(原語) Vosne-Romanee 1er Cru Aux Malconsorts Christiane de MONTILLE タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 1500ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノノワール 商品説明 マグナムボトル:ラ・ターシュに隣接する特別な区画のマルコンソール 非常に生産量が少なく、日本への入荷量も100本に満たない稀少品。 名手モンティーユと最高のテロワールが合わさる夢のような極上の1本です。モンティーユの所有するマルコンソールの畑の中でも特にラ・ターシュに隣接する最上級の区画から生まれるのがこの「クリスチアンヌ」。 香りは黒い果実(カシス、ブラックチェリー)、よりスパイシーでミネラル感。口に含むとより密度が濃く深みがありゆったりと広がり、素晴らしい長熟ワインタイプです。しばしば双子の兄弟(マルコンソール)より控えめなので、開くまで辛抱強く待たなければなりません。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 de MONTILLE ド モンティーユ 頑固な古典派から大きく脱皮 ニュイへ、ピュリニーへと拡大した大ドメーヌ 先代ユベールからエティエンヌへ受け継がれた名門 ヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユといえば、古典的ワインの銘醸家として名の知れたドメーヌ。 映画「モンドヴィーノ」でも主役級で取り上げられたので、ご記憶の方も多いに違いない。 先代のユベールはディジョンでの弁護士が本業。というのも1947年にドメーヌを相続した時、ブドウ畑の面積はわずか3haしかなかった。その後、息子のエティエンヌとともにブドウ畑を拡張し、1990年代には7haを超えるまでに広がった。このエティエンヌもパリのクーパース&ライブランド(現プライスウォーターハウス・クーパース)の会計士として働いていたが、2001年にブルゴーニュに戻り、シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェの経営に就くと同時に、ドメーヌ・ド・モンティーユの当主となった。 もっともエティエンヌ自身は1983年からドメーヌのワイン造りに関与しており、1995年には実質的にドメーヌの主導権を握り、ブドウ栽培をビオロジックへと転換。父から子への継承は着々と進んでいたのである。 一気に拡大を果たし、大ドメーヌへと成長 エティエンヌがフルタイムで経営にあたるようになってからというもの、ドメーヌの版図拡大は凄まじい。 1993年にはすでに、ピュリニー・モンラッシェ1級カイユレをジャン・シャルトロンから買い取っていたが、2004年にボーヌ1級エーグロ(白)、特級コルトン・クロ・デュ・ロワ、コルトン・シャルルマーニュを入手。 2005年にドメーヌ・デュジャックと共同でトマ・モワイヤールを買収し、コート・ド・ニュイにも進出した。 この時にヴォーヌ・ロマネ1級マルコンソール、ニュイ・サン・ジョルジュ1級オー・トレイ、特級クロ・ド・ヴージョをラインナップに加えている。 さらに2012年、エティエンヌが経営を任されていたシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェをオーナーの金融機関から買い取ってしまったのだ。ただし、シャトーが所有していた特級モンラッシェとバタール・モンラッシェは、この買収に協力したシャトー・ラトゥールのフランソワ・ピノーに譲り、彼のドメーヌ・ドゥージェニーに加わることとなる。 白ワインのラインナップ拡充を見越して、エティエンヌはともにマイクロ・ネゴスのドゥー・モンティーユを運営していた妹のアリックスを、2006年から白ワインの醸造責任者に任命。一方、赤ワインはエティエンヌがおもに監督するものの、全体のセラーマスターとしてアメリカ人のブライアン・シーヴが2010年に就任している。 こうしてあまりにも拡大したためヴォルネイの醸造施設では間に合わなくなり、現在は旧ロピトー・ミニョンが所有していたムルソーのセラーでワイン造りをしている。 大きく変化したワインのスタイル 一般にエレガントとされるヴォルネイでさえも、「いつ開くのかわからない」と言われたドメーヌ・ド・モンティーユのワインだが、今日では若いうちから香り高く、そしてタンニンもしなやかなものとなり、かつ長期熟成にも十分耐え得るスタイルへと大きく変化している。 全房を用いた醸造など、基本的にはユベール時代の様式を継承しながらも、より完熟したブドウを摘み取り、抽出の仕方や発酵温度の管理をより綿密に行うことで、現在のスタイルを築いた。 ムルソーのジャン・マルク・ルーロの元妻であるアリックスが手がける白ワインも秀逸。 シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェ所有のクリマがアリックスの手を経て、どのようなワインとなるのかも楽しみである。
Information 品名 ジュヴレ シャンベルタン オー エシェゾー クリストフ ブリチェック ワイン名(原語) Gevrey Chambertin Aux Echezeaux Christophe Bryczek タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 グランクリュ「シャルム」に隣接する村名ワイン ジュヴレ・シャンベルタン村の一番南に位置する畑で、隣の畑はグラン・クリュとしても名高いシャルム・シャンベルタンからわずか 3 メートルの畑で手摘み収穫されています。所有面積 1ha、平均年産 6000 本、平均樹齢 35 年、15 ヵ月樽熟後、3 ヵ月ステンレスタンク熟成。40%新樽。ラベルにはリューディ名である”オー・エシェゾー”が記されています。 ブラックチェリー、イチゴ、桑の実、スミレ、バラ、スパイス、バニラ、タバコの香りがする複雑な香りと美しい洗練された味わい。コクがあり、力強く、何よりも豊かなワインで、長くて肉厚なフィニッシュが特徴です。適度な燻香を含む果実味に溢れるスタイルで蜂蜜や黒糖などの甘い芳香も特徴的。パワフルでありながら、ブリチェックらしい滑らかさでしなやかな果実味も含んでいます。ジュヴレは男性的で元々ががっしりとしているのであまり新樽は使われません。樽の焦がしもミディアムで過度な樽のニュアンスがなく、見事にアペラシオンの個性を表現しています。繊細な味のニュアンスを保つために、ノンフィルターで瓶詰めされます。 -リアルワインガイド 91/92点 (今/ポテンシャル) 「ジュヴレならではの黒い土の風味と黒果実香が滑らかに漂っている。黒い風味があり、スミレがあり、鉄分を感じる味わい。柔らかくてふんわりしており、このエレガンスは21年ならでは。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 クリストフ・ブリチェック Christophe Bryczek ポーランド生まれのジョルジュ・ブリチェック氏は1938年、戦禍を逃れるように渡仏しました。 困難な時代を懸命に耐え、ブルゴーニュで生産者としての修行を始め、ドメーヌは 1953 年に創設されました。 ジョルジュ氏は、1983年に引退し、長男のエドゥアール氏に引き継がれ、2003年よりエドゥアール氏の息子クリストフ氏が3代目としてドメーヌを引き継ぎ、現在に至ります。 ブリチェック家は、バチカンの洗礼を受けており、ドメーヌのカーヴの中は教会のような装飾が施されています。 ジョルジュ氏は、敬虔なキリスト教徒で、ポーランド出身のカルロ・ヨゼフ・ヴォイティワ枢機卿が、第264代教皇ヨハネ・パウロII世となられた折、ポーランド出身の教皇誕生は、初めてだったことから、大変誇りに思ったそうです。 そこでヨハネ・パウロII世の生まれ年である1920年に植樹された畑を購入し、出来上がったワインを持参し教皇庁に出向き、この畑から出来上がるワインに教皇の名を冠する許可を頂いたのです。 こうしてブリチェック最高のキュヴェ「キュヴェ・デュ・パプ・ジャン・ポール2世」は生まれました。 これは当然ながらバチカンの正式な許可も受けています。ヨハネ・パウロ2世(1920〜2005)は死後、聖人認定され、今も全教会の崇敬の対象となっています。 栽培は厳格なリュット・レゾネで、基本的にはビオロジックで有機肥料を使用します。 除草剤など化学的な介入は行わず、微生物の活動を活発にする為に土を耕すなど基本の仕事をひたすら繰り返す事が大事だと言います。 ビオディナミではボルドー液を多用する傾向にあるので、それとは違うアプローチを模索し続けています。 厳密で細やかな剪定と芽掻き作業によって収量を制限しています。 (ブドウ樹一株あたり、収量は6〜8房)収穫は手作業で行い、果実を傷めないよう小箱を使用。 古樹のブドウをふんだんに使い、古典的な醸造法で造られるワインは清澄のみを行い、濾過はしません。 凝縮感のある味わいと芳醇で強烈な香りを持つワインは十数年の熟成が十分に可能です。 クリストフ氏の代になり、エレガントで優美なスタイルへと変わりつつあり、新たに多くのファンを世界中で増やしています。
Information 品名 ブルゴーニュ コート・ドール ルージュ ベルトラン アンブロワーズ ワイン名(原語) Bourgogne Cote d'Or Rouge Bertrand AMBROISE タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750mlx6 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 旨安ブルゴーニュの横綱!この味わいがこの価格で楽しめるなんて! 充実した赤い果実の味わいが深く甘く口中を満たしていきます。かと言って、決して重たすぎる訳ではなく、同時に柔らかな質感。クリーミーで甘い果実とミネラルのバランスの良さからくる、ベリーやローストした肉といったフレーバーが心地よく続きます。 -リアルワインガイド 88+/89点 (今/ポテンシャル) 「口に含むと、もうACブルの銘酒として殿堂入りと言えるこのワインは、優しく滑らかでエレガントでミネラリーな、とてもピノ・ノワールしたもの。近年では個人的に最も好きなスタイルだ。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 Bertrand AMBROISE ベルトラン・アンブロワーズ ニュイ・サン・ジョルジュを中心とする高品質ワインを超良心的価格でリリース プレモー村の村長を7年務めた人格者ベルトランのドメーヌ メゾン・アンブロワーズは1987年にプルモー・プリセに設立されました。 当主のベルトラン・アンブロワーズはリヨンの出身で、ブドウ栽培やワイン醸造とは無縁の家柄でしたが、教師の勧めでボーヌの醸造学校に入学。 ワイン造りを学んだ後、外国で暮らそうと考えていましたが、そこで知りあった女性が妻のマルティーヌでした。 義父の跡を継ぐ形で、このメゾン・アンブロワーズを興したそうです。 新参者ながら、プルモーの村議を20年、村長を7年務めた人格者。今日、17haの畑をビオロジックで栽培し、2013年にエコセールの認証を取得予定。 元々はネゴシアンでしたが、現在、買いブドウによって造られているのはラドワ1級のグレションとムルソー1級のポリュゾのふたつのみ。 徐々に自社畑産に絞り込み、今日のラインナップに落ち着きました。 時代に合わせて変化する柔軟なスタイル アンブロワーズのワインはかつては樽香の強さで有名でしたが、現在は樽の大きさを400リットルの特注サイズにし、樽の影響を抑える傾向にあります。 例えば白の場合、ラドワ1級グレションで70%、ムルソー1級ポリュゾ、ニュイ・サン・ジョルジュ1級テール・ブランシュで100%という高い新樽率にもかかわらず、スモーキーさは上品で、かつてのカリフォルニア産シャルドネのようなオーバーオーキーな印象がなくなったのは大きな進歩。 一方、果実味の凝縮感に溢れるスタイルは従来どおり。樽香が抑えられたことによって、よりピュアなフルーツを堪能できるようになりました。 また、長女のリュディヴィーヌ、長男のフランソワがベルトランを支えるようになり、次世代へのバトンの受け渡しも進んでいます。 何と言っても魅力はコスト・パフォーマンスの高さ 一部の親しみやすいワインに、開けやすく飲み残しの保存もしやすいスクリューキャップを導入。新しい試みにも果敢に挑戦しているドメーヌ。 そして、アンブロワーズは何よりその良心的価格が際立っています。 ブルゴーニュが全体的に高騰傾向にある中、高い品質を保ちながらも、手の届きやすい価格帯に抑えてくれているのは何ともありがたい話です。 2011年に店長久保がドメーヌを訪問した際も、日が暮れかけた遅い時間帯だったにも関わらず、多くの試飲用ワインを用意して待っていてくれました。 色々な説明をしてくれながら、その人の良さがにじみ出るような氏の表情や語り口にとても好感を覚え、多くの人に好まれる果実味に満ちたスタイルはその人柄を表しているようにも感じました。 リアルワインガイドで絶賛されるバリューワイン 専門誌「リアルワインガイド」内でも毎ヴィンテージ高い評価を得ています。 特に同誌13号ではアンブロワーズのワインが表紙を飾るワインとなり、一躍その人気は高まりました。 ちなみにリアルワインガイドの表紙を飾るワインは、ずば抜けた評価やとても高い注目度など選ばれたワインばかり。 レジョナルクラス(ACブルゴーニュなど)からグランクリュまで、幅広いラインナップとどのクラスでも感じられるコスト・パフォーマンスの良さが評価されていると思います。
Information 品名 ジュヴレ・シャンベルタン オレリアン ヴェルデ ワイン名(原語) Gevrey Chambertin Aurlien Verdet タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 粘土石灰土壌のピノノワールを 30%除梗し、ステンレスタンクで 20 日間発酵後、軽くプレスし木樽へ移し発酵・マロラクティック発 酵を経て、そのまま熟成しました。綺麗な紫ガーネット色、プルーン やブラックチェリー、カラメル、湿った森の香り、ジャムの果実味が しっかりと拡がるしっかりとした味わいで、村名の特徴がよく表現さ れている骨太かつエレガントな仕上がりです。 -リアルワインガイド 92+/93+点 (今/ポテンシャル) 「液体は滑らかで、熟したきめ細かいタンニンがある。ともかくエレガントで味が集中している。そしてミネラリー。これまた素晴らしい村名ワイン。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 オレリアン・ヴェルデ Aurelien Verdet 私の仕事は、畑でもカーブでも自然の力を信じテロワールを尊重すること。 凝縮×エレガント 父から受け継いだ自然栽培をコトードールで開花 コートドールの中心ニュイサンジョルジュ村から西に約10キロ、山道を走り抜けるとARCENANT(アルスナン)村に到着します。 1604年からこの地に住むヴェルデ家は、父アラン・ヴェルデが1971年よりビオロジック農法を開始し、ブルゴーニュの中でも自然栽培の先駆者として知られています。 オレリアンは18歳からの3年間、モーターバイクレースのフランスナショナルチームの選手として活躍していましたが、危険がつきまとう仕事であったため以前から興味のあったワイン造りに舵取りを変更、22歳で成人向けのワイン育成コースに入門します。 ちなみにワイン醸造家のダヴィッド・デュバンと草レースをする機会があり、彼がドメーヌで働くことを提案してくれたことが、転向のきっかけだったそうです。 ダヴィド・デュバンの元で働きながら、専門学校に通い、有機栽培を勉強。 ビオロジックさらにビオディナミ農法を学ぼうと研修先に選んだのは、ギィ・ボサールとマルク・アンジェリ、父から受け継いだ伝統をベースに更なる自然志向を深めて来ました。 ロワールで学んだことを、デュバンとの仕事でブルゴーニュ式へと転換し、改善を続けます。 デュバンからは、醸造の考え方を多く学びました。 アランのブドウで初めて醸造を手がけたのが2003年、翌年には引退を決意したアランから、オート・コート・ド・ニュイの畑とアルスナンの醸造所が受け渡されました。 2004年ヴィンテージで鮮烈なデビューを果たしたオレリアンは、ブルゴーニュの若手造り手の中でも実力派として認識されるようになり、多くの愛飲家の期待を一身に受けワイン造りに邁進してきました。 2008年にはブドウ購入が大変難しいとされるヴォーヌロマネの畑を幸運にも引き継ぐ機会に恵まれるなど、コートドールでのワイン造りにも情熱を傾けています。 自然志向と品質と価格のバランスを重視したワイン造り 「私より強い自然志向」と父のアランも太鼓判を押すオレリアンは、畑には自然肥料しか与えないことで土中の生命を活発化させ、そこから生まれるブドウの視覚、聴覚、味覚など官能特性を引き出しワインに表現しています。 高収量を避けるためブドウ樹は短く剪定、初夏には太陽の光を取り込むため部分的に葉摘みを行い、厳選した選果のもと手摘み収穫します。 2008年には最適な衛生状態を保つため醸造所を新装しました。 温度管理付のステンレスタンクを導入し、キュヴェゾン(浸漬)時のmout(果もろみ)の温度を完璧に保つことを重要視しています。 キュヴェゾンで色とタンニンを最大限に抽出する代わりに、タンニンが出過ぎないようピジャージュは控えています。 これらの作業は目が離せないので時間を要しますが、むやみやたらなブルゴーニュワインの価格高騰を疑問視するオレリアンは「だからこそ品質と価格が見合ったワイン造りをするべきだ」と言います。 醸造所の投資額は目を見張るもので、覚悟を据えたオレリアンの眼差しは2007年に会ったときよりも数倍光り輝き、また揺るぎないものへと変化し ていました。 繁忙期に家族の手を借りるぐらいでほとんどの作業を一人でこなし休みなしに働くオレリアン。 伝統と革新を地で行く、これからがますます楽しみな生産者です。 肩肘張らない自然体の完成度で、綿密なミネラル感、伸びやかな酸、上品な味わいが絶妙のシンフォニーを奏でます。 伝統的なオート・コート・ド・ニュイは言うまでもなく、ニュイ・サン・ジョルジュを代表とするコートドールのプリミエクリュと村名ワインは、その年々の気候条件を考慮し、それぞれのテロワールのキャラクターを見事に表現しています。 (以上、インポーター資料より)
Information 品名 クロ ド ラ ロッシュ グランクリュ アルロー ワイン名(原語) Clos de la Roche Grand Cru Arlaud タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 アルローの誇る最高峰のグランクリュのひとつ アルローが持ついずれも素晴らしいワインとなるグランクリュのひとつ、クロ・ド・ラ・ロッシュです。地表近くまで迫る母岩のナクレ岩にブドウの根が分け入り、豊富なミネラル分を持つワインとなります。スケール感の大きさを感じさせる厚みのあるボディとモレらしい大地の風味。傑出したワインです。 -リアルワインガイド 94/96 (今/ポテンシャル) 「口に含むと圧倒的な存在感のある液体。強いけど柔らかくて優しく、ギュッと詰まっているけどジューシー。まだ初期的な美味しさだけどそれでもバカみたいに美味しい。これはさすがに要熟成。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。ARLAUD Pere&Fils アルロー モレ・サン・ドニを本拠とするブルゴーニュワインの革命児 3兄弟が力を合わせて作る、自然への敬意のこもったワイン 1942年ジョセフ・アルローにより蔵は創設されました。 現在は2代目のエルヴと3代目の息子のシプリアンとロメインで15へクタールの畑で葡萄を栽培醸造しています。 ドメーヌはモレ・サン・ドニに位置するが、ニュイ・サン・ジョルジュにも14世紀からのカーヴを持ち、現在ではオールド・ヴィンテージのストック用としています。 2004年から全ての畑をビオに転換 1998年よりニュージーランドと南アフリカでシャルドネとピノ・ノワールのワイン造りを修行してきたシプリアンの参画によって、 畑仕事は全てリュット・レゾネとなり、殺虫剤、除草剤の使用は一切使用していません。それから、ブドウ畑の状態が見違えるほどに変わったと言います。 2004年からは15ヘクタールのすべての畑においてビオロジックを実践しています。 2005年よりブルティーユ・アルローが兄弟の仕事に参加、馬を使った耕作を蔵で始めることになり、彼女の仕事によりドメーヌ・アルローの大部分の畑が馬による耕作畑となりました。 さらに、2009年にはビオディナミへの転換を成し遂げました。 シプリアンの代になり、急速に高まった評価と実力 シプリアン(Cyprien)が2000年に醸造責任者になり、果実味がより豊かで、尚かつエレガントさに磨きが掛かってきました。 彼はいろいろなところでのスタジエ(ワイン造りの助手)を経てドメーヌに戻ってきました。 早速グリーン・ハーベスト(実の熟す前に摘果してしまうこと)を積極的に行ったり、果実の実った段階であまり良くない樹を畑から抜いて果実の品質を安定させるなど、質の高いワイン造りに積極的に取り組んでいます。 所有している葡萄の樹齢は平均的に古く35年〜50年です。 そして収穫量もかなり制限していて、単なるブルゴーニュ・ルージュでも35hl/haです。村名のAOCのものは30hl/ha、一級は28hl/ha,そして特級は25hl/haにして凝縮した葡萄からテロワールが反映されたワインを醸造しています。 世界中から評価を受ける造り手にまで成長 醸造は、ステンレスタンクで低温マセラシオン醗酵を行うものの、過度の抽出は避けています。 格付やヴィンテージにより新樽を30〜60%使用し樽熟成。 また、SO2を極力最小限しか使用しないスタイルを採用しているため、ピノ・ノワールのピュアな果実味をダイレクトに味わうことができるのも特徴。 シプリアンの品質に対する厳格なまでのこだわりは、徹底した選果を行い、基準に満たない葡萄や樽は全てネゴシアンに売却してしまいるという話からも想像できます。 今やフランス国内だけでなく、ロバート・パーカー氏やイギリスのジャーナリストも注目するブルゴーニュの若手筆頭株と言って間違いありません。
Information 品名 マルサネ・ルージュ ルー デュモン ワイン名(原語) Marsannay Rouge BIO Lou Dumont タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 マイナーアペラシオンだからと侮れない立派な村名格ワイン マイナー扱いをされがちなマルサネですが、最近は他の有名村ワインの値上がりもあり、にわかに注目を集めています。 ルー・デュモンのそれは村名ジュヴレに迫るほどのクオリティが自慢。こちらのマルサネは通常のものと異なり、全てビオロジック(有機栽培)のブドウを使用した特別バージョン。通常のものは力強さが特徴的ですが、こちらはよりしなやかで柔らかい舌触りを持ちます。 クシェ村の区画「オー・ポテ」、「オー・グラン・バンドー」、「アン・サンパニー」より。 平均樹齢40年のVV。収穫量30hl/ha。天然酵母のみで発酵。シャサン社製「グラン・ファン」の新樽50%、同1回使用樽50%で18ヶ月間樽熟成(新樽分はすべて、一次発酵も樽内で行いました)。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ルー・デュモン Lou Dumont 日本人醸造家が造る「天・地・人」のワイン 単身渡仏した日本人が成し遂げた偉業 仲田晃司。 大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。 フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。 仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。 仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。 2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。 「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。 現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。 2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。 間違いなく世界レベルにある秀逸なブルゴーニュ 仲田さんのワインは特に日本人であるから、ということで話題になることが多いことは確か。 しかし、それだけではこれだけ長い間多くの愛好家からの支持を受けることはなかったでしょう。 ACブルゴーニュからグラン・クリュに至るまで徹底した品質重視の姿勢と真摯な仕事の結果としての素晴らしいワイン。 それが評価されていることは間違いありません。 中でもジュヴレ・シャンベルタン、グラン・クリュのシャルム・シャンベルタンは看板銘柄で、その名に恥じない高い品質を常に誇っています。 ジュヴレ・シャンベルタンの醸造ではブルゴーニュのネゴシアンでは非常に珍しい、バリック(小樽)に収穫したブドウを入れ、醸すという方法を取っています。 この方法が珍しいのは何より手間がかかるから。その手間暇を惜しまない姿勢がワインの美味しさに表れています。 また、フィサンやラドワと言った、ちょっと知名度の低いアペラシオンのワインはコストパフォーマンスが抜群で非常におすすめです。
Information 品名 オート コート ド ニュイ ブラン ル プリュレ オレリアン ヴェルデ ワイン名(原語) Hautes-Cotes-De-Nuit Le Prieure Blanc Aurlien Verdet タイプ 白ワイン・辛口 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 シャルドネ 商品説明 本拠地のアルスナン村に所有の区画「ル・プリュレ」の粘土石灰土 壌で育つ樹齢約 41 年のシャルドネを木樽(新樽率 20%)で発酵・ マロラクティック発酵・熟成しました。輝きのあるグリーンイエロー 色、二十世紀梨やハッサク、柚子の香り、上品な舌触りで華やかさと 心地の良い酸味がバランス良く、柚子ジャムの果実感がアフターを 彩る上質な仕上がりです。 -リアルワインガイド 90/90+点 (今/ポテンシャル) 「オレリアンの白は例年に近い香りでナチュラルな柑橘だ。口に含むとキレのある例年に比べて柔らかさがメインのもの。やんわりと甘いフルーツが口中に拡がり。、酸がそれを締める。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 オレリアン・ヴェルデ Aurelien Verdet 私の仕事は、畑でもカーブでも自然の力を信じテロワールを尊重すること。 凝縮×エレガント 父から受け継いだ自然栽培をコトードールで開花 コートドールの中心ニュイサンジョルジュ村から西に約10キロ、山道を走り抜けるとARCENANT(アルスナン)村に到着します。 1604年からこの地に住むヴェルデ家は、父アラン・ヴェルデが1971年よりビオロジック農法を開始し、ブルゴーニュの中でも自然栽培の先駆者として知られています。 オレリアンは18歳からの3年間、モーターバイクレースのフランスナショナルチームの選手として活躍していましたが、危険がつきまとう仕事であったため以前から興味のあったワイン造りに舵取りを変更、22歳で成人向けのワイン育成コースに入門します。 ちなみにワイン醸造家のダヴィッド・デュバンと草レースをする機会があり、彼がドメーヌで働くことを提案してくれたことが、転向のきっかけだったそうです。 ダヴィド・デュバンの元で働きながら、専門学校に通い、有機栽培を勉強。 ビオロジックさらにビオディナミ農法を学ぼうと研修先に選んだのは、ギィ・ボサールとマルク・アンジェリ、父から受け継いだ伝統をベースに更なる自然志向を深めて来ました。 ロワールで学んだことを、デュバンとの仕事でブルゴーニュ式へと転換し、改善を続けます。 デュバンからは、醸造の考え方を多く学びました。 アランのブドウで初めて醸造を手がけたのが2003年、翌年には引退を決意したアランから、オート・コート・ド・ニュイの畑とアルスナンの醸造所が受け渡されました。 2004年ヴィンテージで鮮烈なデビューを果たしたオレリアンは、ブルゴーニュの若手造り手の中でも実力派として認識されるようになり、多くの愛飲家の期待を一身に受けワイン造りに邁進してきました。 2008年にはブドウ購入が大変難しいとされるヴォーヌロマネの畑を幸運にも引き継ぐ機会に恵まれるなど、コートドールでのワイン造りにも情熱を傾けています。 自然志向と品質と価格のバランスを重視したワイン造り 「私より強い自然志向」と父のアランも太鼓判を押すオレリアンは、畑には自然肥料しか与えないことで土中の生命を活発化させ、そこから生まれるブドウの視覚、聴覚、味覚など官能特性を引き出しワインに表現しています。 高収量を避けるためブドウ樹は短く剪定、初夏には太陽の光を取り込むため部分的に葉摘みを行い、厳選した選果のもと手摘み収穫します。 2008年には最適な衛生状態を保つため醸造所を新装しました。 温度管理付のステンレスタンクを導入し、キュヴェゾン(浸漬)時のmout(果もろみ)の温度を完璧に保つことを重要視しています。 キュヴェゾンで色とタンニンを最大限に抽出する代わりに、タンニンが出過ぎないようピジャージュは控えています。 これらの作業は目が離せないので時間を要しますが、むやみやたらなブルゴーニュワインの価格高騰を疑問視するオレリアンは「だからこそ品質と価格が見合ったワイン造りをするべきだ」と言います。 醸造所の投資額は目を見張るもので、覚悟を据えたオレリアンの眼差しは2007年に会ったときよりも数倍光り輝き、また揺るぎないものへと変化し ていました。 繁忙期に家族の手を借りるぐらいでほとんどの作業を一人でこなし休みなしに働くオレリアン。 伝統と革新を地で行く、これからがますます楽しみな生産者です。 肩肘張らない自然体の完成度で、綿密なミネラル感、伸びやかな酸、上品な味わいが絶妙のシンフォニーを奏でます。 伝統的なオート・コート・ド・ニュイは言うまでもなく、ニュイ・サン・ジョルジュを代表とするコートドールのプリミエクリュと村名ワインは、その年々の気候条件を考慮し、それぞれのテロワールのキャラクターを見事に表現しています。 (以上、インポーター資料より)
Information 品名 シャンボール ミュジニー / クリストフ ブリチェック ワイン名(原語) Chambolle Musigny Christophe Bryczek タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 平均樹齢70年。Les GamairesとLes Herbuesにまたがる形で0.5ha所有。甘く柔らかでカシスやブラックチェリーなどの甘く熟した豊富な香りの要素が感じられます。新樽はシャンボルらしさを出すために、最大でも25%ほどで多用されません。12-15か月樽熟後、3ヵ月ステンレスタンク熟成。シャンボルのエレガントさはきっちりとありますが、とてもリッチでしっかりとしたストラクチャーのワインに仕上がっています。動物的で男性的なニュアンスも備わっているとクリストフ氏は評しています。平均年産1800本で、日本への入荷はわずか300本程と大変希少。 -リアルワインガイド 91/92点 (今/ポテンシャル) 「とことん柔らかい液体に見事に美味しい味が乗っており、優しくて強さのある、正に21年のブリチェックという味わいと液体の質感だ。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 クリストフ・ブリチェック Christophe Bryczek ポーランド生まれのジョルジュ・ブリチェック氏は1938年、戦禍を逃れるように渡仏しました。 困難な時代を懸命に耐え、ブルゴーニュで生産者としての修行を始め、ドメーヌは 1953 年に創設されました。 ジョルジュ氏は、1983年に引退し、長男のエドゥアール氏に引き継がれ、2003年よりエドゥアール氏の息子クリストフ氏が3代目としてドメーヌを引き継ぎ、現在に至ります。 ブリチェック家は、バチカンの洗礼を受けており、ドメーヌのカーヴの中は教会のような装飾が施されています。 ジョルジュ氏は、敬虔なキリスト教徒で、ポーランド出身のカルロ・ヨゼフ・ヴォイティワ枢機卿が、第264代教皇ヨハネ・パウロII世となられた折、ポーランド出身の教皇誕生は、初めてだったことから、大変誇りに思ったそうです。 そこでヨハネ・パウロII世の生まれ年である1920年に植樹された畑を購入し、出来上がったワインを持参し教皇庁に出向き、この畑から出来上がるワインに教皇の名を冠する許可を頂いたのです。 こうしてブリチェック最高のキュヴェ「キュヴェ・デュ・パプ・ジャン・ポール2世」は生まれました。 これは当然ながらバチカンの正式な許可も受けています。ヨハネ・パウロ2世(1920〜2005)は死後、聖人認定され、今も全教会の崇敬の対象となっています。 栽培は厳格なリュット・レゾネで、基本的にはビオロジックで有機肥料を使用します。 除草剤など化学的な介入は行わず、微生物の活動を活発にする為に土を耕すなど基本の仕事をひたすら繰り返す事が大事だと言います。 ビオディナミではボルドー液を多用する傾向にあるので、それとは違うアプローチを模索し続けています。 厳密で細やかな剪定と芽掻き作業によって収量を制限しています。 (ブドウ樹一株あたり、収量は6〜8房)収穫は手作業で行い、果実を傷めないよう小箱を使用。 古樹のブドウをふんだんに使い、古典的な醸造法で造られるワインは清澄のみを行い、濾過はしません。 凝縮感のある味わいと芳醇で強烈な香りを持つワインは十数年の熟成が十分に可能です。 クリストフ氏の代になり、エレガントで優美なスタイルへと変わりつつあり、新たに多くのファンを世界中で増やしています。
Information 品名 オート コート ド ニュイ ルージュ ベルトー ジェルベ ワイン名(原語) Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Rouge Berthaut-Gerbet タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 2013年に母方フランソワ・ゲルベより相続してラインナップに加わりました。1970年に植樹したニュイ・サン・ジョルジュ近郊の区画。常に他の区画より15日ほど収穫が遅くなります。フードル(大樽)でマロラクティック発酵を行った後、同じくフードルで10カ月熟成してリリースされます。新樽は0%です。 赤い果実を中心とした甘く心地よい香り。ベルトーらしい柔らかい質感に加えて、しっかりと味の詰まった芯の感じられる味わい。ミネラル感も感じられ、上質感があります。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ベルトー・ジェルベ BERTHAUT-GERBET アメリー・ベルトーが目指すしなやかでシルキーなワイン 19世紀から続き順調な世代交代を果たしたドメーヌ その歴史は19世紀の終わり、数ヘクタールのフィサンから始まりました。 1974年、ヴァンサンとドゥニ兄弟がベルトーを相続し、フィサン、フィサン1級の畑を拡大していきました。 2013年、ヴォーヌ・ロマネ村のドメーヌ・フランソワ・ジェルベを母に持つアメリー・ベルトーがボルドー、ニュージーランドでの研修を終え、7代目当主に就任しました。 母方のドメーヌ・ジェルベから一部の畑を相続しベルトー・ジェルベ(Berthaut-Gerbet)名義としてドメーヌ・ベルトーのラインナップに加えました。 今日ではフィサンを中心にジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネなど全て合わせて13ヘクタールの畑を所有しています。 生産するワインの90%は赤ワインですが、フィサンの一部の区画にシャルドネを植樹しています。 7代目の女性当主アメリーの目指すスタイルとは 7代目になるアメリー・ベルトーは2013年から父ドゥニに代わりワイン造りを一任されています。 前当主の時代には最低でも5年は寝かせないと真価を発揮しないと言われるほどに力強く、若いうちは荒々しい個性を持つ造りでしたが、アメリーが目指すのはシルキーなタンニンを持つワイン。 父の時代なら発酵の初期段階で行っていたピジャージュは最終段階で優しく行うのみで、基本はルモンタージュ。 また、ニュージーランドで学んだ5日間前後のポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)を行うことでタンニンが丸くなる手法を取り入れています。 シャンボールやヴォーヌロマネのような有名産地に比べて、いまひとつ傑出した生産者が少なかったためにその陰に隠れていたフィサンですが、今このドゥニ・ベルトーは国内外で高い注目を集めており、この地域の牽引役となっていくことが期待されている造り手です。 ワイナート78号「特集ブルゴーニュ 注目の造り手12」に掲載されました!
Information 品名 マジ シャンベルタン グランクリュ ベルナール デュガ ピィ ワイン名(原語) Mazis Chambertin Gurand Cru Bernard Dugat-Py タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 極めて濃厚な色調。熟しきったカシス、ブラックベリー、ダークチェリーなど、黒い果実のアロマが支配的。そこに甘草やバニラがスパイシーに折り重なる。ビッグな果実の膨らみに、ミネラルと微粒子のタンニン。余韻に香ばしくカカオの風味。偉大なワイン。 -ワインアドヴォケイト 96-98点 "Deep and brooding, the 2020 Mazis-Chambertin Grand Cru mingles aromas of blackberries and cassis with notions of peonies, potpourri, sweet soil tones and exotic spices. Full-bodied, layered and tightly wound, it's vibrant and immensely concentrated, its bottomless core of fruit framed by fine, powdery tannins and racy acids. Concluding with a long, resonant finish, this will, as usual, require the most patience of all Dugat-Py's wines, but the rewards at maturity will be spectacular." 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ベルナール デュガ ピィ Bernard DUGAT-PY カルト的な人気を誇る生産者 従兄のクロード・デュガと並び、カルト的な人気を誇るベルナール・デュガ・ピィ。 当主のベルナール・デュガはとてもエネルギッシュな人物だ。 日に焼けた顔。 がっしりとした体格、巨大な手。日々、農作業に勤しむ姿がその風貌からも想像される。 近年になってコート・ド・ボーヌにもブドウ畑を広げ、現在、所有畑の総面積は10ha。しかし、その要がジュヴレ・シャンベルタンであることに変わりはない。 村名ジュヴレ・シャンベルタンは複数の区画をアッサンブラージュした「キュヴェ・クール・デュ・ロワ」のほか、単一クリマで醸造される「レ・ゼヴォセル」。 1級はフォントニ、コルヴォー、ペリエールをアッサンブラージュした畑名なしのキュヴェのほか、単一クリマものの「プティット・シャペル」「ラヴォー・サン・ジャック」「シャンポー」。特級は「マジ」「シャルム」「マゾワイエール」、そして王様「シャンベルタン」である。 2003年にすべての畑をビオロジック栽培に転換完了した。 ご存知のとおり、特級マゾワイエール・シャンベルタンは隣接するシャルム・シャンベルタンを名乗ることも可能だが、このドメーヌでは別々に醸造している。 正確にいえば、マゾワイエールが3分の1混ざったシャルムとマゾワイエール単独のワインがある。 最初に所有したマゾワイエールはシャルムと近接した区画で、土壌的な差が見られなかったため、シャルムに混ぜてひとつのキュヴェとした。 一方、2004年に新たに買い足したマゾワイエールは、グリザールの谷間から流れ出た洪石土により畑の表面を大きな石が覆う。 ワインの性格もまったく違うため、ベルナールは単独のキュヴェにしたという。 試飲の順番はシャルムの後にマゾワイエール。 後者のほうが圧倒的に堅牢なスタイルのワインだ。 醸造法はクロード同様、低温マセレーションはなし。 一方、完全除梗のクロードに対し、ベルナールはアペラシオンによって梗を残す。 特級についていえば、量の少ないシャンベルタン(量的に恵まれた年でも1樽しか出来ない)とマジは100%全房。 マゾワイエールは60〜70%、シャルムは40〜50%の梗を残している。 1級以上はすべてフランソワ・フレールの新樽100%熟成。 「ジュヴレ・シャンベルタンは長期熟成させるべきワインだから、十分な抽出が必要」というのがベルナールの考え。 たとえ恵まれないヴィンテージであろうとも、彼のワインはとびきり濃厚な色調で人々を驚かせる。だからといって過度に重いワインかといえばそうではない。 緻密な構造とキメの細かなタンニンを中心に置きながら、新鮮味(ベルナールは遅摘みをよしとしない)も感じさせるバランスのよさ。 熟成させるとこれまた素晴らしい。 現在、息子のロイクがピエール・マッソンの指導の元、ビオディナミについて学んでいる最中。将来も楽しみである。
Information 品名 ショレ レ ボーヌ / プティ ロワ ワイン名(原語) Chorey Les Beaune / Domaine Petit Roy タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ショレイ・レ・ボーヌの平地で石灰質が少なめの粘土石灰土壌で育 つピノノワールを全房でピジャージュしながらステンレスタンクで醸 し・発酵し木樽で熟成後、ステンレスタンクで追熟しました。朱色がかっ たルビー色、ブラックベリーやプルーン、トマト、湿った土の香り、果実 味の甘さがアタックに拡がり、しなやかで丸みのあるタンニンが心地 よく、アフターはスーッとフェードアウトしていきます。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 プティ・ロワ Petit Roy コートドボーヌで静逸、静謐なる挑戦 エレガント×ナチュラル 2017年、ブルゴーニュ/ショレイレボーヌでドメーヌ・プティ・ロワを立ち上げた斉藤政一氏は、1982年中国生まれ。 幼少期は中国北部で育ち11歳で日本へ帰国。 東京農工大在学中に、砂漠化の分析で中国を訪問した時、現地でぶどう栽培がおこなわれていたのを見てワインに興味を持ちます。 砂漠化という環境問題は経済と密接な関係を持っており、ただ緑化するだけでは根本的な問題解決にはならない事、そしてその土地に合った作物、なおかつ経済効果のある作物を植えて育てていかないと継続的な取り組みができないと感じた事。 中国訪問をきっかけとして「ワイン用のぶどう栽培」が、砂漠化問題解決にぴったりと合致している、糸口になりうるとの考えにいたります。 ぶどうは水分ストレスに強く、しかも原料を加工することによって付加価値が上がるため、緑化と経済効果をもたらす作物だからです。 この経験と考えが知らず知らずのうちに彼の人生を決定づけます。 ワイン造りをもっと知りたいと思うようになった彼は、在学中から日本のワイナリーを廻るようになります。 そしてその後、長野県の小布施ワイナリーで研修を開始、自然に本場のワイン造りを見たいという欲望が湧いてきます。 2006年に渡仏。ブルゴーニュで本格的にワイン造りの勉強を開始すると同時に、著名なワイナリーでぶどう栽培と醸造の仕事の経験を積み始めます。 (シモン・ビーズ、ジャック‐フレデリック・ミュニエ、アルマン・ルソー、リュイ・シェニュ) ワインの魅力にのめり込む彼がいつしか自分自身のワインを造りたいという夢を抱くようになるのもこれも自然の流れです。 彼の真骨頂は、ここで焦らずにじっくりと経験と準備を積み上げ始めたこと。 技術、知識、経験、資金を蓄え現地での人間関係を広げ、自らのポテンシャルを高めていきます。 ワインの勉強、仕事以外に、ボーヌに『ラ・リュンヌ』という和食店を立ち上げ、さらにはワイン機材の輸出を手掛ける等、自らがオーナーとなるビジネスも合わせて手掛け、栽培と醸造の仕事をしながらいつか自分のドメーヌをと2足3足のわらじをはき続けます。 その努力は身を結ぶまでに10年の時がかかります。 まずは2016年にネゴシアンの「メゾン・プティ・ロワ」を立ち上げます。 デビュー作となる『アルテス』はサヴォワの友人のブドウを買い、醸造所を借りて仕込んだキュヴェになります。 そして遂に! 2017年に「ドメーヌ・プティ・ロワ」を立ち上げ、自社畑をもち、ショレイ・レ・ボーヌの現在の場所へ引っ越しをします。 地下のカーヴを整え、隣接してる古い建物を工事して住居とし、奥様、娘さん2人の家族4人で生活をされております。 オート・コート・ド・ボーヌに1.2haの土地を借り、そこには0.8haのピノノワールが植わっております。 他に、ポマール村に1haのピノノワール、サヴィニー近郊に0.2haのアリゴテ、0.1haのシャルドネの畑があります。 最終的にはブルゴーニュで4〜6haのぶどう畑を持ちたいという目標を持っていますが、現在は合計2.5haの土地をもち(借り)、2.1haの畑でブドウを栽培しております。 (インポーター資料より)
Information 品名 ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ルージュ / マキシム シュルラン ノエラ ワイン名(原語) Maxime Cheurlin-Nollat / Hauts cotes de Nuits Rouge タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ドメーヌ・ジョルジュ・ノエラの現当主のマキシム・シュルラン・ノエラは、シャンパーニュ育ちで、ボーヌで醸造学を学び、従兄弟のエマニュエル・ルジェのもとでワイン造りの研鑽を積んだ若く才能ある造り手。2015年より、マキシム・シュルラン・ノエラは自身の名を冠したネゴシアンワインを手掛けています。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ジョルジュ・ノエラ(マキシム・シュルラン・ノエラ) Georges Noellat(Maxime Cheurlin-Noellat) シャルル・ノエラ同族の名門であり、ルジェの元で学んだスター・ドメーヌ ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くドメーヌ・ジョルジュ・ノエラは、伝統的な手法から上質でエレガントなピノ・ノワールを少量生産することで知られ、かつてはルロワやエマニュエル・ルジェにもワインを供給してきた名門です。 ジョルジュ・ノエラは、シャルル・ノエラ(ルロワの礎となったドメーヌ)の兄弟にあたり、現在は6代目当主のマキシム・シュルラン・ノエラが20代にして祖母のマリー・テレーズ(ジョルジュの娘)からドメーヌを受け継ぎ、2010年からワイン造りを取り仕切っています。 それ以前は、ルイ・ジャドやジョセフ・ドルーアンなどの大手ネゴシアンにワインの大半をバルク売りしていましたが、20年契約が終了し、ドメーヌ元詰めを開始しました。 6代目当主であるマキシム・シュルラン・ノエラが、2010年、若干18歳にして祖母のマリー・テレーズからドメーヌを引き継ぎ元詰めに切り替えると、そのファーストヴィンテージからワイン評価各誌で話題を呼び、瞬く間にスターダムにのし上がりました。 1991年生まれの若き現当主マキシム・シュルラン・ノエラは、シャンパーニュ地方出身で実家はレコルタン・マニュピラン。 彼の人生にはシャンパーニュ造りという選択肢もあったが、祖母が残した偉大なテロワールを持つ畑でワイン造りが出来る千載一遇のチャンスが廻って来た時、彼が選んだのはブルゴーニュでのワイン造りでした。 ボーヌの醸造学校では、同じく名門を受け継ぐという宿命を持ったエマニュエル・ルジェの息子であり、従兄弟にあたるギヨームと共に学び、卒業後はそのルジェやグロ・フレール・エ・スールといった素晴らしい研修先で研鑽を積みました。 自社畑の面積は、僅か5.5ヘクタールですが、立地条件は素晴らしく、ヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュの中でも最良とされる区画を所有しています。 また特級畑のエシェゾーとグラン・エシェゾーにも数区画の自社畑を有しています。 ジョルジュ・ノエラのワインの魅力は、みっちりと詰まった果実味が主体となった柔らかくしなやかな味わい。 このスタイルを生みだす理由の1つとして、各畑に植わる高樹齢のブドウがもたらすエレガンスが挙げられます。 最も古いものはエシェゾーの1915年以前に植樹された樹齢100年を超える古樹、ボーモンやグラン・エシェゾーも樹齢80〜90年を超えるもの。 また若いものでも1980年代〜1990年代前半の植樹と平均樹齢が極めて高くなっています。 栽培はリュット・レゾネ、醸造では低温浸漬を採用し、穏やかな抽出を心掛けています。 テロワールの表現を覆い隠さないよう、焼き加減を軽めに抑えたキャヴァン製の樽を使用します。 WA誌は「マキシムは2010年にドメーヌを引き継いで以来、ジョルジュ・ノエラをヴォーヌ・ロマネで最もエキサイティングなドメーヌの1つに変えた」「偉大な才能があり、スターダムを目指す運命にある」「最近のヴィンテージでのマキシムの躍進は流星のようで、誰もが話題にするドメーヌだ」「マキシムのワインをまだ味わった事がないなら、なくなってしまう前にぜひ試してほしい」と大絶賛。 ベタンヌ&ドゥソーヴ誌はロベール・グロフィエやフィリップ・シャルロパンと並ぶ4つ星評価を与え、「ルロワのドメーヌと同じ起源を持つ多くの古樹はよく手入れされており、ワインは素晴らしい品質だ。 彼は今、ブルゴーニュの偉大な生産者の世界に入った」とこれ以上ないほどの賛辞を贈っています。 マキシムは新たなテロワールの表現のためマキシム・シュルラン・ノエラ名義のネゴシアンを立ち上げましたが、こちらも生産量が少なく、依然としてワイン愛好家の高い注目を集める彼のワインを手にする幸運に辿り着ける者はほんの一握りです。 彼のワインは如何にしても味わうべき1本と言えます。
Information 品名 ブルゴーニュ コート・ドール ルージュ ベルトラン アンブロワーズ ワイン名(原語) Bourgogne Cote d'Or Rouge Bertrand AMBROISE タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 旨安ブルゴーニュの横綱!この味わいがこの価格で楽しめるなんて! 充実した赤い果実の味わいが深く甘く口中を満たしていきます。かと言って、決して重たすぎる訳ではなく、同時に柔らかな質感。クリーミーで甘い果実とミネラルのバランスの良さからくる、ベリーやローストした肉といったフレーバーが心地よく続きます。 -リアルワインガイド 88+/89点 (今/ポテンシャル) 「口に含むと、もうACブルの銘酒として殿堂入りと言えるこのワインは、優しく滑らかでエレガントでミネラリーな、とてもピノ・ノワールしたもの。近年では個人的に最も好きなスタイルだ。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 Bertrand AMBROISE ベルトラン・アンブロワーズ ニュイ・サン・ジョルジュを中心とする高品質ワインを超良心的価格でリリース プレモー村の村長を7年務めた人格者ベルトランのドメーヌ メゾン・アンブロワーズは1987年にプルモー・プリセに設立されました。 当主のベルトラン・アンブロワーズはリヨンの出身で、ブドウ栽培やワイン醸造とは無縁の家柄でしたが、教師の勧めでボーヌの醸造学校に入学。 ワイン造りを学んだ後、外国で暮らそうと考えていましたが、そこで知りあった女性が妻のマルティーヌでした。 義父の跡を継ぐ形で、このメゾン・アンブロワーズを興したそうです。 新参者ながら、プルモーの村議を20年、村長を7年務めた人格者。今日、17haの畑をビオロジックで栽培し、2013年にエコセールの認証を取得予定。 元々はネゴシアンでしたが、現在、買いブドウによって造られているのはラドワ1級のグレションとムルソー1級のポリュゾのふたつのみ。 徐々に自社畑産に絞り込み、今日のラインナップに落ち着きました。 時代に合わせて変化する柔軟なスタイル アンブロワーズのワインはかつては樽香の強さで有名でしたが、現在は樽の大きさを400リットルの特注サイズにし、樽の影響を抑える傾向にあります。 例えば白の場合、ラドワ1級グレションで70%、ムルソー1級ポリュゾ、ニュイ・サン・ジョルジュ1級テール・ブランシュで100%という高い新樽率にもかかわらず、スモーキーさは上品で、かつてのカリフォルニア産シャルドネのようなオーバーオーキーな印象がなくなったのは大きな進歩。 一方、果実味の凝縮感に溢れるスタイルは従来どおり。樽香が抑えられたことによって、よりピュアなフルーツを堪能できるようになりました。 また、長女のリュディヴィーヌ、長男のフランソワがベルトランを支えるようになり、次世代へのバトンの受け渡しも進んでいます。 何と言っても魅力はコスト・パフォーマンスの高さ 一部の親しみやすいワインに、開けやすく飲み残しの保存もしやすいスクリューキャップを導入。新しい試みにも果敢に挑戦しているドメーヌ。 そして、アンブロワーズは何よりその良心的価格が際立っています。 ブルゴーニュが全体的に高騰傾向にある中、高い品質を保ちながらも、手の届きやすい価格帯に抑えてくれているのは何ともありがたい話です。 2011年に店長久保がドメーヌを訪問した際も、日が暮れかけた遅い時間帯だったにも関わらず、多くの試飲用ワインを用意して待っていてくれました。 色々な説明をしてくれながら、その人の良さがにじみ出るような氏の表情や語り口にとても好感を覚え、多くの人に好まれる果実味に満ちたスタイルはその人柄を表しているようにも感じました。 リアルワインガイドで絶賛されるバリューワイン 専門誌「リアルワインガイド」内でも毎ヴィンテージ高い評価を得ています。 特に同誌13号ではアンブロワーズのワインが表紙を飾るワインとなり、一躍その人気は高まりました。 ちなみにリアルワインガイドの表紙を飾るワインは、ずば抜けた評価やとても高い注目度など選ばれたワインばかり。 レジョナルクラス(ACブルゴーニュなど)からグランクリュまで、幅広いラインナップとどのクラスでも感じられるコスト・パフォーマンスの良さが評価されていると思います。
Information 品名 ニュイ サン ジョルジュ / マキシム シュルラン ノエラ ワイン名(原語) Georges Nollat / Nuits Saint Georges タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 平均樹齢50年。チェリー、カシス、スパイスの香り。ミディアムからフルボディーで、生き生きとして力強く若々しいストラクチャーのワイン。活気のある果実ときめ細かいタンニンを備えている。バリック18ヶ月(新樽40%)で熟成。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ジョルジュ・ノエラ(マキシム・シュルラン・ノエラ) Georges Noellat(Maxime Cheurlin-Noellat) シャルル・ノエラ同族の名門であり、ルジェの元で学んだスター・ドメーヌ ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くドメーヌ・ジョルジュ・ノエラは、伝統的な手法から上質でエレガントなピノ・ノワールを少量生産することで知られ、かつてはルロワやエマニュエル・ルジェにもワインを供給してきた名門です。 ジョルジュ・ノエラは、シャルル・ノエラ(ルロワの礎となったドメーヌ)の兄弟にあたり、現在は6代目当主のマキシム・シュルラン・ノエラが20代にして祖母のマリー・テレーズ(ジョルジュの娘)からドメーヌを受け継ぎ、2010年からワイン造りを取り仕切っています。 それ以前は、ルイ・ジャドやジョセフ・ドルーアンなどの大手ネゴシアンにワインの大半をバルク売りしていましたが、20年契約が終了し、ドメーヌ元詰めを開始しました。 6代目当主であるマキシム・シュルラン・ノエラが、2010年、若干18歳にして祖母のマリー・テレーズからドメーヌを引き継ぎ元詰めに切り替えると、そのファーストヴィンテージからワイン評価各誌で話題を呼び、瞬く間にスターダムにのし上がりました。 1991年生まれの若き現当主マキシム・シュルラン・ノエラは、シャンパーニュ地方出身で実家はレコルタン・マニュピラン。 彼の人生にはシャンパーニュ造りという選択肢もあったが、祖母が残した偉大なテロワールを持つ畑でワイン造りが出来る千載一遇のチャンスが廻って来た時、彼が選んだのはブルゴーニュでのワイン造りでした。 ボーヌの醸造学校では、同じく名門を受け継ぐという宿命を持ったエマニュエル・ルジェの息子であり、従兄弟にあたるギヨームと共に学び、卒業後はそのルジェやグロ・フレール・エ・スールといった素晴らしい研修先で研鑽を積みました。 自社畑の面積は、僅か5.5ヘクタールですが、立地条件は素晴らしく、ヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュの中でも最良とされる区画を所有しています。 また特級畑のエシェゾーとグラン・エシェゾーにも数区画の自社畑を有しています。 ジョルジュ・ノエラのワインの魅力は、みっちりと詰まった果実味が主体となった柔らかくしなやかな味わい。 このスタイルを生みだす理由の1つとして、各畑に植わる高樹齢のブドウがもたらすエレガンスが挙げられます。 最も古いものはエシェゾーの1915年以前に植樹された樹齢100年を超える古樹、ボーモンやグラン・エシェゾーも樹齢80〜90年を超えるもの。 また若いものでも1980年代〜1990年代前半の植樹と平均樹齢が極めて高くなっています。 栽培はリュット・レゾネ、醸造では低温浸漬を採用し、穏やかな抽出を心掛けています。 テロワールの表現を覆い隠さないよう、焼き加減を軽めに抑えたキャヴァン製の樽を使用します。 WA誌は「マキシムは2010年にドメーヌを引き継いで以来、ジョルジュ・ノエラをヴォーヌ・ロマネで最もエキサイティングなドメーヌの1つに変えた」「偉大な才能があり、スターダムを目指す運命にある」「最近のヴィンテージでのマキシムの躍進は流星のようで、誰もが話題にするドメーヌだ」「マキシムのワインをまだ味わった事がないなら、なくなってしまう前にぜひ試してほしい」と大絶賛。 ベタンヌ&ドゥソーヴ誌はロベール・グロフィエやフィリップ・シャルロパンと並ぶ4つ星評価を与え、「ルロワのドメーヌと同じ起源を持つ多くの古樹はよく手入れされており、ワインは素晴らしい品質だ。 彼は今、ブルゴーニュの偉大な生産者の世界に入った」とこれ以上ないほどの賛辞を贈っています。 マキシムは新たなテロワールの表現のためマキシム・シュルラン・ノエラ名義のネゴシアンを立ち上げましたが、こちらも生産量が少なく、依然としてワイン愛好家の高い注目を集める彼のワインを手にする幸運に辿り着ける者はほんの一握りです。 彼のワインは如何にしても味わうべき1本と言えます。
Information 品名 ブルゴーニュ ピノ ノワール / フレデリック マニャン ワイン名(原語) Frederic Magnien Bourgogne Pinot Noir タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 モレ・サン・ドニ村を中心としたコート・ド・ニュイの標高240〜350m にある15 区画からなる畑で総作付面積は4.0ha。年によってフィサン、ジュヴレ等のデクラッセした葡萄も使われるので毎年品質が高い。区画の大部分は粘土石灰質。 収量は50hl/ha。熟成は古バリックで10ヶ月だが、一部アンフォラも使用している。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 フレデリック・マニャン Frederic Magnien 『フレデリック・マニャンは変わった』ベタンヌ・ドゥソーヴ ドメーヌに近いネゴシアン ブルゴーニュの多くの造り手が「フレデリック・マニャン」の成功を羨んでいる。 同時に近年のワインの大きな変化に驚いている。 1代でドメーヌを築き上げたシャブリの重鎮「ジャン・マルク・ブロカール」も「フレデリック」の仕事と情熱を絶賛している。 「フレデリック」は全てのブルゴーニュの畑、区画、そして所有者まで知っている。 毎日、畑に出て自分の足で条件に合った畑を探し出し、所有者と交渉するということを10年以上繰り返してきたから。 彼等は畑の所有者から委託を受け、栽培チームを派遣し畑の管理を全て自分達で行う新しい形のネゴシアン。 書類上はネゴシアンだがドメーヌと変わりない仕事をしている。 『栽培責任者はルロワにビオディナミを導入した人で30年以上ルロワの栽培を指揮してきた。より繊細で果実のピュアな部分を重視したワインに進化していきたい』 ネゴシアンとして土壌を表現するためには従来の葡萄買いや樽買いでは不可能。 栽培から関わり、理想の葡萄を育て、理想のタイミングで収穫することができなければ理想のワインはできないのだ。 ヴィラージュ・ワインが進化 土壌の表現に拘る「フレデリック」。 100年前に決められたAOCには納得していないようで、その枠に収まらない取組も始めた。 鉄の多い畑から造ったワインに「クール・ド・フェール(鉄)」。 石の多い畑を合わせたワインに「クール・ド・ロッシュ(石)」。 そして、粘土の強い畑のワインには「クール・ダルジール(粘土)」と表記したのだ。 D.R.Cよりルロワ 10年以上前から有機栽培を取り入れ、太陰有機法 に従った栽培や醸造を行ってきた。 最近の「フレデリック」はより自然で人為的介入を少なくする方向に向かっている。 『D.R.C よりルロワが好きだ。1点の汚れもない完璧に整理整頓されたワインよりも、欠点があっても伸びやかで定規で測れないワインが好き』 ワイン造りは造り手の趣向やトレンドを極力排除した自然な形でありたい。 醸造はグラン・クリュもACブルゴーニュも基本的に変わらない。 ジャー(アンフォラ)熟成 ここ数年で「フレデリック」の評価は一気に高まっている。 2000年代前半まではワインに悩みが現れていたように思う。 通過点だったのかもしれない。 『ジャー(アンフォラ)での熟成も開始。スペイン製の薄い素焼きの甕での熟成により、水分が少し蒸発し、若干凝縮する』 内側を蜜蝋で焼き固めていないジャーを使用。 香成分や水に溶ける成分は何も無いのでバリックのようにタンニンや香をワインに与えない。 2012年版ベタンヌ・ドゥソーヴではネゴシアンとして最高評価のBDマーク4つを獲得し一流のドメーヌ以上の評価を獲得した。 ベタンヌのコメントが印象的で的確だった。 『フレデリック・マニャンは変わった。他のネゴシアンと区別しなくてはいけない。難しい年だった2008をとても上品に仕上げ、それが本物だということを2009年で証明した。今後も楽しみだ』
Information 品名 ニュイ・サン・ジョルジュ オレリアン ヴェルデ ワイン名(原語) Nuits Saint Georges Aurlien Verdet タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 砂混じりの粘土石灰土壌に植わるピノノワールを醸し後ステンレ スタンクで発酵、228Lの樫樽に移しマロラクティック発酵を経て熟 成しました。淡いガーネット色、イチゴジャムやさくらんぼ、クランベ リー、バラのアロマ、バランスのよいタンニンとしっかりした旨味に 上品なタンニンが溶け込んだ、しっかりと味わい深く長いアフター を楽しめます。 -リアルワインガイド 92/93点 (今/ポテンシャル) 「味が集中して凝縮し、NSGらしいきれいな土の風味がある。どの村名も高品質。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 オレリアン・ヴェルデ Aurelien Verdet 私の仕事は、畑でもカーブでも自然の力を信じテロワールを尊重すること。 凝縮×エレガント 父から受け継いだ自然栽培をコトードールで開花 コートドールの中心ニュイサンジョルジュ村から西に約10キロ、山道を走り抜けるとARCENANT(アルスナン)村に到着します。 1604年からこの地に住むヴェルデ家は、父アラン・ヴェルデが1971年よりビオロジック農法を開始し、ブルゴーニュの中でも自然栽培の先駆者として知られています。 オレリアンは18歳からの3年間、モーターバイクレースのフランスナショナルチームの選手として活躍していましたが、危険がつきまとう仕事であったため以前から興味のあったワイン造りに舵取りを変更、22歳で成人向けのワイン育成コースに入門します。 ちなみにワイン醸造家のダヴィッド・デュバンと草レースをする機会があり、彼がドメーヌで働くことを提案してくれたことが、転向のきっかけだったそうです。 ダヴィド・デュバンの元で働きながら、専門学校に通い、有機栽培を勉強。 ビオロジックさらにビオディナミ農法を学ぼうと研修先に選んだのは、ギィ・ボサールとマルク・アンジェリ、父から受け継いだ伝統をベースに更なる自然志向を深めて来ました。 ロワールで学んだことを、デュバンとの仕事でブルゴーニュ式へと転換し、改善を続けます。 デュバンからは、醸造の考え方を多く学びました。 アランのブドウで初めて醸造を手がけたのが2003年、翌年には引退を決意したアランから、オート・コート・ド・ニュイの畑とアルスナンの醸造所が受け渡されました。 2004年ヴィンテージで鮮烈なデビューを果たしたオレリアンは、ブルゴーニュの若手造り手の中でも実力派として認識されるようになり、多くの愛飲家の期待を一身に受けワイン造りに邁進してきました。 2008年にはブドウ購入が大変難しいとされるヴォーヌロマネの畑を幸運にも引き継ぐ機会に恵まれるなど、コートドールでのワイン造りにも情熱を傾けています。 自然志向と品質と価格のバランスを重視したワイン造り 「私より強い自然志向」と父のアランも太鼓判を押すオレリアンは、畑には自然肥料しか与えないことで土中の生命を活発化させ、そこから生まれるブドウの視覚、聴覚、味覚など官能特性を引き出しワインに表現しています。 高収量を避けるためブドウ樹は短く剪定、初夏には太陽の光を取り込むため部分的に葉摘みを行い、厳選した選果のもと手摘み収穫します。 2008年には最適な衛生状態を保つため醸造所を新装しました。 温度管理付のステンレスタンクを導入し、キュヴェゾン(浸漬)時のmout(果もろみ)の温度を完璧に保つことを重要視しています。 キュヴェゾンで色とタンニンを最大限に抽出する代わりに、タンニンが出過ぎないようピジャージュは控えています。 これらの作業は目が離せないので時間を要しますが、むやみやたらなブルゴーニュワインの価格高騰を疑問視するオレリアンは「だからこそ品質と価格が見合ったワイン造りをするべきだ」と言います。 醸造所の投資額は目を見張るもので、覚悟を据えたオレリアンの眼差しは2007年に会ったときよりも数倍光り輝き、また揺るぎないものへと変化し ていました。 繁忙期に家族の手を借りるぐらいでほとんどの作業を一人でこなし休みなしに働くオレリアン。 伝統と革新を地で行く、これからがますます楽しみな生産者です。 肩肘張らない自然体の完成度で、綿密なミネラル感、伸びやかな酸、上品な味わいが絶妙のシンフォニーを奏でます。 伝統的なオート・コート・ド・ニュイは言うまでもなく、ニュイ・サン・ジョルジュを代表とするコートドールのプリミエクリュと村名ワインは、その年々の気候条件を考慮し、それぞれのテロワールのキャラクターを見事に表現しています。 (以上、インポーター資料より)
Information 品名 ロマネ サン ヴィヴァン グランクリュ ラルロ ワイン名(原語) Domaine l'Arlot Romanee Saint Vivant Grand Cru タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ラルロの最高峰キュヴェ、偉大なるグランクリュ わずかに0.25haのみ所有する偉大なるグランクリュ。ラルロの区画はロマネコンティとの間に通った小道に接する斜面上部です。リリースから数十年に渡って、熟成、向上するであろう素晴らしいポテンシャルを備えたワイン。リリース仕立てはその膨大な情報量から得られるのはごく一部。ただただ、複雑で深遠、限りなく多くの要素が詰め込まれていることだけは伝わってきます。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ラルロ L'Arlot 彗星の如くニュイ・サン・ジョルジュのトップに躍り出たブルゴーニュ中でもトップクラスの実力と評価をを持つドメーヌ 設立時よりビオディナミでの栽培を取り入れた先駆的ドメーヌ ドメーヌ・ドゥ・ラルロは1987年に、大手保険会社アクサ・ミレジムがネゴシアンのジュール・ブランが所有していた畑を買い取り、ドメーヌ・デュジャックのジャック・セイス氏のもとで働いていた、ジャン・ピエール・ド・スメ氏が責任者として加わり、スタートしました。 創業時からビオディナミ農法によるぶどう栽培をスタートさせた生産者です。 ドメーヌ・ドゥ・ラルロでは、ブドウ栽培、醸造において、自然な手法が心がけられています。 15年ほど前からビオディナミによる栽培方法が模索され、1999年に所有畑の一部1.5ヘクタールに導入されました。 そして2000年に3ヘクタール、2001年に6ヘクタール、2002年には10ヘクタールと着実にビオディナミによる栽培畑が増やされ、2003年産からは全ての畑においてビオディナミによる栽培がおこなわれています。 世代交代を順調に遂げながら続けられる進化 ブドウは収穫時と収穫後に徹底して選別されます。 除梗はせず、醗酵は天然酵母で30〜32度を超えないように保たれながら3週間以上にもわたって行われます。 ピジャージュは足で1日に3回おこなわれます。 ワインを醗酵槽から樽に移すには重力が利用されます。 ポンプを使うとワインに負担をかけるためです。 このように全ての工程でワインが疲れないよう最大の注意を払い醸造されます。 軽く澱引きが行われ、樽熟成の後、無濾過で瓶詰されます。 樽熟成に使用する樽には、香りのポテンシャルの高いアリエ産の木を自社で購入し2年以上乾燥したものが使用されます。 新樽比率は50%以上です。 設立時の責任者であったジャン・ピエール・ド・スメ氏が2006年末で引退し、その後、スメ氏の右腕だったオリヴィエ・ルリッシュ氏が栽培・醸造最高責任者となりましたが、オリヴィエは2011年8月に夢だった自らのドメーヌに専念するため、ドメーヌを去りました。 後任には有機栽培のドメーヌ・ヴージュレーで研鑽をつみ、オリヴィエとも同世代で親交があったジャック・デヴォージュ氏が選ばれました。 そのデヴォージュ氏はその卓越した手腕が評価され、モメサン社が所有する偉大なるドメーヌ「クロ・ド・タール」へ移籍。 後継には数多くの候補者の中からジェラルディーヌ・ゴドー女史が醸造責任者になりました。 彼女はアレックス・ガンバルでその辣腕を振っており、その情熱や哲学、技術は歴代の偉大なる醸造長たちに勝るとも劣らないと前任のジャック・デヴォージュも太鼓判を押したほどの人物。
Information 品名 ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ルージュ / プティ ロワ ワイン名(原語) Bourgogne Hautes Ctes de Nuits / Domaine Petit Roy タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ペルナン・ヴェルジュレス村 Les Combottes で育つピノノワールを 全房でピジャージュしながら醸し・発酵し古樽で熟成後、ステンレ スタンクで追熟しました。黒ルビー色、ブラックベリーやブルーベ リー、ナツメ、ブラックチェリーの香り、果実味とタンニンがしっかり としたアタック、丸みのある味わいは複雑味があり、なめし皮や土の 香りがアフターに感じられます。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 プティ・ロワ Petit Roy コートドボーヌで静逸、静謐なる挑戦 エレガント×ナチュラル 2017年、ブルゴーニュ/ショレイレボーヌでドメーヌ・プティ・ロワを立ち上げた斉藤政一氏は、1982年中国生まれ。 幼少期は中国北部で育ち11歳で日本へ帰国。 東京農工大在学中に、砂漠化の分析で中国を訪問した時、現地でぶどう栽培がおこなわれていたのを見てワインに興味を持ちます。 砂漠化という環境問題は経済と密接な関係を持っており、ただ緑化するだけでは根本的な問題解決にはならない事、そしてその土地に合った作物、なおかつ経済効果のある作物を植えて育てていかないと継続的な取り組みができないと感じた事。 中国訪問をきっかけとして「ワイン用のぶどう栽培」が、砂漠化問題解決にぴったりと合致している、糸口になりうるとの考えにいたります。 ぶどうは水分ストレスに強く、しかも原料を加工することによって付加価値が上がるため、緑化と経済効果をもたらす作物だからです。 この経験と考えが知らず知らずのうちに彼の人生を決定づけます。 ワイン造りをもっと知りたいと思うようになった彼は、在学中から日本のワイナリーを廻るようになります。 そしてその後、長野県の小布施ワイナリーで研修を開始、自然に本場のワイン造りを見たいという欲望が湧いてきます。 2006年に渡仏。ブルゴーニュで本格的にワイン造りの勉強を開始すると同時に、著名なワイナリーでぶどう栽培と醸造の仕事の経験を積み始めます。 (シモン・ビーズ、ジャック‐フレデリック・ミュニエ、アルマン・ルソー、リュイ・シェニュ) ワインの魅力にのめり込む彼がいつしか自分自身のワインを造りたいという夢を抱くようになるのもこれも自然の流れです。 彼の真骨頂は、ここで焦らずにじっくりと経験と準備を積み上げ始めたこと。 技術、知識、経験、資金を蓄え現地での人間関係を広げ、自らのポテンシャルを高めていきます。 ワインの勉強、仕事以外に、ボーヌに『ラ・リュンヌ』という和食店を立ち上げ、さらにはワイン機材の輸出を手掛ける等、自らがオーナーとなるビジネスも合わせて手掛け、栽培と醸造の仕事をしながらいつか自分のドメーヌをと2足3足のわらじをはき続けます。 その努力は身を結ぶまでに10年の時がかかります。 まずは2016年にネゴシアンの「メゾン・プティ・ロワ」を立ち上げます。 デビュー作となる『アルテス』はサヴォワの友人のブドウを買い、醸造所を借りて仕込んだキュヴェになります。 そして遂に! 2017年に「ドメーヌ・プティ・ロワ」を立ち上げ、自社畑をもち、ショレイ・レ・ボーヌの現在の場所へ引っ越しをします。 地下のカーヴを整え、隣接してる古い建物を工事して住居とし、奥様、娘さん2人の家族4人で生活をされております。 オート・コート・ド・ボーヌに1.2haの土地を借り、そこには0.8haのピノノワールが植わっております。 他に、ポマール村に1haのピノノワール、サヴィニー近郊に0.2haのアリゴテ、0.1haのシャルドネの畑があります。 最終的にはブルゴーニュで4〜6haのぶどう畑を持ちたいという目標を持っていますが、現在は合計2.5haの土地をもち(借り)、2.1haの畑でブドウを栽培しております。 (インポーター資料より)