耐寒性のある豊産晩生種 中部〜東日本に!果樹の苗/ビワ(枇杷):田中(たなか)4-5号ポットビワは5〜6月に初夏の味覚を満喫させてくれるみずみずしい果実です。
■田中は東日本を中心に古くから栽培されている品種で、西日本に多い茂木(モギ)とともに、びわの代表的な品種です。
■果実が大きく、寒さに強い品種です。
■家庭でもよく栽培されます。
■完全に柔らかく熟した状態で収穫すると果汁が多くおいしい品種です。
■寒い場所、水はけの悪い場所ではうまく育ちませんので、なるべく温かく、排水よくして栽培してください。
■自家結実性です。
■鉢植えでも栽培できます。
■タイプバラ科ビワ属の常緑樹植付け可能地域関東地方以南(冬の最低気温マイナス3度以上の場所)開花期11〜1月収穫期5〜7月植付け・植え替え 3〜4月剪定9月日照日向向き栽培方法:日当たり、水はけのよい場所に植えてください。
■家庭では樹高を低く育てたほうが手入れをしやすいので、好みの高さで横枝を4〜5本四方に向けて横に寝かせるように誘引し、樹形を作ります。
■花芽をたくさんつけますが、そのまま放任すると、大きな果実の収穫は望めません。
■隔年結果の原因にもなりますので、10月中〜下旬ごろを目安に摘蕾します。
■弱い枝、小さい枝の花房から取り除き、目安として全体の約半分を取り除き(摘果)ます。
■時期は早いほうが効果があります。
■最終的に果実は1花房に3〜5果になるようにしてください。
■摘果が終わり次第新聞紙などで袋かけを行い、虫害に遭わないようにします。
■肥料は2〜3月にリン酸、カリなど実つきをよくするものを主体に施し、また初夏(収穫直前)は窒素、リン酸、カリの配合肥料を、秋には窒素主体の配合肥料と堆肥を根元に施します。
■病気は鉢巻病といって、果樹の成熟期に褐色の病班が鉢巻状に果実の表面に現れることがあります。
■寒害で花弁についた傷が原因です。
■開花時期に冷気の停滞する場所は避けてください。
■また、日の当たる面にできやすいので、白の寒冷紗などで覆ってやるのも一法です。
■その他、がん腫病があります。
■芽、葉、果実、枝、幹とほとんどの部位を冒す細菌で、新芽に発生すると芽枯れを起こし、果実は潰瘍状になり、枝や幹では形成層を冒す為、樹勢が後退します。
■防除としては、3〜4月ごろが最も感染しやすいことから、袋かけ前の2月下旬ごろ、石灰ボルドー液を散布します。
■枯れ枝は切って焼き捨てるようにします。
■また傷口から侵入することが多いので、枝などに傷がつかないよう注意します。
■4〜5号(直径12〜15cm)ポット植えの接木苗、樹高30〜40cm。
■結実開始までの年数は約6年です。
■樹高は若干前後します。
■夏〜秋は葉が傷んだ状態でのお届けとなる場合があります。
■写真は成長・結実時のイメージです。
■.............._..............