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Information 品名 ポマール プルミエクリュ レ リュジアン ティエリー ヴィオロ ギィマール ワイン名(原語) Pommard 1er Cru Les Rugiens THIERRY VIOLOT-GUILLEMARD タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 間違いなくポマールのグラン・クリュ、と本人が語るリュジアンは歴史的な評価でもポマールの中で最も特級に相応しい畑。1947年植樹。引き締まった強靱なボディと高尚さ、フィネスを兼ねた長熟ワインです。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ティエリー ヴィオロ ギィマール THIERRY VIOLOT-GUILLEMARD エレガンスとパワーの妙技、ポマールの知られざる名手 メディアへの露出の少ない隠れた名ドメーヌ 所有畑はポマールを中心に僅か6.5ha、そしてその大部分がフランス国内の熱心な愛好家へ販売されるためメディア露出が少ないドメーヌ。 40年近くのキャリアを持つベテラン醸造家のティエリーは20年数年前に生死をさまよう交通事故に会い、70回以上にも及ぶ手術を経て現在でも足に後遺症が残るという壮絶な過去を体験しました。 事故の経験が彼の人生観を変え今日の自然なワイン造りへと繋がっています。 従来のポマールのイメージを覆すしなやかなスタイル ワイルドな外観とは反対にワインのスタイルは繊細で優美さを表現したエレガント系ポマール。 淡めな色調にチェリーや苺が薫り、旨みがふんわりと詰まったワインは従来のマッチョで重たいポマールのイメージを覆します。 1999年以来ビオロジックを行っており、ヴィンテージと畑の個性を最大限尊重し、人的なテクニックを排した極力ナチュラルな醸造を行っています。 新樽を好んで多く使用しますが、購入後4年間天日干ししてから使う事で、過度な樽香が付くのを避けています。 清澄、フィルターは基本的行っていません。 ティエリーからジョアネスへ。承継される伝統と新たな挑戦。 ティエリーの息子、ジョアネスは1994年生まれの27歳で、Beaune Lycee Viticoleで醸造を勉強し、VolnayのDomaine Joseph Voillotで研修し、お父さんが引退した2019年ヴィンテージより醸造責任者となりました。 彼が醸造するようになり、新樽比率を下げ醸造での全房比率をあげ、畑ではロニャージュをしない方法を導入したり、ラベル変更、重量瓶使用と多くのことを変更しました。 ワインのスタイルはよりエレガントで、バランスが取れすぐにでも飲めるスタイルとなりました。 また妹の旦那さんの家系からChassagne 1er cruやVolnay 1er cruなど畑を借りることに成功し2021よりラインナップが増え、総面積も8haとなりました。 その為、手狭になった現醸造施設も最新のものにするため、ドメーヌの目の前にある建物を買い取り来年の収穫のため工事が始まります。 さらに進化する現代的ポマールの名手から目が離せません。
Information 品名 ブルゴーニュ ルージュ グラン シャイヨ ティボー リジェ ベレール ワイン名(原語) Bourgogne Rouge Les Grand Chaillots Thibault Liger-Belair タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 レ・サン・ジョルジュから僅かに300mしか離れていない畑から このグラン・シャイヨはニュイ・サン・ジョルジュ村の頂点と言われるプルミエ・クリュ「レ・サン・ジョルジュ」から東へ僅か300m離れた場所にある区画です。国道を挟んだ反対側ではありますので、全く同じテロワールという訳には行きませんが、価格を考えると十分すぎるほどの満足感を与えてくれるワイン。 収量はヴィンテージにもよりますが、25hl/ヘクタールと非常に低収量。そのこともあり、しっかりとした果実の凝縮感が感じられます。また、酸とタンニンによる骨格がこのクラスとしては非常に秀逸で飲み応えがあるのも嬉しいポイントです。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ティボー・リジェ・ベレール Thibault LIGEER-BELAIR ブルゴーニュの超名門から生まれた新星滑らかで果実に溢れたワイン ニュイ・サン・ジョルジュに突如として現れた新星 ティボー・リジェ・ベレールはニュイ・サン・ジョルジュに突如として現れた新星のドメーヌです。 ドメーヌはニュイ・サン・ジョルジュ村の入口の国道沿いに堂々と佇んでいます。 大学で醸造学を学んだ後、インターネットでのワイン販売会社でディレクターとして働き、2002年からはこの地の宝石とも言える、素晴らしい畑を両親から財産として相続すると同時に、ドメーヌを立ち上げました。 珠玉の畑を再興させた若き情熱 リジェ・ベレール家はナポレオンに仕えた名門貴族。 18世紀からラ・ロマネや、リシュブール、クロ・ド・ヴージョなど誰もが羨むような畑をを数多く所有してきました。 しかし1982年に醸造を担ってきたグザヴィエ・リジェ・ベレールが亡くなってからはワイン造りの後継者が出なかったため、一族はパリで暮らしながら畑を他の生産者に貸し出し、造られたワインに「リジェ・ベレール」のエチケットを貼り販売していました。 そんな状況を嘆き、自らの手でワインを造りだしたいとボーヌの醸造学校の門を叩いたのがティボー・リジェ・ベレール氏でした。 ロマネコンティに並ぶ評価を受け、一気にスターダムへ ドメーヌの初リリースは2002年。 そして、その僅か3年後の2005年ヴィンテージ、ティボー・リジェ・ベレールのリシュブールに、マスター・オブ・ワインのワイン評論家ジャンシス・ロビンソン氏が、ロマネ・コンティと全く同じ評価をつけたことで一気にトップ・ドメーヌの仲間入りを果たしました。 眠っていた貴重なテロワールを一族のもとに鮮やかに蘇らせ、現在も世界中から高い評価を得ています。 出色はニュイのトップ・プルミエ「レ・サン・ジョルジュ」 相続の際、ティボーの従兄弟がロマネ・コンティの上部、“ラ・ロマネ”を受け継ぎ、 彼はニュイ・サン・ジョルジュの一級畑“レ・サン・ジョルジュ”に広大な畑を所有することになりました。 その畑はニュイ・サン・ジョルジュの中でも著名であり、ティボーは2haを所有、なんと樹齢は60年を越えています。 「仮にニュイ・サン・ジョルジュにグラン・クリュができるとしたら“レ・サンジョルジュ”だよ!」とティボー氏は胸を張ります。 栽培は当初からビオロジックを実践し、近年ではビオディナミを取り入れ始めました。 天文学による醸造のタイミング、馬での耕作、低収量、限られたSO2の使用など徹底しています。 「僕のワイン造りは、余分な手を加えることなく、良質な果実を育て、葡萄が優れたワインになる手助けをしているだけだ。」と語ります。 果実味を生かすためにも、新樽率を控えめ。 長期熟成にも耐えるまさにグランクリュ品質のワインが生まれます。
Information 品名 シャンボール・ミュジニー コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ワイン名(原語) Chambolle Musigny COMTE GEORGES DE VOGUE タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 先代のヴォギュエ伯爵はドメーヌがプルミエ・クリュより下のワインを造ることを許さず、村名シャンボール・ミュジニーが加わったのは伯爵の没後でした。しかもこの村名にはおよそ10%、1級畑ボードとフュエのブドウが含まれています。赤い果実の風味に凛としたミネラルが、一直線に舌から脳へと突き抜けるかの様。グラン・クリュやレ・ザムルーズばかりでなく、この村名シャンボールもテロワールを忠実に表現しているワインです。 ※古酒のため、ラベル、瓶に汚れ・傷がございます。また液面低下、コルクの劣化などがある場合もございます。予めご了承の上、お買い求めください。 ※2023年10月にフランスより定温コンテナにて入荷した商品となります。 ※商品についての詳細はお気軽にお問い合わせください。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ Comte Georges de VOGUE ミュジニーの7割を所有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主 シャンボール・ミュジニーにおける最も偉大なるドメーヌのひとつ ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。 10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。 ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。 ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。 今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。 現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。 ミュジニーを最大所有し、幻の「ミュジニー・ブラン」も ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。 ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。 しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。 植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。 ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。 また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。 特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。 ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。 当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。 伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。 ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。 その比率は面積にしておよそ10%と大きい。 ミュジニー、その長い忍耐の末に訪れる至福とは ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。 10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。 レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。 それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。 なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。 その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。
Information 品名 シャルム シャンベルタン グランクリュ オリヴィエ ジュアン ワイン名(原語) Charmes Chambertin Grand Cru Olivier Jouan タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 オリヴィエ・ジュアンの最高峰キュヴェ オリヴィエ・ジュアンは グランクリュ マゾワイエール・シャンベルタンに0.35haを所有しています。法律上、マゾワイエールはシャルムとしてリリースすることが可能です。 新樽は30%ほど用いています。4世代にわたって培ってきた財産であるマサル・セレクションによる高品質のブドウ、低収量ながら抜群の品質を誇るピノ・ファンが用いられています。 ドメーヌのスタイルが良く表現された力強く、厚みのある果実味。しっかりとしたストラクチャーも備え、長期熟成も可能なグランヴァンに仕上がっています。 2020Vt-リアルワインガイド 94/98点 (今/ポテンシャル) 「正直言って物凄いことになってきたこのワインだ。19年の品質には本当にびっくりしたが、この20年はどうやらその上を行きそうだ。濃いのに黒いのに力もあるのに羽毛のような軽やかさと出汁を感じるうま味感の多さ。大地のあらゆる養分とその美味しさを余すところなく取り込んだような味わいであり、武骨で実直だけど洗練性もある偉大なワイン。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 Olivier JOUAN オリヴィエ・ジュアン ビオロジー栽培によるピノ・ファン種主体の集中力のあるブルゴーニュ モレに長く続く家系、ビオロジックに真摯に取り組む熱心な作り手 ジュアン家はモレ・サン・ドニに長く続く家系です。1999年、当時26歳だったオリヴィエ・ジュアンは、曽祖父が創業したこのドメーヌを継承して本格的に自社ビン詰めを開始しました。 醸造所は気温の低いオート・コート・ド・ニュイのアルスナン村にあります。 清潔に手入れが行き届いた彼のカーヴには醸造設備や樽が効率的に配置され、不自然な温度管理等をせず極めてナチュラルなワイン造りを実践しています。 また、ドメーヌ継承後直ちに独学でビオロジー栽培を開始し、最短の3年後に厳しいエコセール認証を勝ち取りました。 ブルゴーニュ地方は、ちょっと雨が降ると翌日の畑を見るのが怖いほどビオ栽培は難しいところですが、「できるだけ畑にいて、問題が起きそうになったら即対処します」。 その言葉通り、たとえ土日の雨の日でも、モレの畑を通りかかれば、ただひとり黙々と働く彼にしばしば会うことができます。 「趣味は仕事です」真面目一筋。近隣の村々に比べて不遇な時代が長く続いたモレにも、ついに彼のような新世代の造り手が現れる日が来ました。 マサル・セレクションで守られる貴重なピノ・ファン 一族4代に渡り実践しているマサル・セレクションにより見いだされたピノ・ファン主体からエネルギー感溢れるワインを産みだすオリヴィエ・ジュアン。 この天然のクローンはブルゴーニュ全体で約15%の樹しか存在しなという非常に貴重なもの。 ブルゴーニュの伝説であるアンリ・ジャイエ、そのジャイエに師事し今日のブルゴーニュの最高評価を受けるフーリエもマサル・セレクションを実践しています。 そしてかつDRCのオーナー「ヴィレーヌ氏」も、『私の使命はピノ・ファンを守ること』とし、あのロマネ・コンティもピノ・ファンから生まれているのです。 ピノ・ファンは優れた果実を生み出すと同時に収穫量が少ないブドウです。そのため、1本の樹に6〜8房しかつくことはありません。 そのため、ヘクタールあたりの収量はACブルゴーニュ&ヴィラージュクラスでも25hl〜35hl。 プルミエ・クリュとグラン・クリュにもなると20hl〜25hlという低さ。 経済性は決して良いとは言えませんが、品質にこだわり、家族の大切な財産ともいえるマサル・セレクションを守る造り手の誇りと矜持をここに感じることが出来ます。
Information 品名 ヴォーヌ ロマネ オー ボーモン / ピエール ジラルダン ワイン名(原語) Pierre Girardin / Vosne Romanee Hauts Beaux Monts タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 プルミエ・クリュであるボーモンの上部に位置する東向きの畑。樹齢は70年以上と高樹齢。濃縮感のある赤系果実のフレーバーがエネルギッシュ。ミネラルも力強く、バランスの取れた美しく長いフィニッシュで締めくくられる。 ステンレスタンク発酵。456Lバリック12ヶ月(新樽50%)熟成後、ステンレスタンク3ヶ月。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ピエール・ジラルダン Pierre Girardin ヴァンサン・ジラルダンの息子ピエールが立ち上げたワイナリー 偉大な父から承継した畑、知識、技術に加え、子供の頃から培った類稀な経験とセンスによって果たした鮮烈なデビュー ピエール・ジラルダンはかの有名なヴァンサン・ジラルダンの息子で家系の13世代目にあたる。 ヴァンサンは、幼いころから父の背中を見てセラーで育ってきたピエールに対し、いつしか自分が持つ最上の畑(ムルソー、ピュリニー、ボーヌなどを含む4.5ha)を渡そうと考えており、2011年ワイナリーを売却した後に息子に引き渡した。 ピエールはこの秘蔵の畑に加えて、父が一流のブドウ栽培者たちと結んだ長期契約のおかげでシャサーニュ、コルトン・シャルルマーニュ、アロース・コルトンなどの素晴らしいブドウを手にすることができ、ポートフォリオを拡充。2017年のファーストヴィンテージとともにその歴史が幕を開けた。 舌の肥えたブルゴーニュ愛好家の前に突如として現れた新星は瞬く間に業界に衝撃を与えることになる。 新しいドメーヌというのは通常自身のやり方を確立し磨きをかけるのに時間が必要で、自分らしさを100%出しきるためには学びとトライアンドエラーのステップがどうしても必要になる。 しかしながら、ピエールには偉大な父がいたこと、幼い頃からセラーで過ごしてきたという類まれな経験と並外れた才能があったことから、ファーストヴィンテージにして自身のスタイルへの明確なビジョンがすでに備わっている。 その年齢は何と21歳というのだから驚きである。 偉大な父を持つピエールは特に周囲からの期待も高かったであろうことが容易に想像できるが、プレッシャーをもろともせずにファーストリリースで結果を出すところにスター性が垣間見える。 父とも異なるスタイル。現代的なミネラリーでシルキーなワイン。 ピエールのフィロソフィーは「コート・ドールのテロワールに謙虚に寄り添い、その個性を表現すること」。 このため畑作業は極力自然のままをモットーに、土壌に関してはそれぞれの区画を年に6〜8回耕すのみ。 除草剤や農薬は使用せず、認証はないもののオーガニック農法が取り入れられている。 収穫からボトリングまであらゆる細部にこだわり、特に熟成樽に関してはフランソワ・フレール社に頼んで456Lの特注サイズをカスタムオーダー。 数多くのワインを試飲した結果、ワインのフレッシュさとピュアさを保つのにベストなサイズであると判断した。 また、通常(228L)よりも大きいサイズを選ぶことで新樽の影響を控えめにする狙いもある。 彼が求めるスタイルは過度に凝縮した味の濃いワインではなく、あくまでもブルゴーニュの持つミネラルが前面に感じられる、精巧でバランスの取れたワイン。 赤に関しては、空気圧式で優しく丁寧にプレスし、必要最低限のピジャージュを行うのみ。 バリックで約一年寝かせた後、ステンレスで約半年熟成させ、無清澄・無濾過で瓶詰め。 こうして低抽出でミネラル主導のエレガントでシルキーなワインが生まれる。 一方で、白では空気圧式でプレス、バリックで約一年熟成させるが、この間バトナージュは一度だけ。 その後ステンレスで約半年熟成させ、清澄・無濾過で瓶詰め。こうしてピュアでクリアな果実味、酸とミネラルが前面に出た張りのあるワインが生まれる。 幼いころから父の姿を見て育ってきたピエールはまさに現代におけるサラブレットであり、その実力はワインを飲むことでより確信に変わるはずである。
Information 品名 ニュイ サン ジョルジュ ミッシェル・グロ ワイン名(原語) Nuits-Saint-Georges Michel GROS タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 村名のニュイ・サン・ジョルジュは村の北側にある4つの区画(レ・ザテ、レ・ラヴィエール、レ・バ・ド・コンブ、ラ・ペリエール・ノブレ)からなるワイン。このアッサンブラージュによりニュイ・サン・ジョルジュとしてはしなやかなタンニンをもち、エレガントなスタイルです。典型的なヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュを足して2で割ったようなワインです。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ミシェル・グロ Michel GROS 数あるグロ・ファミリーの謂わば総本家にあたるドメーヌヴォーヌ・ロマネを本拠とし、モノポール「クロ・デ・レア」を所有する重鎮 ヴォーヌ・ロマネの名家ジャン・グロの家系 ヴォーヌ・ロマネにおけるかつての大ドメーヌ、ジャン・グロは、96年に3人の子供への相続が完了しました。 リシュブールを妹のアンヌ・フランソワーズに譲る代わり、ジャン・グロの看板となるモノポール畑、ヴォーヌ・ロマネ1級クロ・デ・レア2.12haを継承したのが長男のミシェル・グロです。 また、ジャン・グロのラベルが消滅するはるか以前から、実質的にジャン・グロのワインを造っていたのもミシェル・グロでです。 あらためてグロ家の家系について述べれば、ジャン・グロにはほかに3人の兄弟がおり、兄のギュスターヴと妹のコレットはグロ・フレール・エ・スールを創設。 このふたりには子供がなかったため、ジャンの次男、つまりミシェルの弟であるベルナールが跡を継ぎました。 ジャンの弟のフランソワはドメーヌ・フランソワ・グロを立ち上げ、娘のアンヌが成長するとドメーヌ・アンヌ・エ・フランソワ・グロに改名。 95年以降、ドメーヌ・アンヌ・グロとして継承されました。 ミシェルの妹、アンヌ・フランソワーズはポマールのフランソワ・パランに嫁ぎ、ジャン・グロの生前贈与が始まった1988年にドメーヌ・A-F・グロを創設。 ワインを醸造しているのは夫のフランソワ・パランです。 このように現在、グロを名乗るドメーヌは全部で4つ存在します。 グランクリュからレジョナルまで幅広いアペラシオン ドメーヌ・ミシェル・グロはヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャンボール・ミュジニーに畑を所有。 特級畑としてはクロ・ヴージョの最上部に0.2haの区画を所有しています。 ただし、もっとも広い畑はブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイで、その面積は10haを超えるほど。 これはジャン・グロとは別にミシェル・グロが若い時からコツコツと広げた区画です。 赤ワインの醸造は手摘みで収穫後、ブドウ畑の中で選果。3?6人の摘み取り人に対しひとりの選果人をつけます。 醸造所に運ばれたブドウは100%除梗。 1996年以降、ドメーヌでは補糖を一切せず、万が一、熟度が足りない場合にはエントロピー・エヴァポレーターを用いて果汁を濃縮しています。 自生酵母による万が一のトラブルを好まないミシェルは、培養酵母を用いてアルコール発酵。 発酵の前半でルモンタージュ、後半はピジャージュによって抽出を行います。 ブルゴーニュ・ルージュとブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイの樽熟成は、最初の6ヶ月を大樽で行い、その後、1〜3年使用した小樽に移して12ヶ月。 村名以上は小樽で18ヶ月ですが、新樽率はアペラシオンごとに異なり、村名で30〜40%、1級で50〜80%、特級のクロ・ヴージョで100%。 ミシェル・グロのワインは濃いめの色調をもち、果実味が前面に出て、オークの香ばしいフレーバーが豊かに香るタイプ。 しかしながら、アペラシオンごとのテロワールはそのテクスチャーの中にきちんと表現され、ニュイは力強く、ヴォーヌは気品があり、シャンボールはシルキーです。 またオート・コートから産するワインは、価格の割りに質が高く、ラインナップの中でもとくにお値打ちのシリーズ。 また、ミシェルから7代目ピエールに世代交代してから、ワインはよりエレガントなスタイルへシフトしています。 エンジニアの学問を修めた後、パリで最初の職業に就いたピエールは、自らのワインの情熱と先代たちが築きあげた家業の長い歴史から、再びドメーヌに戻り、醸造の勉学を積みました。 2016年、ブドウ栽培・醸造に関する高等技術士としての資格をとり、父が長年の実践で身に着けた手腕を譲り受けるべく、ミシェルに師事し、収穫と醸造に従事するようになりました。 2019年、家業に専念できるようエンジニアの職を離れました。 その年から徐々に父から息子へ権限が譲られ、ドメーヌの経営と安定したワインの品質を今後ピエールが担っていけるよう全般の仕事に携わっています。 偉大なワインを造るためには、ブドウ栽培と土壌を生かす事が根本になると悟ったピエールは、テロワールへの更なる理解に努め、年間通じてブドウ畑での緻密な作業に信念を持って行っています。
Information 品名 ジュヴレ シャンベルタン 1er フォントニ / ジョルジュ ノエラ ワイン名(原語) Georges Nollat / Gevrey Chambertin 1er Cru Fontenys タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 平均樹齢60年。ブラックベリー、ブラックベリー、プラムなどの果実の深みがある香りにスミレやスパイス、燻製肉のヒントが混ざり合う。滑らかな口当たりでありながら美しい力強さがあり、しなやかなタンニンと酸味のあるフィニッシュで締めくくられる。 ■醸造・熟成:バリック18-20ヶ月(新樽100%) 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ジョルジュ・ノエラ(マキシム・シュルラン・ノエラ) Georges Noellat(Maxime Cheurlin-Noellat) シャルル・ノエラ同族の名門であり、ルジェの元で学んだスター・ドメーヌ ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くドメーヌ・ジョルジュ・ノエラは、伝統的な手法から上質でエレガントなピノ・ノワールを少量生産することで知られ、かつてはルロワやエマニュエル・ルジェにもワインを供給してきた名門です。 ジョルジュ・ノエラは、シャルル・ノエラ(ルロワの礎となったドメーヌ)の兄弟にあたり、現在は6代目当主のマキシム・シュルラン・ノエラが20代にして祖母のマリー・テレーズ(ジョルジュの娘)からドメーヌを受け継ぎ、2010年からワイン造りを取り仕切っています。 それ以前は、ルイ・ジャドやジョセフ・ドルーアンなどの大手ネゴシアンにワインの大半をバルク売りしていましたが、20年契約が終了し、ドメーヌ元詰めを開始しました。 6代目当主であるマキシム・シュルラン・ノエラが、2010年、若干18歳にして祖母のマリー・テレーズからドメーヌを引き継ぎ元詰めに切り替えると、そのファーストヴィンテージからワイン評価各誌で話題を呼び、瞬く間にスターダムにのし上がりました。 1991年生まれの若き現当主マキシム・シュルラン・ノエラは、シャンパーニュ地方出身で実家はレコルタン・マニュピラン。 彼の人生にはシャンパーニュ造りという選択肢もあったが、祖母が残した偉大なテロワールを持つ畑でワイン造りが出来る千載一遇のチャンスが廻って来た時、彼が選んだのはブルゴーニュでのワイン造りでした。 ボーヌの醸造学校では、同じく名門を受け継ぐという宿命を持ったエマニュエル・ルジェの息子であり、従兄弟にあたるギヨームと共に学び、卒業後はそのルジェやグロ・フレール・エ・スールといった素晴らしい研修先で研鑽を積みました。 自社畑の面積は、僅か5.5ヘクタールですが、立地条件は素晴らしく、ヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュの中でも最良とされる区画を所有しています。 また特級畑のエシェゾーとグラン・エシェゾーにも数区画の自社畑を有しています。 ジョルジュ・ノエラのワインの魅力は、みっちりと詰まった果実味が主体となった柔らかくしなやかな味わい。 このスタイルを生みだす理由の1つとして、各畑に植わる高樹齢のブドウがもたらすエレガンスが挙げられます。 最も古いものはエシェゾーの1915年以前に植樹された樹齢100年を超える古樹、ボーモンやグラン・エシェゾーも樹齢80〜90年を超えるもの。 また若いものでも1980年代〜1990年代前半の植樹と平均樹齢が極めて高くなっています。 栽培はリュット・レゾネ、醸造では低温浸漬を採用し、穏やかな抽出を心掛けています。 テロワールの表現を覆い隠さないよう、焼き加減を軽めに抑えたキャヴァン製の樽を使用します。 WA誌は「マキシムは2010年にドメーヌを引き継いで以来、ジョルジュ・ノエラをヴォーヌ・ロマネで最もエキサイティングなドメーヌの1つに変えた」「偉大な才能があり、スターダムを目指す運命にある」「最近のヴィンテージでのマキシムの躍進は流星のようで、誰もが話題にするドメーヌだ」「マキシムのワインをまだ味わった事がないなら、なくなってしまう前にぜひ試してほしい」と大絶賛。 ベタンヌ&ドゥソーヴ誌はロベール・グロフィエやフィリップ・シャルロパンと並ぶ4つ星評価を与え、「ルロワのドメーヌと同じ起源を持つ多くの古樹はよく手入れされており、ワインは素晴らしい品質だ。 彼は今、ブルゴーニュの偉大な生産者の世界に入った」とこれ以上ないほどの賛辞を贈っています。 マキシムは新たなテロワールの表現のためマキシム・シュルラン・ノエラ名義のネゴシアンを立ち上げましたが、こちらも生産量が少なく、依然としてワイン愛好家の高い注目を集める彼のワインを手にする幸運に辿り着ける者はほんの一握りです。 彼のワインは如何にしても味わうべき1本と言えます。
Information 品名 ヴォーヌ ロマネ プルミエクリュ オー マルコンソール ドメーヌ デュジャック ワイン名(原語) Vosne Romanee 1er Cru Aux Malconsorts Domaine DUJAC タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 実質的にグランクリュと同格とされるマルコンソール 05年にトマ・モワラールを買収し、ラインナップに新たに加わったマルコンソールは、ラ・ターシュに隣接する プルミエクリュ 畑ですが、その品質はグラン・クリュに値するといわれています。リッチで芳醇な果実味。複雑で重層的なフレーバー、止めどなく続く長い余韻はグラン・クリュと呼ぶにふさわしいものです。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 デュジャック Dujac 新たに特級畑や1級畑を増やし成長を続けるモレ・サン・ドニの雄 ジャック・セイスが一代で成した奇跡のドメーヌ 今やモレ・サン・ドゥニを代表する大ドメーヌとして勇名を馳せるドメーヌ・デュジャック。しかし、その歴史はわずか45年に過ぎない。 創設者のジャック・セイスはベルギー出身で、ドメーヌ創設の前に2ヴィンテージをブルゴーニュで過ごし、ジェラール・ポテルの元、ドメーヌ・プス・ドールでワイン造りを学んだ。 その間に、DRCのオベール・ド・ヴィレーヌやアルマン・ルソーのシャルル・ルソーらと親交を深めている。 そして1968年に4.5haのドメーヌ・グライエを買い取り、自らの名前、ジャックをもじってドメーヌ・デュジャックと名付けたのだ。 次代を担う二人の息子 現在はジャックの息子、ジェレミーとアレックがそれぞれ醸造と販売を担当し、ドメーヌを実質的に引き継いでいる。 ジャックの妻もジェレミーの妻もアメリカ人で、ジェレミー夫人ダイアナは醸造学を修めたエノローグである。 2000年にジェレミーは父のサポートの元、ネゴシアンビジネスを開始。その名も「デュジャック・フィス・エ・ペール」という。 会社名として「ペール・エ・フィス」(父子)という表記はよく見かけるが、「フィス・エ・ペール」(子父)は珍しい。 中心となるのが息子であることの証である。 7つのグランクリュと7つのプルミエ・クリュ 2005年にはヴォルネイのドメーヌ・ド・モンティーユと共同でドメーヌ・トマ・モワイヤールを買収。 これにより、ドメーヌのポートフォリオは一層華やかさを増し、シャンベルタンとロマネ・サン・ヴィヴァンが増え、グラン・クリュだけで7つとなった。 もともと所有していたボンヌ・マールとヴォーヌ・ロマネ1級のボーモンは面積が増し、ヴォーヌ・ロマネでも最高の1級畑と謳われるマルコンソールには新たに1.57haという広い面積を所有することになった。 栽培では1987年からリュット・レゾネをとり、2001年からは徐々にビオロジックへと移行。現在はビオディナミ農法を大半の畑で採用している。 2011年、店長久保ドメーヌを直接訪問してきました デュジャックは店長久保も毎年ストックするお気に入りのドメーヌです。2011年に訪問し、ドメーヌをジェレミーに案内してもらいました。 偉大な年となった2010年のバレルテイスティングは素晴らしく、とても感動的でした。 ジェレミーが少し熟成した2000年代前半のボトルを試飲させてくれた際に、 「しっかりと父のスタイルを自分たちは継承している。それはこのワインのように熟成によって明らかになるんだ。」 ということを強調していたのが印象に残っています。偉大な父からドメーヌを引き継いでいくことには大きな重圧があるんだろうと感じられる一言でした。 しかし、ジェレミーとアレックの生み出すワインは父のそれをさらに発展させ、新しい次元を切り開いていくに違いありません。
Information 品名 ポマール プルミエクリュ レ・ゼプノ ティエリー ヴィオロ ギィマール ワイン名(原語) Pommard 1er Cru Les Epenots THIERRY VIOLOT-GUILLEMARD タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 リュジアンと並び双璧をなすポマール屈指の一級畑で近い将来正式に特級となる可能性が高い。ゆったりとスケールが大きく、長い余韻を持つ。平均樹齢70年。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ティエリー ヴィオロ ギィマール THIERRY VIOLOT-GUILLEMARD エレガンスとパワーの妙技、ポマールの知られざる名手 メディアへの露出の少ない隠れた名ドメーヌ 所有畑はポマールを中心に僅か6.5ha、そしてその大部分がフランス国内の熱心な愛好家へ販売されるためメディア露出が少ないドメーヌ。 40年近くのキャリアを持つベテラン醸造家のティエリーは20年数年前に生死をさまよう交通事故に会い、70回以上にも及ぶ手術を経て現在でも足に後遺症が残るという壮絶な過去を体験しました。 事故の経験が彼の人生観を変え今日の自然なワイン造りへと繋がっています。 従来のポマールのイメージを覆すしなやかなスタイル ワイルドな外観とは反対にワインのスタイルは繊細で優美さを表現したエレガント系ポマール。 淡めな色調にチェリーや苺が薫り、旨みがふんわりと詰まったワインは従来のマッチョで重たいポマールのイメージを覆します。 1999年以来ビオロジックを行っており、ヴィンテージと畑の個性を最大限尊重し、人的なテクニックを排した極力ナチュラルな醸造を行っています。 新樽を好んで多く使用しますが、購入後4年間天日干ししてから使う事で、過度な樽香が付くのを避けています。 清澄、フィルターは基本的行っていません。 ティエリーからジョアネスへ。承継される伝統と新たな挑戦。 ティエリーの息子、ジョアネスは1994年生まれの27歳で、Beaune Lycee Viticoleで醸造を勉強し、VolnayのDomaine Joseph Voillotで研修し、お父さんが引退した2019年ヴィンテージより醸造責任者となりました。 彼が醸造するようになり、新樽比率を下げ醸造での全房比率をあげ、畑ではロニャージュをしない方法を導入したり、ラベル変更、重量瓶使用と多くのことを変更しました。 ワインのスタイルはよりエレガントで、バランスが取れすぐにでも飲めるスタイルとなりました。 また妹の旦那さんの家系からChassagne 1er cruやVolnay 1er cruなど畑を借りることに成功し2021よりラインナップが増え、総面積も8haとなりました。 その為、手狭になった現醸造施設も最新のものにするため、ドメーヌの目の前にある建物を買い取り来年の収穫のため工事が始まります。 さらに進化する現代的ポマールの名手から目が離せません。
Information 品名 ブルゴーニュ コート ドール ルージュ エミスフェール ノール メオ カミュゼ フレール エ スール ワイン名(原語) Bourgogne Rouge MEO-CAMUZET タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 メオ・カミュゼ・フレール・エ・スールは現当主ジャン・ニコラ・メオが開始したメオ・カミュゼのネゴシアン部門です。ドメーヌ物のワインが入手困難であり、価格の壁も低くはないことから比較的手ごろな価格でメオ・カミュゼのワインに触れられるネゴシアン部門の存在はとてもありがたいものです。 エントリーとして最も手ごろなこのブルゴーニュ・ルージュはおススメのアイテム。2018年からリニューアルされ、こちらはコート・ド・ニュイのブドウから生まれるブルゴーニュ・ルージュです。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 メオ・カミュゼ MEO-CAMUZET アンリ・ジャイエの薫陶を今に受け継ぐヴォーヌ・ロマネの名門 アンリ・ジャイエが小作人としてワインを手掛けたドメーヌ メオ・カミュゼの歴史は、栽培農家であると同時に、コート・ドール県選出の代議士であったエティエンヌ・カミュゼに始まる。 因みにクロ・ド・ヴージョ城はコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タスヴァンに譲られるまで、カミュゼ家の所有であった。 メオ・カミュゼのクロ・ド・ヴージョの畑が、城の周囲と真下という、もっとも素晴らしい位置を占めているのはそうした理由からだ。 エティエンヌ・カミュゼの娘、マリア・ノワロには跡継ぎがなく、1959年、近親のジャン・メオにドメーヌを託して亡くなった。 ジャン・メオは当時、ド・ゴール政権の閣僚という要職にあり、直接、ドメーヌの管理をするわけにはいかない。 畑は折半耕作の形で小作人に任せ、出来上がったワインは樽のままネゴシアンに売られていた。 この時の小作人でドメーヌのワインを手がけていたのが、2006年に没したブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエだ。 アンリ・ジャイエから指導を受けたジャン・ニコラ・メオ 1980年代半ば、折半耕作の契約が切れると同時に、小作人たちも引退の時を迎えてメオ家の元にブドウ畑を返還。 1985年から本格的にドメーヌ元詰めが始まった。 やがてパリにいたままでのドメーヌ経営が難しくなり、ブルゴーニュに赴くことになったのがジャンの息子、ジャン・ニコラ・メオである。 1964年生まれ。商業学校でマーケティングを学び、銀行で研修を受けた、生粋のパリジャン。 1989年、24歳にしてドメーヌを託された。表向き引退を宣言したアンリ・ジャイエも、ドメーヌのコンサルタントとして若きジャン・ニコラの指導にあたったという。 リシュブール、クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、3つのコルトン(従来からあるクロ・ロニェに、2010年ヴィンテージからペリエールとヴィーニュ・オー・サンが加わった)といった特級畑。 戦争直後にアンリ・ジャイエが開墾したヴォーヌ・ロマネ1級クロ・パラントゥー。 宝石のようなクリマの数々を、このドメーヌは有している。ブドウ畑は大部分がビオロジック農法により栽培。 醸造法はジャイエ譲りで、完全除梗のうえ15度の低温マセレーション。 樽熟成における新樽率は、村名で50%、1級畑が60〜65%、特級が100%である。 メオ・カミュゼのワインをより幅広く提供できるようしたネゴス部門 またジャン・ニコラは「メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール」の名前でネゴシアンビジネスも行っている。 マルサネ、フィサン、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ニュイ・サン・ジョルジュなど、ドメーヌもののヴォーヌ・ロマネを補う形でコート・ド・ニュイのアペラシオンを余すことなく網羅。 これらの中には短期賃貸契約によりメオ・カミュゼのスタッフが畑の管理から収穫まで、ドメーヌの畑と同様に仕事をしているクリマも少なくない。 また、ブドウやマストを買い付ける場合でも、夏季剪定や収穫時の選果を行い、品質の安定を図っている。 ドメーヌもののワインがその希少価値から入手困難であり、価格の壁も高いことから、比較的手頃な値段でメオ・カミュゼの哲学が楽しめるネゴスものの存在は、愛好家はもちろん、レストランにとってもありがたい存在といえるだろう。
Information 品名 クロ ド ラ ロッシュ グランクリュ マルシャン フレール ワイン名(原語) Clos de la Roche Grand Cru Marchand Freres タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 毎年一樽のみのワイン。畑の良さを飾ることなく素直に表現したワイン。そして圧倒的な力強さと果実味を感じつつ、心地よく飲めるワイン。樹齢50年のピノ・ノワールは手摘みされ5日間の発酵前浸漬の後、100%除梗後、ステンレスタンク内で発酵・マセラシオンを行い、搾汁後、フレンチオークの新樽で熟成・マロラクティック発酵、熟成期間は17ヶ月。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 マルシャン・フレール Marchand Freres 丁寧に作られた要素豊かなブルゴーニュを穏当な価格でリリースするドメーヌ 丁寧に作られた要素豊かなブルゴーニュを穏当な価格でリリースするドメーヌ ドメーヌ マルシャン・フレールは1813年から7世代にわたりモレ・サン・ドニに続くドメーヌ。 現当主ドニの父クロードは1983年にジュブレの中心に位置する地下にセラーを持つ古い栽培家の家屋を買い取り、ドメーヌを拡張した。 1999年からクロードの次男のドニがこの伝統あるドメーヌを継承している。 ドメーヌ マルシャン・フレールは村名の畑をジュブレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニーに持ち、1級畑はジュブレ・シャンベルタン レ・コンボット、モレ・サン・ドニ クロ・デ・ゾルム、シャンボール・ミュジニー レ・サンティエ、そしてグラン・クリュはグリオット・シャンベルタン、シャルム・シャンベルタン、クロ・ド・ラ・ロッシュを所有している。 全ての葡萄は手摘み収穫で摘み取られ、発酵は温度コントロールされたステンレスタンク、アペラシオンによって新樽の比率は変わるが樽熟成期間は15〜18ヶ月。 ドメーヌのワインに対する評価は上昇を続けており、アシェット、ゴー・ミヨ、ルヴュー・デュ・ヴァン・ド・フランス等では高い評価が与えられている。
Information 品名 フィサン・ルージュ ルー デュモン ワイン名(原語) Fixin Rouge Lou Dumont タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750mlx4 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 マイナーアペラシオンだからと侮れない立派な村名格ワイン 「クレ・ド・シェーヌ」と「シャン・ペルドリ」より。平均樹齢30年。収穫量35hl/ha。天然酵母のみで発酵(一部、一次発酵も樽内)。セガン・モロー社製サントル森産の新樽3分の1、同社製同森産の2回使用樽3分の2で18ヶ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。Lou Dumont ルー・デュモン 日本人醸造家が造る「天・地・人」のワイン 単身渡仏した日本人が成し遂げた偉業 仲田晃司。大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、 1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。 仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。 仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。 2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、 「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。 「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。 現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。 2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。 間違いなく世界レベルにある秀逸なブルゴーニュ 仲田さんのワインは特に日本人であるから、ということで話題になることが多いことは確か。 しかし、それだけではこれだけ長い間多くの愛好家からの支持を受けることはなかったでしょう。 ACブルゴーニュからグラン・クリュに至るまで徹底した品質重視の姿勢と真摯な仕事の結果としての素晴らしいワイン。それが評価されていることは間違いありません。 中でもジュヴレ・シャンベルタン、グラン・クリュのシャルム・シャンベルタンは看板銘柄で、その名に恥じない高い品質を常に誇っています。 ジュヴレ・シャンベルタンの醸造ではブルゴーニュのネゴシアンでは非常に珍しい、バリック(小樽)に収穫したブドウを入れ、醸すという方法を取っています。 この方法が珍しいのは何より手間がかかるから。その手間暇を惜しまない姿勢がワインの美味しさに表れています。 また、フィサンやラドワと言った、ちょっと知名度の低いアペラシオンのワインはコストパフォーマンスが抜群で非常におすすめです。
Information 品名 シャルム・シャンベルタン グランクリュ ダヴィド・デュバン ワイン名(原語) Charmes Chambertin David Duband タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 名手トルショから引き継いだ素晴らしい品質のグランクリュ アペラシオンの南に位置するこの畑は名手ジャッキー・トルショから承継した畑のひとつ。そこに植わるブドウはなんと樹齢が90年以上にも達する超ヴィエーユヴィーニュです。これはダヴィド・デュバンの豊富なラインナップの中でも最も古いブドウから生まれるワインでもあります。古木だけが生み出せる複雑で深みのある味わいが堪能できる秀逸なグランクリュ。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。
Information 品名 シャルム シャンベルタン グランクリュ ポンソ ワイン名(原語) Charmes-Chambertin Grand Cru Domaine Ponsot タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。PONSOT ポンソ 事実上の酸化防止剤無添加を実践するモレを代表する伝統的大ドメーヌ 100年以上続くモレの大御所ドメーヌ モレ・サン・ドニにおける新興の大ドメーヌがデュジャックなら、伝統的大ドメーヌはポンソであろう。その歴史はデュジャックより100年も遡る。 現当主はグランゼコールのHEC(高等商科大学校)を卒業したローラン・ポンソ。 モレ・サン・ドニ村長も務めたジャン・マリー・ポンソの息子である。 「自然派」という言葉の流行以前より取り組まれてきた自然なワイン造り ポンソではブドウ栽培もワイン醸造も人の介入を可能な限り排除。ビオロジックともビオディナミとも異なるアプローチの自然栽培をとる。 剪定をコルドン・ロワイヤにすることで樹勢を抑え、低収量を実現。腐敗果が収穫箱の中に混ざるだけで健全果に影響を与えるとして、選果は必ずブドウ畑で行う。 手摘みは当然だが、摘んだ房はまず昔ながらの篭に入れ、それを最大17キロ入りの箱に移した後に醸造所へと運ぶ。 醸造所は4層構造のグラヴィティ・フローでポンプは一切使わない。 醸造に関しては「決まりのないことが決まり」とローラン。ブドウの状態はヴィンテージによって異なるため、その年々に応じた対応をとる。 梗を残すか残さないか、ピジャージュの頻度はどうするか、そうしたことに一切決まりはない。 一方、発酵容器に使い古した木桶を使用し、熟成用の小樽も古樽(5〜20年もの)、酸化防止剤である亜硫酸の使用は極力抑えるという原則は毎年一貫している。 亜硫酸はまだ発酵の始まらない破砕前に小量加えるものの、その後は窒素ガスや炭酸ガスなどの不活性ガスでワインを保護する。 瓶詰め時にさえ亜硫酸の添加はない。 熟成を静かに待つべき、豪華絢爛なグラン・クリュのラインナップ クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニ、モレ・サン・ドニ1級クロ・デ・モン・リュイザン・ブラン。これらモレの珠玉のクリマがポンソを代表するワインだが、 ここ10年の間にラインナップが大幅に増えた。シャルム・シャンベルタン, クロ・ド・ヴージョ、コルトン・シャルルマーニュ、コルトン・ブレッサンド、 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、モンラッシェ……。じつに豪華絢爛である。 ポンソのワインは非常に個性的で、若いうちはとくに理解しずらい印象を受ける。 しかしながら、理想の状態で熟成させたワインは、驚くべき色香を放ち、その状態は20年も30年も保たれる。まさに投資に値するワインといえるだろう。 店長 久保、直接ドメーヌを訪問してきました(2011年11月) ポンソを訪問させていただいたのは2011年11月のことでした。 モレの緩やかな丘陵の中腹、クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニを眼前に臨む位置にポンソのワイナリーは位置しています。 極めて清潔で整然とした印象のある醸造所とセラーは石灰岩層をくり抜いて作られており、中から見ることのできる数メートルの石灰岩層は圧巻! この年は2010年のバレルテイスティングでしたが、初リリースとなるシャンベルタン・クロ・ド・ベーズやモンラッシェなど今までなかった数種類ものグラン・クリュが 樽の中で静かに眠っており、まさにポンソの飛ぶ鳥を落とす程の勢いが感じられました。 確かに決して安くはないポンソのワイン。お世辞にも全ての人が簡単に飲める、とはなかなか言えないものです。 ですが、特に成功したヴィンテージのポンソの出来は何にも優る程の素晴らしさがあるというのもブルゴーニュ愛好家の中では有名な話。 セラーのストックとしては外せない造り手の一人であることは間違いありません。
Information 品名 コルトン グランクリュ ロニェ メオ カミュゼ ワイン名(原語) Corton Clos Rognet Grand Cru Grand Cru MEO-CAMUZET タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 クロ・ロニェはラドワ村に位置する柔らかな石灰質の土壌が特徴の畑。凝縮感のある果実味と複雑なアロマが特徴であり、長期の熟成ポテンシャルも備えます。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 メオ・カミュゼ MEO-CAMUZET アンリ・ジャイエの薫陶を今に受け継ぐヴォーヌ・ロマネの名門 アンリ・ジャイエが小作人としてワインを手掛けたドメーヌ メオ・カミュゼの歴史は、栽培農家であると同時に、コート・ドール県選出の代議士であったエティエンヌ・カミュゼに始まる。 因みにクロ・ド・ヴージョ城はコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タスヴァンに譲られるまで、カミュゼ家の所有であった。 メオ・カミュゼのクロ・ド・ヴージョの畑が、城の周囲と真下という、もっとも素晴らしい位置を占めているのはそうした理由からだ。 エティエンヌ・カミュゼの娘、マリア・ノワロには跡継ぎがなく、1959年、近親のジャン・メオにドメーヌを託して亡くなった。 ジャン・メオは当時、ド・ゴール政権の閣僚という要職にあり、直接、ドメーヌの管理をするわけにはいかない。 畑は折半耕作の形で小作人に任せ、出来上がったワインは樽のままネゴシアンに売られていた。 この時の小作人でドメーヌのワインを手がけていたのが、2006年に没したブルゴーニュの神様、アンリ・ジャイエだ。 アンリ・ジャイエから指導を受けたジャン・ニコラ・メオ 1980年代半ば、折半耕作の契約が切れると同時に、小作人たちも引退の時を迎えてメオ家の元にブドウ畑を返還。 1985年から本格的にドメーヌ元詰めが始まった。 やがてパリにいたままでのドメーヌ経営が難しくなり、ブルゴーニュに赴くことになったのがジャンの息子、ジャン・ニコラ・メオである。 1964年生まれ。商業学校でマーケティングを学び、銀行で研修を受けた、生粋のパリジャン。 1989年、24歳にしてドメーヌを託された。表向き引退を宣言したアンリ・ジャイエも、ドメーヌのコンサルタントとして若きジャン・ニコラの指導にあたったという。 リシュブール、クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、3つのコルトン(従来からあるクロ・ロニェに、2010年ヴィンテージからペリエールとヴィーニュ・オー・サンが加わった)といった特級畑。 戦争直後にアンリ・ジャイエが開墾したヴォーヌ・ロマネ1級クロ・パラントゥー。 宝石のようなクリマの数々を、このドメーヌは有している。ブドウ畑は大部分がビオロジック農法により栽培。 醸造法はジャイエ譲りで、完全除梗のうえ15度の低温マセレーション。 樽熟成における新樽率は、村名で50%、1級畑が60〜65%、特級が100%である。 メオ・カミュゼのワインをより幅広く提供できるようしたネゴス部門 またジャン・ニコラは「メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール」の名前でネゴシアンビジネスも行っている。 マルサネ、フィサン、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ニュイ・サン・ジョルジュなど、ドメーヌもののヴォーヌ・ロマネを補う形でコート・ド・ニュイのアペラシオンを余すことなく網羅。 これらの中には短期賃貸契約によりメオ・カミュゼのスタッフが畑の管理から収穫まで、ドメーヌの畑と同様に仕事をしているクリマも少なくない。 また、ブドウやマストを買い付ける場合でも、夏季剪定や収穫時の選果を行い、品質の安定を図っている。 ドメーヌもののワインがその希少価値から入手困難であり、価格の壁も高いことから、比較的手頃な値段でメオ・カミュゼの哲学が楽しめるネゴスものの存在は、愛好家はもちろん、レストランにとってもありがたい存在といえるだろう。
Information 品名 コート ド ニュイ ヴィラージュ クロワ ヴィオレット ヴィエーユ ヴィ?ニュ ワイン名(原語) Cte de Nuits Villages Rouge Croix Violettes Vieilles Vignes Jean Fournier タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 特別な高品質キュヴェに与えられるフルニエのブラック・ラベル フルニエのブラック・ラベルは特別な高品質キュヴェの証。フィサンとジュヴレ・シャンベルタンの間に位置するブロション村の単一区画「ラ・クロワ・ヴィオレット」産。元々女性修道院の所有畑であり、紫の十字架を身に着けていたのが名の由来です。樹齢70年のヴィエイユ・ヴィーニュでグラン・クリュ並みの28hl/haという低収量。スミレの花の香を思わせるフィネスと凝縮感のワイン。2/3が全房による発酵です。 -リアルワインガイド 92/93点(今/ポテンシャル) 「黒い風味に重さが全くなく、冷涼感すら伴って複雑に香る。口に含むとジューシーな液体は凝縮し、味わいがひたすらに複雑。そして要素バランスも抜群。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ジャン・フルニエ Jean FOURNIER マルサネで最も歴史あるドメーヌが新世代によって飛躍を遂げる 17世紀から続くマルサネで最も古いドメーヌ ドメーヌ・ジャン・フルニエはマルサネの中でも最も古いドメーヌの一つ。 その歴史はなんとルイ13世の時代である17世紀まで遡ることが出来ます。 今日、ジャン・フルニエとその家族はマルサネ(主に赤ワイン用で、ロゼと白ワイン用の畑も)とジュヴレ・シャンベルタンの最良のテロワールの畑を16haほど管理しています。 それぞれのワインは強烈な個性を持っており、それは一部60年もの樹齢を越える古木からとれるブドウと、時に3年以上にもなる長期間の熟成によるもの。 この手法によりフルボディで力強いワインが造られるのです。 ローラン・フルニエに世代交代、新たなステージへ 2003年、ジャン・フルニエは彼自身の息子でマルサネにおける新世代の生産者にあたるローランにドメーヌの管理を任せました。 彼は若く、情熱を持った生産者で改革を行い、その結果を検証し、オーガニック耕作や除梗をしないブドウ果実を使った醸造、手摘み収穫への回帰を試みています。 1993年からドメーヌではビオロジックへの転換を行い、現在は100%ビオロジックでの栽培。 彼の目標は自然と環境への敬意を通して健全なブドウを造ることです。 ブルゴーニュにおける伝統的な手法によりテロワールの複雑さとヴィンテージごとの個性をワインから引き出しています。 熟した果実のみを選別して収穫を行い、さらに畑と醸造所とで2回、果実を選別。 醗酵は3週間を超えて非常に長期間に渡り、幾つかの伝統的な段階を経ます。 熟成の過程は幾分独特なもので、伝統的なサイズの醗酵槽と大きめ(20〜50hl)の樽の両方を使用。 これにより力強く長熟なワインが造られると言います。 マルサネを中心とした多彩なテロワールと収穫年の特徴を忠実に表現する事を主眼としたそのワインは香味高く、しなやか。 調和の取れたエキス分が豊かでピュアな味わいを持っています。 そして構成の緻密さは特筆すべきもの。 「アシェット」「ゴー・ミヨ」「ベタンヌ・ドゥソーヴ」などのメディア掲載も多数。 若手醸造家の間でも人望が厚く今後が楽しみな新世代醸造家です。
Information 品名 ミュジニー グランクリュ コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ワイン名(原語) Musigny Grand cru COMTE GEORGES DE VOGUE タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ブルゴーニュ最高峰のエレガンスを体現するワイン ミュジニーに7.20haもの面積を所有するヴォギュエですが、そのうちミュジニーの名を冠して瓶詰めされるのは樹齢25年以上のブドウのみ。石灰岩の石ころが転がり、表土も薄いミュジニー独特のテロワールから、濃厚さや力強さとはベクトルを異にする、エレガンスを極めた赤ワインが生まれます。このワインに熟成のピークで出会うことがあれば、その類い稀なる麗しさにしばし打ちのめされることになります。しかし、そのためには長い間の忍耐(熟成)を必要とすると言われ、簡単にはその真価を表してくれないワインでもあります。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ Comte Georges de VOGUE ミュジニーの7割を所有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主 シャンボール・ミュジニーにおける最も偉大なるドメーヌのひとつ ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。 10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。 ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。 ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。 今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。 現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。 ミュジニーを最大所有し、幻の「ミュジニー・ブラン」も ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。 ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。 しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。 植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。 ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。 また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。 特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。 ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。 当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。 伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。 ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。 その比率は面積にしておよそ10%と大きい。 ミュジニー、その長い忍耐の末に訪れる至福とは ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。 10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。 レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。 それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。 なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。 その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。
Information 品名 ボーヌ プルミエクリュ トゥーロン/ドゥセル エ フィス ワイン名(原語) Beaune 1er Cru Teurons Decelle et Fils タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 フレッシュで持続性のある香りは、黒い果実と甘草が感じられます。口に含むと、力強いタンニンのストラクチャーが感じられ、このワインの熟成ポテンシャルを示唆しています。力強く熟度の高い果実感を備えたワイン。 2021年にドメーヌ・ド・ヴォギュエに移籍し、ヴォギュエの名醸造家フランソワ・ミエの後任に就任したジャン・ルパテリが10年をかけてオリヴィエ・ドゥセルと共に作り上げてきたドメーヌ。現在は後継のトマ・エマンが指揮をとります。彼もニュイサンジョルジュ出身でJJコンフュロンやラマルシュ、さらにはニュージーランドなど豊かな経験と知識を持つ醸造家。注目度の高いドメーヌですが、市場に出回る量が非常に限られており、入手が難しくなっています。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ドゥセル・エ・フィス Decelle & Fils 植物、土壌との共存が生み出した理想の畑、次世代のエヴァンジェリスト ヴォギュエのフランソワ・ミエの後任ジャン・ルパテリが育てたドメーヌ 2008 年にオリヴィエ・ドゥセルが設立したドメーヌです。 当初からドメーヌのワインメーカーはジャン・ルパテリで、彼とオリヴィエ・ドゥセルは10年という年月をかけて彼らのスタイルを築き上げました。 その間、オーガニックへの転換を推進し、植物、土壌と共存する理想的な栽培環境を構築。 その後、ジャン・ルパテリは 2021 年にドメーヌ・ド・ヴォギュエに移籍し、ヴォギュエの名醸造家フランソワ・ミエの後任に就任しました。 ルパテリのエッセンスを継承してDomaine Decelle の第二幕が始まる 現在は後継者のトマ・エマン(右写真)がチームを率いています。 トマはニュイ・サン・ジョルジュ出身ですが、ドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロン、ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュといった名門に加えて、ニュージーランドでの醸造経験もあり、彼の持つ世界的な知見は Domaine Decelle に新しい進化をもたらしています。 ジャン・ルパテリと築いたエレガントなスタイルと高い品質はこれまで通り継承しながら、さらに進化していく Domaine Decelle に世界中が期待しています。 ブルゴーニュの多様なテロワールを最も正確に表現するための哲学 Domaine Decelle のワイン作りへの哲学はブルゴーニュの多様なテロワールを最も正確に表現するために、土壌と全ての植物を尊重すること。 そんな畑から生み出された葡萄の持つピュアな果実味を活かすため、できる限りワインに手を加えず、樽香が覆い隠してしまわぬように細心の注意を払っています。 ○グリーンハーベストはせず、剪定による収量の制限と樹勢の管理に収量をコントロール。 ○畝間をカバークロップで覆い、3 年ごとに種を撒き、植物の多様性を促進。 ○ピュアな果実味を保持するために低温マセラシオン。 ○培養酵母を使わずに、天然酵母による発酵。
Information 品名 ポマール クロ ボデ / アルマン ハイツ ワイン名(原語) Pommard Clos Bauder Armand Heitz タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 リュジアンの下にある小さなクリマ。シルトと粘土がバランスよく混ざる土壌。100%全房発酵、14ヶ月樽熟成(新樽20〜40%)。 クラシックなポマールを生み出す区画です。暖かい年は抽出を抑え醸造期間を短くする事によって苦みのある粗野な仕上がりならないように気を付けています。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。HEITZ-LOCHARDET ハイツ・ロシャルデ 偉大なクリマを手にした若手が生み出す将来有望な注目株 19世紀から偉大な畑を所有するハイツ・ロシャルデ ワイナリーの歴史を紐解くと1857年にまで遡ります。フィロキセラ害によって売りに出ていた畑をジョルジュ・ロシャルデが購入した事が全ての始まりです。 1983年にジョルジュの孫娘ブリジットがクリスチャン・ハイツと結婚し、ハイツ・ロシャルデの名でブドウ栽培を始めました。 両親の代までは収穫したブドウは全てボーヌのメゾン・ジョセフ・ドルーアンに販売していましたが、ブリジットの息子アルマン・ハイツが醸造学を学び、 2012年から家族が所有する畑の一部区画でブドウ栽培を始めました。その後、ドメーヌ・ハイツ・ロシャルデを設立し、2013年ヴィンテージを初めてリリースしました。 実はジャンシス・ロビンソンも注目している若手生産者 テロワールを最大限に引き出すため、畑ではビオディナミを実践しています。 糖と酸のバランスが最大限に取れたところで収穫し、ピノ・ノワール、シャルドネ双方とも全房発酵を行います。 これにより複雑性や凝縮感が増すと考えています。軽くプレスした後、ほぼ濁った果汁のまま澱と共に樽で約一年間熟成させます。 現在は毎年少しずつ畑を増やしながら意欲的にワイン造りを行っています。 ブルゴーニュの未来を担う若手醸造家としてマスター・オブ・ワインのジャンシス・ロビンソン女史も注目している期待の新星ワイナリー。 同じ若手であるユドロ・ノエラのシャルル・ヴァンカネット氏やドニ・モルテのアルノー・モルテ氏らとも親交があり、これからがますます楽しみです。
Information 品名 ニュイ サン ジョルジュ レ シャリオ ミッシェル・グロ ワイン名(原語) Nuits-Saint-Georges Les Chaliots Michel GROS タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ニュイ・サン・ジョルジュの南側、谷間からの扇状地にある村名畑であり、扇状地独特の小石とともに、赤い色をした一種のシレックスやシリカが見られます。ワインはとてもミネラルが強く、ピュアな果実味とともにきれいな酸味。タンニンは力強く、長期の熟成に耐え得るタイプです。 -リアルワインガイド 91+/92+点 (今/ポテンシャル) 「NSGのきれいな土がツヤやかに表れ、果実、酸、タンニンのレベルが高い。そして香りから感じた通り凝縮している。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ミシェル・グロ Michel GROS 数あるグロ・ファミリーの謂わば総本家にあたるドメーヌヴォーヌ・ロマネを本拠とし、モノポール「クロ・デ・レア」を所有する重鎮 ヴォーヌ・ロマネの名家ジャン・グロの家系 ヴォーヌ・ロマネにおけるかつての大ドメーヌ、ジャン・グロは、96年に3人の子供への相続が完了しました。 リシュブールを妹のアンヌ・フランソワーズに譲る代わり、ジャン・グロの看板となるモノポール畑、ヴォーヌ・ロマネ1級クロ・デ・レア2.12haを継承したのが長男のミシェル・グロです。 また、ジャン・グロのラベルが消滅するはるか以前から、実質的にジャン・グロのワインを造っていたのもミシェル・グロでです。 あらためてグロ家の家系について述べれば、ジャン・グロにはほかに3人の兄弟がおり、兄のギュスターヴと妹のコレットはグロ・フレール・エ・スールを創設。 このふたりには子供がなかったため、ジャンの次男、つまりミシェルの弟であるベルナールが跡を継ぎました。 ジャンの弟のフランソワはドメーヌ・フランソワ・グロを立ち上げ、娘のアンヌが成長するとドメーヌ・アンヌ・エ・フランソワ・グロに改名。 95年以降、ドメーヌ・アンヌ・グロとして継承されました。 ミシェルの妹、アンヌ・フランソワーズはポマールのフランソワ・パランに嫁ぎ、ジャン・グロの生前贈与が始まった1988年にドメーヌ・A-F・グロを創設。 ワインを醸造しているのは夫のフランソワ・パランです。 このように現在、グロを名乗るドメーヌは全部で4つ存在します。 グランクリュからレジョナルまで幅広いアペラシオン ドメーヌ・ミシェル・グロはヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャンボール・ミュジニーに畑を所有。 特級畑としてはクロ・ヴージョの最上部に0.2haの区画を所有しています。 ただし、もっとも広い畑はブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイで、その面積は10haを超えるほど。 これはジャン・グロとは別にミシェル・グロが若い時からコツコツと広げた区画です。 赤ワインの醸造は手摘みで収穫後、ブドウ畑の中で選果。3?6人の摘み取り人に対しひとりの選果人をつけます。 醸造所に運ばれたブドウは100%除梗。 1996年以降、ドメーヌでは補糖を一切せず、万が一、熟度が足りない場合にはエントロピー・エヴァポレーターを用いて果汁を濃縮しています。 自生酵母による万が一のトラブルを好まないミシェルは、培養酵母を用いてアルコール発酵。 発酵の前半でルモンタージュ、後半はピジャージュによって抽出を行います。 ブルゴーニュ・ルージュとブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイの樽熟成は、最初の6ヶ月を大樽で行い、その後、1〜3年使用した小樽に移して12ヶ月。 村名以上は小樽で18ヶ月ですが、新樽率はアペラシオンごとに異なり、村名で30〜40%、1級で50〜80%、特級のクロ・ヴージョで100%。 ミシェル・グロのワインは濃いめの色調をもち、果実味が前面に出て、オークの香ばしいフレーバーが豊かに香るタイプ。 しかしながら、アペラシオンごとのテロワールはそのテクスチャーの中にきちんと表現され、ニュイは力強く、ヴォーヌは気品があり、シャンボールはシルキーです。 またオート・コートから産するワインは、価格の割りに質が高く、ラインナップの中でもとくにお値打ちのシリーズ。 また、ミシェルから7代目ピエールに世代交代してから、ワインはよりエレガントなスタイルへシフトしています。 エンジニアの学問を修めた後、パリで最初の職業に就いたピエールは、自らのワインの情熱と先代たちが築きあげた家業の長い歴史から、再びドメーヌに戻り、醸造の勉学を積みました。 2016年、ブドウ栽培・醸造に関する高等技術士としての資格をとり、父が長年の実践で身に着けた手腕を譲り受けるべく、ミシェルに師事し、収穫と醸造に従事するようになりました。 2019年、家業に専念できるようエンジニアの職を離れました。 その年から徐々に父から息子へ権限が譲られ、ドメーヌの経営と安定したワインの品質を今後ピエールが担っていけるよう全般の仕事に携わっています。 偉大なワインを造るためには、ブドウ栽培と土壌を生かす事が根本になると悟ったピエールは、テロワールへの更なる理解に努め、年間通じてブドウ畑での緻密な作業に信念を持って行っています。
Information 品名 ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ルージュ ミョゾティス アルヴェンシス アンリ ノーダン フェラン ワイン名(原語) Bourgogne Hautes-Ctes de Nuits Myosotis Rouge Henri Naudin-Ferrand タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ジャン・イヴ・ビゾの奥様が生み出すナチュラル・ブルゴーニュ 忘れな草の一種のMyosotis arvensis(ノハラムラサキ)と名付けられたワイン。ピノ・ノワールは手摘みで収穫され、樹脂を内側にコーティングしたコンクリート製のタンクで全房発酵・醸しを行います。マセラシオンはピジャージュのみ。SO2はマロラクティック発酵後に少量添加のみ。そこまでの全工程では添加せず、野生乳酸菌の繁殖を防ぎクリーンな味わいを保っています。58%新樽使用のアリエ産の小樽(228L)で12ヶ月間熟成。フィルター無しでボトリング。 独特の芳香はクレール・ノーダンのヴァンナチュールレンジを表現しています。ブラック・チェリーや赤い果実やスミレの香り、濃密で複雑で引き締まった味わいながらやわらかい口当たりのワインです。 備考 ・気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ・在庫状況により、ヴィンテージが変更となる場合がございます。 アンリ・ノーダン-フェラン Henri Naudin-Ferrand ジャン・イヴ・ビゾの妻が夫の全面協力のもとに生み出すワイン ドメーヌ ビゾのジャン・イヴ・ビゾの奥様クレール・ノーダンが営むドメーヌがこのドメーヌ アンリ・ノーダン・フェランです。 ドメーヌはオート・コート・ド・ニュイのマニ・レ・ヴィレにあります。 ドメーヌは1850年代から続き、現当主のクレール・ノーダン(ジャン・イヴの奥様)がドメーヌを引き継いだのは1994年。 ドメーヌは22haの葡萄畑(オート・コート・ド・ニュイ、オート・コート・ド・ボーヌ、アロース、ラドワ、エシェゾー、ニュイ・サン・ジョルジュ等)を所有しています。 クレールがドメーヌの指揮を執る中で、これまでのドメーヌのスタイルのワイン造りを行う一方、より自然なワイン造りを実践し、酸化防止剤SO2の添加も極力減らした新たなスタイルのワインを造りたいと考え、夫であるジャン・イヴ・ビゾのコンサルタントの元、キュヴェ・ナチュールという新たならラインが完成しました。(従来のスタイルのワインはクラシカルラインとして生産。) ワインにはアペラシオンの名称以外に葡萄畑に咲く花の名前やユニークな愛称が付いています。 クレールは「どこまでシンプルなワイン造りが行えるかを考えている。 本来のワインとは葡萄が発酵して出来たもの。 ワインは人工的に造らない事、醸造のテクニックに走らない事が大切と思う。 ただし、ワイン造りに人的な介入は無くてはならない。自然に任せっぱなしのワイン造りでは良いワインは出来ない。」と語っています。 ビゾにも連なるナチュラルなスタイルのワインは今後の発展がますます楽しみです。 入手が極めて困難なビゾのワインに比較して、まだまだ手に入りやすく、今のうちに試しておきたいドメーヌです。
Information 品名 ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ルージュ ベルトラン アンブロワーズ ワイン名(原語) Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits Rouge Bertrand AMBROISE タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 標高の高いオート・コートのピノ・ノワールから造られた赤。低地のジェネリックなブルゴーニュと比べてタイトな締まり具合をもち、ミネラルも感じられる味わい。シャルキュトリー(腸詰め類)や白身の肉類との相性がよい。 -リアルワインガイド 89+/90点 (今/ポテンシャル) 「オート・コートなので酸もよく伸び、全体の調和感の良さと輪郭のクッキリさがある。適正価格と思ったら迷わずのゲットをお薦めします。」 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 Bertrand AMBROISE ベルトラン・アンブロワーズ ニュイ・サン・ジョルジュを中心とする高品質ワインを超良心的価格でリリース プレモー村の村長を7年務めた人格者ベルトランのドメーヌ メゾン・アンブロワーズは1987年にプルモー・プリセに設立されました。 当主のベルトラン・アンブロワーズはリヨンの出身で、ブドウ栽培やワイン醸造とは無縁の家柄でしたが、教師の勧めでボーヌの醸造学校に入学。 ワイン造りを学んだ後、外国で暮らそうと考えていましたが、そこで知りあった女性が妻のマルティーヌでした。 義父の跡を継ぐ形で、このメゾン・アンブロワーズを興したそうです。 新参者ながら、プルモーの村議を20年、村長を7年務めた人格者。今日、17haの畑をビオロジックで栽培し、2013年にエコセールの認証を取得予定。 元々はネゴシアンでしたが、現在、買いブドウによって造られているのはラドワ1級のグレションとムルソー1級のポリュゾのふたつのみ。 徐々に自社畑産に絞り込み、今日のラインナップに落ち着きました。 時代に合わせて変化する柔軟なスタイル アンブロワーズのワインはかつては樽香の強さで有名でしたが、現在は樽の大きさを400リットルの特注サイズにし、樽の影響を抑える傾向にあります。 例えば白の場合、ラドワ1級グレションで70%、ムルソー1級ポリュゾ、ニュイ・サン・ジョルジュ1級テール・ブランシュで100%という高い新樽率にもかかわらず、スモーキーさは上品で、かつてのカリフォルニア産シャルドネのようなオーバーオーキーな印象がなくなったのは大きな進歩。 一方、果実味の凝縮感に溢れるスタイルは従来どおり。樽香が抑えられたことによって、よりピュアなフルーツを堪能できるようになりました。 また、長女のリュディヴィーヌ、長男のフランソワがベルトランを支えるようになり、次世代へのバトンの受け渡しも進んでいます。 何と言っても魅力はコスト・パフォーマンスの高さ 一部の親しみやすいワインに、開けやすく飲み残しの保存もしやすいスクリューキャップを導入。新しい試みにも果敢に挑戦しているドメーヌ。 そして、アンブロワーズは何よりその良心的価格が際立っています。 ブルゴーニュが全体的に高騰傾向にある中、高い品質を保ちながらも、手の届きやすい価格帯に抑えてくれているのは何ともありがたい話です。 2011年に店長久保がドメーヌを訪問した際も、日が暮れかけた遅い時間帯だったにも関わらず、多くの試飲用ワインを用意して待っていてくれました。 色々な説明をしてくれながら、その人の良さがにじみ出るような氏の表情や語り口にとても好感を覚え、多くの人に好まれる果実味に満ちたスタイルはその人柄を表しているようにも感じました。 リアルワインガイドで絶賛されるバリューワイン 専門誌「リアルワインガイド」内でも毎ヴィンテージ高い評価を得ています。 特に同誌13号ではアンブロワーズのワインが表紙を飾るワインとなり、一躍その人気は高まりました。 ちなみにリアルワインガイドの表紙を飾るワインは、ずば抜けた評価やとても高い注目度など選ばれたワインばかり。 レジョナルクラス(ACブルゴーニュなど)からグランクリュまで、幅広いラインナップとどのクラスでも感じられるコスト・パフォーマンスの良さが評価されていると思います。
Information 品名 ブルゴーニュ コート ドール レ ヴォー / ルージョ ワイン名(原語) Bourgogne Rouge Les Vaux / ROUGEOT タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 亜硫酸無添加キュヴェ 醸造中、瓶詰めを含め、亜硫酸無添加で仕上げたキュヴェ。そのために徹底的な選果によって、健全なブドウのみを使用しています。 ムルソー村にあるレ・ヴォーという区画のブドウを使用した赤。100%全房発酵。大樽で発酵、熟成には新樽は使用しません。スミレ、プラムのアロマ。チョコレートのような滑らかさ。歯ごたえあるタンニンは経年とともにソフトになります。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ドメーヌ・ルージョ Domaine Rougeot 現当主ピエールにより大改革、劇的な品質向上を果たしたドメーヌ ムルソーに5世代続く歴史あるドメーヌ ルージョ家は5世代にわたりムルソーでワインを生産してきました。 ドメーヌは村の中心部にあり、有機栽培で低硫黄等の最小限の人的介入で静かながらも完璧なワインを生み出しています。 所有畑はムルソー内かそのすぐ近くにあります。 大部分は1950年代後半に現当主ピエール・アンリ・ルージョの祖父が植樹し、1980年代初頭に彼の父が部分的に植え替えしました。 18世紀の石造りの地下セラーは、元々隣接する果樹園用としてオスピス・ド・ボーヌの為に建てられたもので、19世紀にピエール・アンリの曾祖父が購入しました。 当時の果樹園は今はエレガントな庭園と、小さなモノポールのぶどう畑に変わっています。 地下セラーは、13.0haの畑から2ヴィンテージを完璧に熟成できるように改装されています。 現当主ピエールによって、注目を浴びるドメーヌへと発展 父マルクの代までは販売先にあまり関心がなく、それこそ現地のスーパーなどが主な販売先だったそうです。 そのため、ほとんど愛好家には注目されることが無く、静かにワイン生産を続けていました。 ですが、2010年にピエールがドメーヌに戻ってから状況が変化しました。 フランス中を旅し経験豊富なピエール・アンリはソーミュールやカオールなど幅広い地域の友人たちによって触発され、柔らかい感性でブルゴーニュの伝統にエッセンスを与え、強く溶け込ませる為の独特のビジョンを持っています。 彼の丁寧な畑仕事、ワイン造りのセンスについて、現地の某有名ドメーヌの当主が絶賛していました。 当然、そのワインの品質についても、間違いのないものだ、と。 現在ではドメーヌの人気、知名度も急激に上がり、注目を浴びるドメーヌとなっています。 現当主ピエールがビオロジックを推し進め、醸造も亜硫酸をほぼ無添加へ ピエールは有機農法を推し進めています。 それまでも彼らはぶどう畑で除草剤を使用した事はありませんでしたが、2012年には全ての農薬の使用を中止しました。 さらに彼らの有機農法はぶどう畑の硫黄と銅の削減に積極的です。 哲学は持続可能な農業だけではなく、ワインから最も純粋な果物の表現を抽出する事。 醸造過程で使用される亜硫酸塩の量に関する実験を通して、亜硫酸塩がワインの芳香性の範囲と精度を低下させる事を発見しました。 細かな対応と的確な処置で栽培時に畑の農薬の除去や硫黄と銅の削減につなげています。 さらに注意深く選果を行うことで亜硫酸塩の必要性を排除しました。 2016年以降、亜硫酸塩は瓶詰め時にのみ使用され一部のキュヴェでは全工程を通して亜硫酸塩無添加も試みています。 白ワインは全房のまま空気圧でプレス、1〜2日間タンクで落ち着かせた後、伝統的な228Lの樽で天然酵母によって発酵。 SO2を全く加えずに12〜18ヶ月間の熟成後、ワインをタンクに集め、1ヶ月間休ませてから軽い濾過をして瓶詰めします。 瓶詰時にだけ白は少量のSO2を添加します。 赤ワインのぶどうは厳格に選別され、全房で破砕し、天然酵母で発酵させます。 大半はコンクリートタンクや木製のバットで15〜18日間マセラシオン、1日1〜2回ポンプオーバーします。 伝統的な228Lの樽で硫黄無添加のまま上質な澱の上で12〜18ヶ月間熟成され、その後、タンクに集め、瓶詰めする前に1ヶ月間休ませます。 赤も少量のSO2が瓶詰め時に極少量添加されます。 (以上、インポーター資料を基に当店加筆)
Information 品名 ブルゴーニュ ルージュレ プリエール ベルトー ジェルベ ワイン名(原語) Bourgogne Les Prielles Berthaut-Gerbet タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 AOCフィサンの境界線に位置する1ヘクタールの区画から生まれるワイン。12か月の樽熟成を経てリリースします。明るく美しい色調、赤の果実をイメージを思い起こさせます。軽快でフルーティ、芯の強さを持ちながら柔らかく繊細。 空気を含んだようなフワリと舞い上がる質感がとても心地よいものです。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ベルトー・ジェルベ BERTHAUT-GERBET アメリー・ベルトーが目指すしなやかでシルキーなワイン 19世紀から続き順調な世代交代を果たしたドメーヌ その歴史は19世紀の終わり、数ヘクタールのフィサンから始まりました。 1974年、ヴァンサンとドゥニ兄弟がベルトーを相続し、フィサン、フィサン1級の畑を拡大していきました。 2013年、ヴォーヌ・ロマネ村のドメーヌ・フランソワ・ジェルベを母に持つアメリー・ベルトーがボルドー、ニュージーランドでの研修を終え、7代目当主に就任しました。 母方のドメーヌ・ジェルベから一部の畑を相続しベルトー・ジェルベ(Berthaut-Gerbet)名義としてドメーヌ・ベルトーのラインナップに加えました。 今日ではフィサンを中心にジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネなど全て合わせて13ヘクタールの畑を所有しています。 生産するワインの90%は赤ワインですが、フィサンの一部の区画にシャルドネを植樹しています。 7代目の女性当主アメリーの目指すスタイルとは 7代目になるアメリー・ベルトーは2013年から父ドゥニに代わりワイン造りを一任されています。 前当主の時代には最低でも5年は寝かせないと真価を発揮しないと言われるほどに力強く、若いうちは荒々しい個性を持つ造りでしたが、アメリーが目指すのはシルキーなタンニンを持つワイン。 父の時代なら発酵の初期段階で行っていたピジャージュは最終段階で優しく行うのみで、基本はルモンタージュ。 また、ニュージーランドで学んだ5日間前後のポスト・マセラシオン(発酵後浸漬)を行うことでタンニンが丸くなる手法を取り入れています。 シャンボールやヴォーヌロマネのような有名産地に比べて、いまひとつ傑出した生産者が少なかったためにその陰に隠れていたフィサンですが、今このドゥニ・ベルトーは国内外で高い注目を集めており、この地域の牽引役となっていくことが期待されている造り手です。 ワイナート78号「特集ブルゴーニュ 注目の造り手12」に掲載されました!
Information 品名 シャンボール ミュジニー / マキシム シュルラン ノエラ ワイン名(原語) Maxime Cheurlin-Nollat / Chambolle Musigny タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ドメーヌ・ジョルジュ・ノエラの現当主のマキシム・シュルラン・ノエラは、シャンパーニュ育ちで、ボーヌで醸造学を学び、従兄弟のエマニュエル・ルジェのもとでワイン造りの研鑽を積んだ若く才能ある造り手。2015年より、マキシム・シュルラン・ノエラは自身の名を冠したネゴシアンワインを手掛けています。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ジョルジュ・ノエラ(マキシム・シュルラン・ノエラ) Georges Noellat(Maxime Cheurlin-Noellat) シャルル・ノエラ同族の名門であり、ルジェの元で学んだスター・ドメーヌ ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くドメーヌ・ジョルジュ・ノエラは、伝統的な手法から上質でエレガントなピノ・ノワールを少量生産することで知られ、かつてはルロワやエマニュエル・ルジェにもワインを供給してきた名門です。 ジョルジュ・ノエラは、シャルル・ノエラ(ルロワの礎となったドメーヌ)の兄弟にあたり、現在は6代目当主のマキシム・シュルラン・ノエラが20代にして祖母のマリー・テレーズ(ジョルジュの娘)からドメーヌを受け継ぎ、2010年からワイン造りを取り仕切っています。 それ以前は、ルイ・ジャドやジョセフ・ドルーアンなどの大手ネゴシアンにワインの大半をバルク売りしていましたが、20年契約が終了し、ドメーヌ元詰めを開始しました。 6代目当主であるマキシム・シュルラン・ノエラが、2010年、若干18歳にして祖母のマリー・テレーズからドメーヌを引き継ぎ元詰めに切り替えると、そのファーストヴィンテージからワイン評価各誌で話題を呼び、瞬く間にスターダムにのし上がりました。 1991年生まれの若き現当主マキシム・シュルラン・ノエラは、シャンパーニュ地方出身で実家はレコルタン・マニュピラン。 彼の人生にはシャンパーニュ造りという選択肢もあったが、祖母が残した偉大なテロワールを持つ畑でワイン造りが出来る千載一遇のチャンスが廻って来た時、彼が選んだのはブルゴーニュでのワイン造りでした。 ボーヌの醸造学校では、同じく名門を受け継ぐという宿命を持ったエマニュエル・ルジェの息子であり、従兄弟にあたるギヨームと共に学び、卒業後はそのルジェやグロ・フレール・エ・スールといった素晴らしい研修先で研鑽を積みました。 自社畑の面積は、僅か5.5ヘクタールですが、立地条件は素晴らしく、ヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュの中でも最良とされる区画を所有しています。 また特級畑のエシェゾーとグラン・エシェゾーにも数区画の自社畑を有しています。 ジョルジュ・ノエラのワインの魅力は、みっちりと詰まった果実味が主体となった柔らかくしなやかな味わい。 このスタイルを生みだす理由の1つとして、各畑に植わる高樹齢のブドウがもたらすエレガンスが挙げられます。 最も古いものはエシェゾーの1915年以前に植樹された樹齢100年を超える古樹、ボーモンやグラン・エシェゾーも樹齢80〜90年を超えるもの。 また若いものでも1980年代〜1990年代前半の植樹と平均樹齢が極めて高くなっています。 栽培はリュット・レゾネ、醸造では低温浸漬を採用し、穏やかな抽出を心掛けています。 テロワールの表現を覆い隠さないよう、焼き加減を軽めに抑えたキャヴァン製の樽を使用します。 WA誌は「マキシムは2010年にドメーヌを引き継いで以来、ジョルジュ・ノエラをヴォーヌ・ロマネで最もエキサイティングなドメーヌの1つに変えた」「偉大な才能があり、スターダムを目指す運命にある」「最近のヴィンテージでのマキシムの躍進は流星のようで、誰もが話題にするドメーヌだ」「マキシムのワインをまだ味わった事がないなら、なくなってしまう前にぜひ試してほしい」と大絶賛。 ベタンヌ&ドゥソーヴ誌はロベール・グロフィエやフィリップ・シャルロパンと並ぶ4つ星評価を与え、「ルロワのドメーヌと同じ起源を持つ多くの古樹はよく手入れされており、ワインは素晴らしい品質だ。 彼は今、ブルゴーニュの偉大な生産者の世界に入った」とこれ以上ないほどの賛辞を贈っています。 マキシムは新たなテロワールの表現のためマキシム・シュルラン・ノエラ名義のネゴシアンを立ち上げましたが、こちらも生産量が少なく、依然としてワイン愛好家の高い注目を集める彼のワインを手にする幸運に辿り着ける者はほんの一握りです。 彼のワインは如何にしても味わうべき1本と言えます。
Information 品名 エシェゾ? グランクリュ / ジャン マルク ミヨ ワイン名(原語) Jean Marc Millot / Echezeaux タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノノワール 商品説明 1haの南東向きの畑。果皮の厚い黒系果実、ウッディ?なスパイス、スミレやハーブが織りなす複雑なアロマ。ベルベットのように滑らかな口当たりで、際立った凝縮感のフルボディなフレーバーが素晴らしい奥深さを感じさせる。力強く、洗練されたフィニッシュ。各要素のポテンシャルが並はずれて高く、内なるエネルギーを秘めたワイン。熟成によって更なる進化が期待できる。 ■醸造・熟成:バリック16ヶ月(新樽30%) 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ジャン・マルク・ミヨ Jean Marc Millot 「ブルゴーニュの隠れた宝石」長年に渡ってエレガントなスタイルを貫くドメーヌ ニュイ・サン・ジョルジュを本拠とし、ヴォーヌロマネに多くの畑を所有 ジャン・マルク・ミヨは比較的新しいドメーヌであり、瓶詰めを開始したのは1992年。 現在はジャン・マルクから栽培・醸造を引き継いだ娘のアリクスが2014年から参加し、二代目としてドメーヌの指揮を執っている。 ワイナリー自体はニュイ・サン・ジョルジュにあるものの、畑のほとんどはヴォーヌ・ロマネとヴージョの間に広がり、グラン・エシェゾー、エシェゾー、クロ・ヴージョにヴォーヌ・ロマネ1erスショなど珠玉のラインナップを所有する。 こうした素晴らしい畑の数々はジャン・マルクの妻クリスティーヌの家系であるフラジェ・エシェゾーのグルー家(Gouroux)からきており、1982年の結婚を機に畑を受け継いだ。 その中でも特に有名なのがグラン・エシェゾーで、DRCの区画の真隣に位置し、世界中のブルゴーニュ愛好家の垂涎の的となっている。 実はこの畑は1990年半ばまでモンジャール・ミュニュレにフェルマージュしており、契約終了後の1997年に初めてドメーヌ名義でリリースした。 フィネス溢れるスタイル故に、過去には見過ごされてきた「隠れた宝石」 「テロワール由来の果実味と透明感のあるワイン」というフィロソフィーのもと、栽培は全て手作業で行い多くの時間を畑に費やす。 最高の果実を収穫するために収量も低く抑えACブルゴーニュであっても平均30〜35hl/ha、最大でも38hl/ha前後という徹底ぶり。 セラーでも極力手を加えないワインメイキングが行われ、選果した後に全て除梗し5〜6日間の低温浸漬。ピジャージュはめったに行わず、ルモンタージュがメイン。 新樽率を抑えた軽い焼き目の樽で寝かせ、熟成中の澱引きはしない。その後無清澄、無ろ過で瓶詰めされる。 こうして生まれるジャン・マルク・ミヨのワインは、果実の持つ純粋なみずみずしさ、気品あふれるエレガンス、香り高くしなやかなで透き通った味わいが特徴。 ピノ・ノワールの魅力の全てが詰まっているといっても過言ではない。 このフィネス溢れるスタイルを貫いてきた彼らのワインは、以前からイギリスのバイヤーや愛好家たちから注目されていたが、アメリカの市場ではそこまで話題になっていなかった。 その理由は時代背景にあり、当時のアメリカでは濃い色調、高アルコール度数、新樽の効いたパワフルないわゆる評論家受けするワインが主流だったからだ。 しかしこのギャップこそが幸運にもジャン・マルク・ミヨのワインを全世界的に有名にさせず、未だに「知られすぎていない隠れた宝石」という位置を築かせているのだ。 エレガンス全盛の時代、まさに時代が求める味わいを生み出す 今や果実味と樽だけの時代は過ぎ去り、どのAOCであっても控えめでエレガントなスタイルを目指す作り手、飲み手が圧倒的に増えてきている。 そんな中で彼らのワインはスタート当初からこのスタイルを貫いてきており、今まさに時代がようやく追い付いてきたと言える。 このドメーヌのワインは数々のブルゴーニュ著名人たちの舌をうならせており、アラン・メドーからは「フィネス、ハーモニーそして全体のバランスを重んじるスタイルに大変深く感心する」、クライヴ・コーツMWからは「このドメーヌは将来のスターになると信じている」と太鼓判を押されている。 特に娘アリクスが参入してからの品質向上が目覚ましくティム・アトキンはTop 25 Red ProducerやTop 25 producer to watchに選出している。 世代交代を経て一段とレベルが上がっていく中で、今後さらなる活躍が期待され、目を離すことができない造り手であることは間違いない。
Information 品名 マランジュ ルージュ プルミエクリュ ラ フシエール バシュレ モノ ワイン名(原語) Maranges 1er Cru La Fussiere Rouge Bachelet Monnot タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 バシュレ・モノの本拠地マランジュ村から産するプルミエクリュです。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 バシュレ・モノ Bachelet-Monnot 際立って端正に仕上げられた傑出した白を生み出すラインジングスター マランジュに居を構え、23ヘクタールに及ぶ素晴らしいアペラシオンを所有 バシュレ=モノは、コート・ド・ボーヌの南、マランジュのデジーズ村にあります。 このドメーヌは、2005年1月、当時20代の若さであったマルクとアレクサンドル兄弟の2人が祖父や父のワイン造りを引き継ぐという形で設立されました。 マルクとアレクサンドルは醸造の学校を卒業した後、フランスや海外でもワイン造りの経験を積んできました。 実績のない若いバシュレ兄弟ですが、友人であるヴァンサン・ダンセールやオリヴィエ・ラミーといった新世代のライジングスター達から大きな刺激と導きを得たことは想像に難くありません。 Bourgogne Aujourd’hui誌やRuvue de Vins de Franceといった現地メディアはもちろん、International Wine Cellar誌といった国際的なワインのメディアで輝かしい称賛を受けたバシュレ兄弟。 かつて“未来を継ぐ新しい造り手”と呼ばれた兄弟は今もなお、高い品質を追求しています。 注目すべきは特に白に集中するバラエティ豊かで素晴らしいラインナップ。それもそのはず、祖父はシャサーニュ出身、祖母はムルソー出身、ふたりが結婚してマランジュに居を構え、父がマランジュやサントネーの畑を増やしてきました。その所有畑は23ヘクタールにも及び、それでも品質追求のためにあえて所有面積を減らしたというのだから驚きです。その畑はバシュレ兄弟が本拠を構えるマランジュから、サントネ、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、そしてグラン・クリュとなるバタール・モンラッシェにまで及んでいます。 果実の充実と緊張感がバランスする端正なワイン 彼らは畑のもつ力を最大限に生かすことが、より良いワインを造る近道だと確信しています。 日々、土壌に非常に注意深い作業を施し、ぶどうの木を健全に保つよう、見守っています。 除草剤は一切使わず、ブドウの根が奥深くまで伸びるように丁寧に手入れをしています。 収穫は全て手摘みで行い、その後、空気圧式圧搾機で時間をかけてゆっくり果汁を搾ります。 その後、アペラシオンによって新樽の比率を変えながら、12〜18ヶ月熟成します。 また熟成中はプレマチュアオキシデーション(瓶熟成中のワインが想定外の速さで酸化熟成が際立って進む現象)を避けたいという理由で一切のバトナージュは行いません。 この熟成を経て、ワインはフレッシュ感と複雑性を備えた洗練されたワインとなります。 現在ではブルゴーニュ伝統の228リットル樽からドゥミ=ミュイと呼ばれる350〜500リットルの樽の割合を増やし、より緻密で純粋な果実味とテロワールの表現を志しています。 専門誌も注目するラインジングスター 国内外の専門誌もこのバシュレ・モノには非常に注目しており、特集が組まれたり、賞賛のコメントが贈られています。 “とくに白ワインの質の高さが際立つ、バシュレ・モノ。 そのスタイルは端正という言葉がぴったりだと思う。 果実の集中度も充分以上ながら、けっして鈍重にはならず、ピンと張りつめた緊張感を伴う。 これには、18カ月の樽熟成中、一切バトナージュをしないことが関係しているのかもしれない。 赤ワインの出来も申し分なく、粗野なタンニンを感じることの少なくないあのマランジュが、ビロードのようになめらかな口当たりと喉越しをもっている。 果実味はたっぷりしているが、骨格もしっかり。これまた端正な仕上がりである。 聞けば、ドゥニ・モルテのアルノー・モルテやユドロ・ノエラのシャルル・ヴァン・カネットがふたりの友人。 納得できる話ではないか。” −ワイナート73号「ブルゴーニュ 今をときめくラインジングスター13件」 “私は何を言うことが出来るでしょう?他に何を言う必要があるでしょう? 彼らはあなたが見つけることが出来る最高ランクのワインに比肩する途轍もないブルゴーニュの白ワインを造っているのです。 張り詰めたようなテンションの高さ、緊張感は、1990年代のアンヌ=クロード・ルフレーヴのワインを思い起こさせます。 加えて言うならば、スタイルの多様性、すなわち、それぞれのテロワールに忠実な表現、個性、長所を描き出していること。 もし、あなたが未だバシュレ=モノを知らなかったならば、今が知るべきその時なのです。” −ワインアドヴォケイト ニール・マーティン December 2015
Information 品名 コート ド ニュイ ヴィラージュ V.V / ジャン マルク ミヨ ワイン名(原語) Jean Marc Millot / Cote de Nuits Villages V.V. タイプ 赤ワイン・ミディアムボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノノワール 商品説明 コンブラシアンにある複数区画のブレンド。1.15haの北東向きの畑で樹齢は平均50年。しっかりと熟した甘い赤系果実に心地よいオークのニュアンスが混ざる魅力的なアロマ。口の中ではみずみずしく、活気のある凝縮したミディアムボディのフレーバー。率直でバランスの良いワインで、しなやかで優しくなでるようなタンニンが長い余韻へとつながっていく。古樹由来の力強さ、奥深さがはっきりと表れている。 ■醸造・熟成:バリック14ヶ月(新樽10%) 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ジャン・マルク・ミヨ Jean Marc Millot 「ブルゴーニュの隠れた宝石」長年に渡ってエレガントなスタイルを貫くドメーヌ ニュイ・サン・ジョルジュを本拠とし、ヴォーヌロマネに多くの畑を所有 ジャン・マルク・ミヨは比較的新しいドメーヌであり、瓶詰めを開始したのは1992年。 現在はジャン・マルクから栽培・醸造を引き継いだ娘のアリクスが2014年から参加し、二代目としてドメーヌの指揮を執っている。 ワイナリー自体はニュイ・サン・ジョルジュにあるものの、畑のほとんどはヴォーヌ・ロマネとヴージョの間に広がり、グラン・エシェゾー、エシェゾー、クロ・ヴージョにヴォーヌ・ロマネ1erスショなど珠玉のラインナップを所有する。 こうした素晴らしい畑の数々はジャン・マルクの妻クリスティーヌの家系であるフラジェ・エシェゾーのグルー家(Gouroux)からきており、1982年の結婚を機に畑を受け継いだ。 その中でも特に有名なのがグラン・エシェゾーで、DRCの区画の真隣に位置し、世界中のブルゴーニュ愛好家の垂涎の的となっている。 実はこの畑は1990年半ばまでモンジャール・ミュニュレにフェルマージュしており、契約終了後の1997年に初めてドメーヌ名義でリリースした。 フィネス溢れるスタイル故に、過去には見過ごされてきた「隠れた宝石」 「テロワール由来の果実味と透明感のあるワイン」というフィロソフィーのもと、栽培は全て手作業で行い多くの時間を畑に費やす。 最高の果実を収穫するために収量も低く抑えACブルゴーニュであっても平均30〜35hl/ha、最大でも38hl/ha前後という徹底ぶり。 セラーでも極力手を加えないワインメイキングが行われ、選果した後に全て除梗し5〜6日間の低温浸漬。ピジャージュはめったに行わず、ルモンタージュがメイン。 新樽率を抑えた軽い焼き目の樽で寝かせ、熟成中の澱引きはしない。その後無清澄、無ろ過で瓶詰めされる。 こうして生まれるジャン・マルク・ミヨのワインは、果実の持つ純粋なみずみずしさ、気品あふれるエレガンス、香り高くしなやかなで透き通った味わいが特徴。 ピノ・ノワールの魅力の全てが詰まっているといっても過言ではない。 このフィネス溢れるスタイルを貫いてきた彼らのワインは、以前からイギリスのバイヤーや愛好家たちから注目されていたが、アメリカの市場ではそこまで話題になっていなかった。 その理由は時代背景にあり、当時のアメリカでは濃い色調、高アルコール度数、新樽の効いたパワフルないわゆる評論家受けするワインが主流だったからだ。 しかしこのギャップこそが幸運にもジャン・マルク・ミヨのワインを全世界的に有名にさせず、未だに「知られすぎていない隠れた宝石」という位置を築かせているのだ。 エレガンス全盛の時代、まさに時代が求める味わいを生み出す 今や果実味と樽だけの時代は過ぎ去り、どのAOCであっても控えめでエレガントなスタイルを目指す作り手、飲み手が圧倒的に増えてきている。 そんな中で彼らのワインはスタート当初からこのスタイルを貫いてきており、今まさに時代がようやく追い付いてきたと言える。 このドメーヌのワインは数々のブルゴーニュ著名人たちの舌をうならせており、アラン・メドーからは「フィネス、ハーモニーそして全体のバランスを重んじるスタイルに大変深く感心する」、クライヴ・コーツMWからは「このドメーヌは将来のスターになると信じている」と太鼓判を押されている。 特に娘アリクスが参入してからの品質向上が目覚ましくティム・アトキンはTop 25 Red ProducerやTop 25 producer to watchに選出している。 世代交代を経て一段とレベルが上がっていく中で、今後さらなる活躍が期待され、目を離すことができない造り手であることは間違いない。
Information 品名 クロ ド ラ ロッシュ グランクリュ MCMLV ユベール リニエ ワイン名(原語) Clos de la Roche Grand Cru MCMLV Hubert LIGNIER タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 ユベール・リニエの最高峰キュヴェクロ・ド・ラ・ロッシュの最上級ワイン ユベール・リニエと言えば、最上のクロ・ド・ラ・ロッシュを生み出すことで有名ですが、そのリニエが2017年に初リリースしたのが「MCMLV」。これはアンリ・リニエが1955年に植えたリューディ「モン・リュイザン」のブドウを用います。マサル・セレクションによってドメーヌ最上の株を選りすぐっており、収量は少ないものの、出来上がる果実はこの上なく素晴らしいもの。 テクスチャーは素晴らしく、クリマのフレッシュさ、濃縮感、熟れた果実のピュアさ、ビロードのようなタンニン、驚くべき余韻の長さ、少しの塩気、フィニッシュのミネラル感、これら全てが繋がりテロワールを表現しています。 -VINOUS 96-98点 "The 2021 Clos-de-la-Roche Cuve MCMLV Grand Cru, named after the date of plantation in the lieu-dit of Mont Luisants, suffered more millerandage than the regular cuve and therefore shows more concentration and energy. The palate is medium-bodied with fine grain tannins, cohesive, fine depth and quite structured towards the saline finish, white pepper and clove on the aftertaste. This deserves a decade in the cellar. Two barrels produced." -ワインアドヴォケイト 93-95点 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 ユベール・リニエ Hubert LIGNIER 遂に復活したモレの偉大なる造り手 ドメーヌの新時代が幕開けする 100年の歴史と偉大なるユベールの築き上げた名声 100年以上の歴史があるメゾンは1870年代からここモレの村でワインを生んできましたが、現在の高い名声は当主ユベールが一代で築き上げたものです。 1936年生まれの70代になるユベールが生むのは、艶のある濃い目の色調に果実の十分な凝縮感が心地よい樽の風味を纏ったワイン。 果実味に溢れ、飲み応えのあるピノ・ノワールがもてはやされた1980年代半ば以降、一気にブレークし、その評価を確固たるものにしました。 所有する広さは8ヘクタールほどで、ワインはレジオナルからグラン・クリューークロ・ド・ラ・ロシュにシャルム=シャンベルタンの2銘柄ーーまで揃います。 拠を置くモレ=サン=ドニーー全体の半分以上を占めますーーが中心となるものの、お隣のジュヴレ=シャンベルタンとシャンボル=ミュジニーにも区画があります。 樹齢は多くが30年から40年ほどと安定ーーなかにはモレ=サン=ドニのヴィエーユ・ヴィーニュのように1936年、42年、47年、60年という植え付けのワインもあるんですーーしていて、それらの栽培はほとんど有機に近いかたちでおこなわれています。 収量を抑えたぶどうはほぼ100パーセント除梗。 樽は350リットルとピエスの1.5倍ある容量のものを用い、新樽の割合はプルミエ・クリュで8割から10割、グラン・クリュで9割から10割ほど。 白はイノックスでのアルコール発酵、その後樽熟成となるが、4分の1前後の新樽も用いているとのこと。 ドメーヌに降りかかった悲劇からの復活 2004年、不幸にも後継者だった三男ロマンが亡くなって後、非常に残念なことにドメーヌではその死に伴うあれこれが生じていました。 ロマン亡き後、未亡人でアメリカ出身のケレンが、ドメーヌの畑を折半耕作し始めたためユベール・リニエ本人は収穫の3分の1しか受け取れず、買いブドウによるネゴシアン・ビジネスも平行させることで需要に応えるしか手だてがありませんでした。 ですが、この折半耕作の契約も2014年には解消されました。 しかし、現在は長兄のローランも戻り、2005年のミレジム以降、購入ぶどうでつくるワインやオスピス・ド・ニュイでの落札キュヴェ、加えてフィサンやサン=ロマンの白など、それまでになかったワインの生産も開始。 本家ユベール・リニエが本格的に再始動した形となり、愛好家にとっては一安心といったところです。 近年は専門誌でもその評価を急速に戻し、以前のような輝きを取り戻しています。
Information 品名 シャンボール ミュジニー ヴィエーユ ヴィーニュ(ジャー熟成) / フレデリック マニャン ワイン名(原語) Frederic Magnien Chambolle Musigny V.V タイプ 赤ワイン・フルボディ 内容量 750ml 産地 フランス・ブルゴーニュ 品種 ピノ・ノワール 商品説明 標高 250〜350m の 4 つの畑、計 10 区画のアッサンブラージュ。シャルムに隣接する Les Condemennes と Les Babilleres は小石、石灰岩が混じった粘土質で熟した葡萄となり、上部の Derriere le Four と Les Pas de Chat は斜面の石灰質の多い土壌で樹齢 55 年。ミネラルに富んだミランダージュを生む。 備考 気温の高い時期はクール便での配送をお勧めいたします。 フレデリック・マニャン Frederic Magnien 『フレデリック・マニャンは変わった』ベタンヌ・ドゥソーヴ ドメーヌに近いネゴシアン ブルゴーニュの多くの造り手が「フレデリック・マニャン」の成功を羨んでいる。 同時に近年のワインの大きな変化に驚いている。 1代でドメーヌを築き上げたシャブリの重鎮「ジャン・マルク・ブロカール」も「フレデリック」の仕事と情熱を絶賛している。 「フレデリック」は全てのブルゴーニュの畑、区画、そして所有者まで知っている。 毎日、畑に出て自分の足で条件に合った畑を探し出し、所有者と交渉するということを10年以上繰り返してきたから。 彼等は畑の所有者から委託を受け、栽培チームを派遣し畑の管理を全て自分達で行う新しい形のネゴシアン。 書類上はネゴシアンだがドメーヌと変わりない仕事をしている。 『栽培責任者はルロワにビオディナミを導入した人で30年以上ルロワの栽培を指揮してきた。より繊細で果実のピュアな部分を重視したワインに進化していきたい』 ネゴシアンとして土壌を表現するためには従来の葡萄買いや樽買いでは不可能。 栽培から関わり、理想の葡萄を育て、理想のタイミングで収穫することができなければ理想のワインはできないのだ。 ヴィラージュ・ワインが進化 土壌の表現に拘る「フレデリック」。 100年前に決められたAOCには納得していないようで、その枠に収まらない取組も始めた。 鉄の多い畑から造ったワインに「クール・ド・フェール(鉄)」。 石の多い畑を合わせたワインに「クール・ド・ロッシュ(石)」。 そして、粘土の強い畑のワインには「クール・ダルジール(粘土)」と表記したのだ。 D.R.Cよりルロワ 10年以上前から有機栽培を取り入れ、太陰有機法 に従った栽培や醸造を行ってきた。 最近の「フレデリック」はより自然で人為的介入を少なくする方向に向かっている。 『D.R.C よりルロワが好きだ。1点の汚れもない完璧に整理整頓されたワインよりも、欠点があっても伸びやかで定規で測れないワインが好き』 ワイン造りは造り手の趣向やトレンドを極力排除した自然な形でありたい。 醸造はグラン・クリュもACブルゴーニュも基本的に変わらない。 ジャー(アンフォラ)熟成 ここ数年で「フレデリック」の評価は一気に高まっている。 2000年代前半まではワインに悩みが現れていたように思う。 通過点だったのかもしれない。 『ジャー(アンフォラ)での熟成も開始。スペイン製の薄い素焼きの甕での熟成により、水分が少し蒸発し、若干凝縮する』 内側を蜜蝋で焼き固めていないジャーを使用。 香成分や水に溶ける成分は何も無いのでバリックのようにタンニンや香をワインに与えない。 2012年版ベタンヌ・ドゥソーヴではネゴシアンとして最高評価のBDマーク4つを獲得し一流のドメーヌ以上の評価を獲得した。 ベタンヌのコメントが印象的で的確だった。 『フレデリック・マニャンは変わった。他のネゴシアンと区別しなくてはいけない。難しい年だった2008をとても上品に仕上げ、それが本物だということを2009年で証明した。今後も楽しみだ』